shinuma de cinema (映画ネタバレの部屋)

こちらは、shinuma de cinema の映画のネタバレができるお部屋です。
大好きな映画を語りましょう~♪

●ザ・インタープリター/ニコール超~キレイ

2005-06-19 | さしすせそ


ザ・インタープリター

3人の男たちを乗せた車、アフリカ、マトボ共和国。錆びれたサッカー場に降り立った2人、カメラマンらしき男は車に残された、無邪気なはずの少年たちは死体置き場に2人を連れて行き、そののち2人を打ち殺す。カメラマンの男は逃げることしかできなかった。

ニューヨーク、国連本部。シルヴィア・ブルーム(ニコール・キッドマン)はマトボ生まれで、その土地のクー語を話すことができる国連通訳だった。会議の終了後に忘れ物を取に、通訳ブースへもどったシルヴィアだったがマトボ共和国の大統領ズワー二の暗殺計画を聞いてしまう。元首の暗殺計画と聞いて乗り込んできたシークレット・サービスのトビン・ケラー(ショーン・ペン)は、シルヴィアの話しの中のうそをかぎとってしまう、彼女は何を隠しているのか、本当に暗殺計画はあるのか事件は混迷をきわめていく。

この映画結局2回見ました、2回見ると1回見た時よりより映画がわかってよかったです。一番の見どころは物語もありますが、ニコール・キッドマンの美しさですこの映画の中のニコール・キッドマンは輝くほどきれいだと思いました、ストレートの金髪、グレーぽい青い瞳、薄化粧のせいなのか、何でもないファッションが、ゴムでひとつにしばるだけでもきれいに見えてしまいました。ショーン・ペンは人生に打のめされた中年男性をしぶく演じています。同僚のケラー役キャサリン・キーナーもなかなかいいです。淡々とした映画ですが息を飲むような緊張感のあるシーンが何ケ所かありました、硬質ですがいい映画です。社会派がお好きな方の方がより面白く見れるかもしれないです。

監督は「ザ・ファーム/法律事務所」「シャンプー台のむこうに」のシドニー・ポラック
出演は「ムーラン・ルージュ」「めぐりあう時間たち」のニコール・キッドマン
「ミスティック・リバー」「21グラム」ショーン・ペン、
アカデミー主演女優賞・アカデミー主演男優賞をとった名優です。

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●ここからネタバレです

ニコール・キッドマンとショーン・ペン2人の演技はすばらしかったです。ケラー役キャサリン・キーナーも出番は少ないんですがいいです。ストリッパーのシーンは笑った。始めて撮影を許された国連の内部も重厚な感じがしました。
一番心に残ったシーンは、「バスのシーン」と、「最後の国連での対決のシーン」です。
バスのシーンは「三竦み(さん‐すくみ)」 じゃないんですけど、3人が同じところに居合わせてしまった緊張感が何かがおこるという緊張感でピリピリしてきました、このシーンの作り方はうまいですね。シルヴィア・ブルーム(ニコール・キッドマン)は勇敢で行動力のある女性だなーーと思えました。クマン・クマンに対して一歩も引いていません、この映画の中ではむしろ男性の方が弱く繊細に見えました。

【三竦み(さん‐すくみ)】
《「関尹子」三極から》蛇はなめくじをおそれ、なめくじは蛙(かえる)をおそれ、蛙は蛇をおそれること。
転じて、三者が互いに牽制し合って、それぞれが自由に動けない状態。

最後のシーンはかつては皆に信頼され敬われたマトボ共和図の大統領ズワー二が自分の力を行使するために、人々を裏切ったとことがよくわかる様子が描かれていました、橋の上で大統領は始めての国連の演説の時に(20数年前に)この橋を渡ったと語り、その時の華やかな人々の歓迎の様子を話します。でも20数年後の今の車の外に広がるのは、罵りと非難の叫び声でした、自分の権力の為に多くの人を苦しめ殺してきた結果です。シルヴィアの家族は、大統領ズワー二がが仕掛けた地雷の犠牲になり、兄は、ズワー二の保身の為の犠牲になりました。シルヴィアはズワー二の前でいいます、あなたを信頼していたと、国連の演説の時に(20数年前に)家族で尊敬の念を持って見ていたとーーシルヴィアは、ズワー二の本を暗記するほど読んでいました。(たぶん家族も読んでいたんでしょう)

ズワー二に銃を向けながら、シルヴィアがズワー二の本を読ませるシーンがとても心に残りました、本に描かれていたズワー二は理想に燃え、民衆を心から愛する人だったはずです、でも権力を持つことによって変わってしまいました。シルヴィアを通して彼に裏切られた人々の悲しみや怒りが見えるようでした。

トビン・ケラー(ショーン・ペン)のシルヴィアの諌めるシーンも好きです。9.11以降、軍事力を使って自分達の正義をとうそうとしてきたアメリカで、やっぱりこういう考え方の人たちが多くいるんだと映画を見て感じました、シルヴィアは言葉によって戦争を無くしたいと思ったけれど兄の死によって銃によって解決しようとします、でもトビンは愛を感じているシルヴィアに、復讐では何も解決しないと叫びます、銃を捨て未来を考えようと。

