新上参上

新上博巳のオフィシャルブログ

読破!

2006年06月27日 17時40分12秒 | Weblog
頼まれていた脚本の原作の小説をやっと読み終えた。
かれこれ約二十日かけ一冊を読み終わったのだ。多分人生ではじめて一冊の小説を最後まで読みきったと思う。これは僕の中では、はじめてのお使いに匹敵するぐらい凄い事だ。
集中力もない上、活字と言うのはクロロホルム以上の睡眠効果を僕にあたえるのだ。今となっては、三行の文章があれば、ノンレム睡眠までもっていける自信もある。
そういった様々な困難にも負けず、僕は読破したのだ。
知っての通り、僕は漢字に弱い。はじめのうちは辞書を片手に読んでいたのだが、あまりにも難しく読めない漢字が多すぎて小説より辞書を読んでる時間の方がはるかに長かった。このままでは、小説の前に辞書を読破してしまうと危機感を感じた僕は読めない漢字を自分なりの解釈、時に見なかった事にして、無視しながら読む事にしたのだ。この方法は思いのほか成果を上げ、かなりのスピードアップとなった。話しの流れが止まらないし、何より、黙読ならばスラスラ読めるので、頭がよくなった気がするのだ(音読はダメです。そもそも読めないのだから、新しい読み方を生み出すのに時間をようしてしまう)。

しかし、である。
今、読み終わって思う事がある。時代物の小説のため、かなり難解な漢字が多数出て来たわけだが、それを無視して本当に話しが理解出来ているのだろうか?もしかしたら、勝ってに解釈した漢字によって僕に中で違う話になっているのではなかろうか?(今の所、僕の中では冒険活劇になっている)
不安になったので後輩の劇団員の一人に面白い小説があるから読んでみろっと小説を渡し、読み終わったら事細かく感想を聞かせるよう、ここぞとばかりに先輩の立場を使ってみた。
僕 「で、何日あったら読める?」との質問に、
後輩「ん・・・明日はちょっと忙しいんで。明後日には読み終わるとおもいます」
僕 「・・・」