コリアンジャパニーズ

韓国系日本人のひとりごと

韓国に生まれなくてよかった

2017-06-07 08:21:44 | 韓国は近代国家か?
「韓国人に生まれなくてよかった」という本が出たけれど、生まれてしまった私としては複雑である。とはいえ、中身は、バカなサヨクが言ってるようなヘイト本ではなく、といっても韓国擁護の本でもなく事実を淡々と描いたものである(筆者の本は最初は空想的擁護論が多かったが、次第に事実重視になっている)。
タイトルだが、「人」をはずして「韓国に生まれなくてよかった」なら100%共感できる。それは私が日々思っていることだからだ。あの国で生まれて育ったとしたら、私もまともに育っただろうか? 特に日本との関係において。まず基本的事実を知らずに生きなければならない。社会全体が事実を抹殺して、政府主導の「あるべき歴史」しかなかったとしたら、それを突破して、客観的事実を知ることなど、市井の人間には無理だろう。立派な反日戦士として育ち、死んでいったに違いない。哀れな人生だ。
それにしてもこの本をヘイト本だと決めつけるバカが多くて困る。まず、読まずに批判する人間が多いこと。百田氏の講演会中止と同じ脈絡だが、講演前に「講演会は差別を助長する」って、おい、話す前に、なんで内容がわかるんだ? 講演会後に批判するなら意味が分かるが、前に批判して中止させるなど、本当にひどい。言語空間がゆがめられているという現実に、マスコミ各社の批判もない。刑事事件になるべき脅迫としか思えないのだが。

いま、私は日本人となっているのだが、私が韓国を批判するのもヘイトなのだろうか。
沖縄問題では、当事者の我那覇真子さんが「沖縄に関係ない人が【沖縄差別】と言ってるが、沖縄人の私には差別など感じない」と主張している。同じように、元韓国人の私が読んでも、共感こそすれ、ヘイトだとはまったく思えない本である。

それにしても、最近のサヨク連中は、活動が常軌を逸している。いわばリミッターが外れてしまっている。その理由を考えるに、安倍総理の成功がある。民主党時代に比べ経済は力を増し、対米外交で成果を上げ、韓国のいちゃもんをスルーし、憲法改正も現実味を帯びてきた。なにより選挙で負けてない。サヨクは、法案提出などの正攻法をまったく使えず、裏側での「レッテル張り」「ウソ」「揚げ足取り」という情けない対抗策しかつけない。さらに禁じ手にまで手をかけている(※皇室関係含む)。しかし、どんなウソキャンペーンも、国民の賛同は得られない。だから焦る。さらに禁じ手を磨くという悪循環になっている。
野党党首に求められるのは、まずウソをやめることだ。そのウソの最大のものは、憲法9条があるから日本の平和が守られる、というもの。このウソを捨てれば、野党にも無限の未来がある。安倍政権は100%の政権ではない。というより、けっこう無理筋な部分もあって、移民政策やグローバル経済などのやばい点もあるのに、野党が9条で思考停止しているから、そこをつつけない。日本の安全保障という、争点にしてはいけない部分ではなく、争点にすべき部分を選べれば、野党にも未来はあるのだが、R4には理解できないだろう。


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