最後に死のリストを淡々と読み上げるニコールの声がとても悲しいですーー。

ズワー二が飛行場に降り立ってからラストまでの映像や展開とか緊張感とかとってもよかったです
久しぶりに本格的な社会派を見た気分でしたーー。

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○サハラ 死の砂漠を脱出せよ/船は砂漠を走れるのか

2005-06-19 | さしすせそ
サハラ 死の砂漠を脱出せよ

南北戦争時に莫大な財室がアフリカに眠る。その謎に挑むダーク・ピット(マシュ一 マコノヒー)は、ナイジェリアとマリ共和国の国境付近で発見された金貨をたどりマリ共和国へと向かう。同じ時に、WHO(世界保健機関)のエヴァ・ロハス博士(ペネロペ・クルス)は奇妙な疫病を追ってダーク・ピットにむりやり同行するが・・・その裏には国家レベルの秘密が隠されていて・・・。

出演者に魅力を感じなかったのが一番の要因、そしてストーリーが思ったよりまったりしていました。ギャグもあるし悪くはないんですが、そんに特別には面白いと思えませんでした、普通に面白いと思った映画です。その中でもピットの相棒のアル(スティーブ・ザーン)とのやりとりや、逃げるための行動はなかなか面白かったです。

監督はブレック・アイズナー
「10日間で男を上手にフル方法」のマシュー・マコノヒー
「バニラ・スカイ」のペネロペ・クルス
「チャーリーと14人のキッズ」のスティーヴ・ザーン
などです。

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●ここからネタバレです

前半のテンポがあまりよくない感じで、映画の中に入り込むのに時間がかかりました。船を爆発して逃げ出すエピソードとか、携帯でのボスとかのやりとりとかは好きでした。アドベンチャーってことなんですが、アドベンチャーとしては中途半端です。エピソードのひとつひとつは面白いし、それなりに満足できる映画にはなっているんですが、ハッとさせるような場面とか印象に残るものがないような気がしました。もっと面白くなったような気がするのでちょっと残念です。

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○キングダム・オブ・ヘブン/エルサレムの十字軍

2005-06-08 | かきくけこ
キングダム・オブ・ヘブン

鍛冶屋のバリアン(オーランド・ブルーム)の妻は子供の死に耐えかねて自殺する。騎士ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)は、その昔愛した女性が生んだ自分の息子バリアンを探しだし、一緒にエルサレム行かないかと話をする。バリアンは一端はことわるがあることをきっけに父親とともにエルサレムへ行くことをきめた、その途中でバリアンを追ってきた男たちに父ゴッドフリーは傷を負わされてしまう・・。バリアンは父の意志を次ぎエルサレムの王に使えることをきめるが・・。

最初の、騎士ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)たちと、バリアンを追ってきた兵士たちとの戦いがスゴイです、リーアム・ニーソンは存在感のある役者さんでしたーー。
バリアン(オーランド・ブルーム)は最初パイレーツ・オブ・カリビアンかぶりますーーちょっと笑いました~。脇を固める役者さんの存在感のあることーー、ライ病で仮面をかぶったエルサレム王がトルコの王と戦場で話し合をするシーンとかも圧巻です。
映画の雰囲気や映像の美しさ、出演者などもいいですーー中だるみとかあるし、ちょっと淡々としすぎてますがーー私は案外すきでしたーー。

バリアン(オーランド・ブルーム)の人物設定に無理があります。それとこれだけのスケールの映画を背負って立つオーラを私はあまり感じなかったです。(これは人それぞれだと思います。)あとラブロマンスはいらなかったかもーー。

監督「ハンニバル」「グラディエーター」リドリー・スコット
主役は「ロード・オブ・ザ・リング」「パイレーツ・オブ・カリビアン」オーランド・ブルーム
エヴァ・グリーン リーアム・ニーソン ジェレミー・アイアンズ他

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雰囲気や映像の美しさはキレイでした。スケールの大きさを感じる華やかな作品です。
井戸を掘るシーンとかも好き・・情緒的で、さわやかな風の音とか聞こえそうでした。
仮面をかぶったエルサレム王もスゴイ存在感ーー戦場に立つ姿は神々しかったです。

お姫さまとの結婚をエルサルムの王に断るシーンは、受ければいいのにーーと思いましたが、ラストの戦いでーー自分の信念を貫く男だからこそ、みんなもついてくるんだって感じで最後の戦いの説得力にはなりました。

