信州の感染症的な生活

信州を感染症から守りたい.
長野県のローカル情報を充実していこうと思います.

インフルエンザは環境中にどれくらい生存するか?

2009-09-01 | 新型インフルエンザ
アウトブレイクの相談で呼ばれるとこれ以上付け足しようのないほどの十分な対策がされています.
逆に気になるのが必要ない対策が含まれていることです.
結果,感染対策をプラスすることよりマイナスすることがよくあります.
アウトブレイク中は押せ押せの感染対策で何でもいいから,「できること何でもやろう」モードになっていますが,大事なことを忘れて,大事でないことに労を割いていたりするので,長い目で見ると逆効果になることもあります.

ある小学校の保健の先生から相談を受けました.
生徒が帰宅した後,先生方で一生懸命生徒が触れたであろう場所を消毒しているそうです.
インフルエンザの感染性は環境面では2-8時間程度ですので,放っておいても朝には感染性がありません.
少しでも先生達の負荷を減らして頂きたいと思いシェアさせていただきました.

以下,CDCより
Contamination & Cleaning
How long can influenza virus remain viable on objects (such as books and doorknobs)?
Studies have shown that influenza virus can survive on environmental surfaces and can infect a person for 2 to 8 hours after being deposited on the surface.(http://www.cdc.gov/h1n1flu/qa.htm


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