goo blog サービス終了のお知らせ 

西荻日記 再び

やっぱテキトーです

『美藝公』

2009-05-09 | 
『美藝公』
筒井康隆 文春文庫


表紙は横尾忠則ですか。単行本は挿絵もあるそうで。

作中では、現実の情報経済立国としての日本が
想像の世界として描かれとるわけで。


筒井康隆って映画がお好きなんだなー。
『不良少年の映画史』、楽しみだ。

『時をかける少女』

2009-04-10 | 
『時をかける少女』
筒井康隆 角川文庫

時をかける少女
悪夢の真相
果てしなき多元宇宙

すごい表紙ですな~と思いつつ。
ジュブナイル、って感じで「時をかける少女」はけっこう爽やか。
「果てしなき多元宇宙」はパラレルワールドの話。
やさしいSFお話集的本であった。

アニメ版の「時をかける少女」見よっと。

『サロメ』

2009-04-08 | 
『サロメ』
ワイルド(福田恒存 訳) 岩波文庫


聖書のほうはあまり詳しくないんですけれども。
ワイルドの世界、堪能しました。

ビアズレーの挿絵がまた妖艶で。

『ユニヴァーサル野球協会』

2009-04-07 | 
『ユニヴァーサル野球協会』
ロバート クーヴァー(越川芳明 訳) 新潮文庫


スポーツにはまったく疎い私でありまして。
それでもWBCの試合はけっこう見ましたー。
おもしろかったー。
で、WBC終わったところで「今なら読めるかもしれない」と思い、
以前挫折した『ユニヴァーサル野球協会』に再チャレンジ。

主人公の頭の中で繰り広げられる架空の野球リーグの話でありまして、
小説としてかなりよくできたいい作品だと思うのですが
やっぱり私の場合、野球に対するあまりの疎さが
読み進む上で障害になり、いまいち味わいきれず。
野球お好きな方とか、そんなに疎くない方にはおすすめなのかも。


『バトルランナー』

2009-03-25 | 
『バトルランナー』
スティーヴン キング(酒井昭伸 訳) サンケイ文庫


もしあの映画を見る前に原作読んでたら
映画見ながら悶死してたかもしれんな。
アイディアだけを使って、設定や展開は
原作と大幅に異なる映画っていっぱいあるけれど
やっぱ80年代の作品はパワーが違うな。

本人も『死のロングウォーク』と本作を比較してるけど
哀しみや憤りを抱えて一気に駆け抜ける、疾走感のある作品であった。

『スキャナー・ダークリー』

2009-03-19 | 
『スキャナー・ダークリー』
フィリップ・K. ディック(浅倉久志 訳) ハヤカワ文庫SF


映画化にあわせて出された新訳。

ディック後期の傑作ですか。納得。

前に映画を見たときは、あまりに起伏がなさすぎて
物足りないような気がしていたけれど
あの映画は、原作のこのけだるいやるせなさを
忠実に再現した良作だったかもしれない、と思い
もう1回見ました。
原作読んでから見るべきだったんだな、この映画は。
失礼しました。7点に昇格。

『パプリカ』

2009-03-13 | 
『パプリカ』
筒井康隆 新潮文庫


自宅ではあまり本を読まないのでありますが
おもしろくなってきたので寝る前に読んでたら
それっぽい夢を見てうなされるというベタな反応をしてしまった私です。

『諸國畸人傳』

2009-03-07 | 
『諸國畸人傳』
石川淳 中公文庫

小林如泥
算所の熊九郎
駿府の安鶴
都々逸坊扇歌
細谷風翁
井月
鈴木牧之
阿波のデコ忠
武田石翁
坂口五峰


石川淳の文体、いい。
『普賢』いくか。