オーランド・ブルームも頑張ってましてけどーー私としてはしっくりこなかったです、とくに思ったことは、最後の決戦、エルサレムの城での戦いは監督のメーッセージ(人間に差別はなく、宗教とか、身分とか関係ない)は感じたんですがーーその民衆の軍隊をひきいて戦うバリアン(オーランド・ブルーム)が強すぎかと思いますーー最強の剣士って感じほど剣は使えるし、戦争の指揮もまるで父親ゴッドフリーが乗り移ったんじゃないかと思うほど、戦争のしかたがうまいーーあなた鍛冶屋でしょーーいつ勉強したの???ってツッコミを入れたかったです。

最後もといた街にもどってきて、英国王リチャード(だったと思います)に訪ねられて、誘いを断り父親と同じ言葉をいうシーンも、好きでした。

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●バタフライ・エフェクト/もしも・・

2005-06-02 | はひふへほ


バタフライ・エフェクト

もしも過去が少しだけ変えられるとしたら、あなたは誰のために何をしますか・・・。

映画の題名の、バタフライ・エフェクトとは、「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」=初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出す、という意味のカオス理論の一つ。

エヴァンは「君を迎えに来る」と幼馴染みのケイリー約束した、少年時代の約束をいつしか忘れ2人は別々の道を歩んでいた、
エヴァンはごく普通の少年だった、ただひとつ時折「ブラックアウト(記憶を喪失)」ことをしてしまう意外はーーその記憶喪失は7才のころから頻繁におきていた、母アンドレア(メローラ・ウォルターズ)は息子を心配し精神科医に治療を受けさせた、そして治療の一貫として日記を書くことをつづけるが・・
エヴァンは13歳の時の事件をきっかけにケイリーと別れの時を迎える、そのきっかけの事件さえエヴァンはブラックアウトがおこり何も覚えていなかった。
大人になったエヴァンは日記を見つけるーーそれは過去を自分を教え、幼いケイリーを助けるきっかけになるはずだった・・。

何を書いてもネタバレになりそうでーーあまり書くことを控えますがーー
バタフライ・エフェクトの「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」をなかなかうまく考えています。ブラックアウトの原因、そして息をもつかせぬ展開です。この監督どんなことが人間が痛みを感じるかショックを受けるかよくしってますーー見ている間は映画の展開に飲まれ何も考えられなくなりました。

映画がお好きで、痛いのが大丈夫なら、一度は見てもいい映画だとは思います。

監督は、「デッドコースター」のエリック・ブレス 、J・マッキー・グルーバー
「ジャスト・マリッジ」のアシュトン・カッチャー
エイミー・スマート、ウィリアム・リー・スコット他

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●ここからネタバレです


映画を見る間や、見たあとはしばらくショックで、心臓が苦しいぐらいでした、この2人の監督さん、人間が痛いところ、嫌悪感を抱くことをよくしっていますーー。そしてそれにタイムスリップと愛を加えることによって面白い映画になっていました。着想がいいですね。
映画的には、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「オーロラの彼方に」「ラン・ローラ・ラン」とかの流れだなと思いました。バタフライ・エフェクトはかなりダークでしたけど・・。

何度もくりかえされる運命が思いもかけない方向になり、登場人物の性格も次から次へと変わります。主人公のエヴァンの性格や人生もエヴァンがその時にもどって来るまでとは、違っているように見えました。(育っていく環境、トラウマにより)

エヴァンは、性格いい男なんですが、自己犠牲の精神だってもっているし・・オフロの自殺シーンは泣けました。ただ、考えがたりないのか、冷静さがないのかーー失敗ばかりです。なんかみずから負のスパイラルに巻き込まれている感じもします、そしてまわりも負のスパイラルに巻き込みます。

爆発寸前のポストに無造作に近付いたり、狭い地下室でダイナマイトに火をつけたり、他の行動もうまくやろうとすればするほど、はまってく人だなーーと思いました。
父親の心配も適中してます、(妻の人生が変わる→途中でお母さん肺ガンになりました)

タイムスリップする前によく計画を練ってノートで行く場所をきめて行動すれば物事が少しはプラスに動くのではないか、失敗したら、失敗したところで何度もやってみるとか、もちろん余裕のない時もありますが・・。物語りの展開上そういう行動をする脚本になっている、そう行動してもらわないと不幸にならないわけで、でもその行動がエヴァンが考えがたりない、冷静さがないとみえてきました。

展開が早いので、映画を見ている時はそのことに気付きませんが、あとでツッコミどころとして見えてきます。(強引に不幸にしている)でもまあツッコミだすとキリがないので、私は目をつぶりました。

最後の選択、会わない方がいいんだって選択は、悲しいけどーー一番よかったと思います。「ディレクターズ・カット版」(があるそうです)のオチは究極の選択ですが、一番最良な道かもしれないです。(すべてのことはエヴァンの能力と失敗から出ているから、エヴァンが償うべきかも)でも私はそんな悲しいオチみたくないよ~~。(T_T)

ラストでエヴァンは電話をしています、私は彼女かなーーと思いました。(違うかもです)私は2人が出会わなくっても2人はそれぞれの人生を新たにあゆめるんだ、だからせつないけどハッピーエンドだと思いました。

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