今朝、いつもより犬ご飯を準備するのが遅かった。
40分ほど遅かった。
それが許せないワンコが我が家にいた。
それはこのおかた。
最近、不満があるとわざとトイレをはずすのだ。確信犯である為、私が”あっ!”と声を出した途端に逃げ隠れ、頭を下げて丸くなっている。
ほんとに困ったちゃんです。
そんなにきっちりと時間は守れないのよ、分かってちょうだいな。
3匹が寝ている間、”小腹がすいたなぁ”とバナナをそっと食べていた。
さすが、どんなにのほほ~んとしていても嗅覚は犬ですね。さささっとやってきてこうしておねだりです。
こんな感じで、彼らと日々暮らしている。可愛いなぁ、幸せだなぁと思う。
私達が住んでいる市内の保健所にフレブルの女の子が里親募集されていた。6才のパイドさん。
フレブルは人気犬種でなので結構里親希望が多い。だから私もすぐにはレスキューとしては動かないことが多いけれど、期限が迫ってきているのになかなか画像が消えないことが引っかかり問い合わせてみた。
飼育放棄の子らしい。2組ほど希望者があるとのことで私は様子見することとなった。
が、やっぱり気になるし、もしものことがあるので今日会いに行ってきた。
可愛い子。本当に可愛い子。おびえながら私にそっと近づいてきた。ずっとお顔をなで続けた。うっとりとした顔をする。チャッピーと一緒だ。
爪は伸び放題、両足に大きな傷が出来ており、正直かなり痛々しい。保健所の人が言うには、ずっとゲージの中にいたから自分で傷つけてひどくなって治らなくなったのではないかと・・・。
この状態を見るとブリーダーのところにでもいたのかと思い聞いてみたら、個人で飼われていたそうだ。どうやったらここまでひどく出来るのだ?私には理解出来ない状態。あまりにもせつない・・・泣きそうだ・・・どうしよう・・・
保健所に来た時は散歩をしたことがない、だから最初、外に連れ出しても歩くことを拒否、彼女にとってゲージの中が一番落ち着く場所で一目散に犬舎の中に入ってしまっていたそうだ。
フレブルらしい弾けた感じも全くない。
”連れて帰って何とかしてあげたいんですけど・・・”ついそう言ってしまった。ただ、幸いなことに地元のレスキュー団体さんが引き取ってくれそうだということで、このままいけば私の出番はなさそうだ。
狭い犬舎の中に戻された彼女。結局私は何もしてあげられなかった・・・ごめんね、ごめんねと心の中で言い続けた。
家に戻り、あすかを抱きしめ、ナムルを抱きしめ、チャッピーをぎゅっと抱きしめた。
愛しい子。愛さずにはいられない子。
実は今回、そのフレブルさんに対して保健所に問い合わせる勇気がなかなか出なかった。普段だとすぐに電話するのに、色々考えてしまってギリギリまでその勇気が出なかった。
昨日、そんな私の背中を押してくれた友達。ありがとう。あなたの言葉がなかったら私はまた春と同じ後悔をするところでした。
パイドのフレブルちゃん!今度は沢山愛してくれる人に出会うんだよ!もっともっと幸せになってね!!
今日は沢山チャッピーさんを抱きしめたので、彼女有頂天!!ナムルさんジェラスィ~!!
そしてあすかさんもなぜかハイテンション!!
可愛いこどもたちです