錯覚に陥らない知恵

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たとえば、話をするときは、
相手が「聞いてくれない」ことを前提に考えましょう。

そうすれば、知恵も工夫も出てくるし、
あらゆる点で錯覚に陥らないですみます。

面白くない話を長々とする人は、
聞いてくれていると錯覚しているのです。

そのような人は、
本当に話を開いてもらえるように工夫をするチャンスを失います。

また、自分自身も成長できません。

そして、
最終的には自信を失っていくのです。

最悪を考えて物事に対処するのが私のやり方ですが、
これも同じ発想です。

「わかったつもり」にならないことが
錯覚に陥らないコツなのです。


佐藤康行


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