相手に変わって欲しいとき

夫を、妻を、
変えようとしないことです。

相手に変わって欲しいと思ったら、
まず自分が変わることが先決です。

「主人に変わってもらいたいのです」。
こう相談しに来た女性に私は言いました。

「あなたが私のところへ来たのですから、
あなたが先に変わられてはいかがですか」。

彼女の言い分は「自分には問題がない。だが夫には性格の問題がある」
と言うのです。

でも、改める余地のない完全な人聞などいません。
彼女だって変わる余地はあるはずです。

だから私はそう言ったのです。

すると彼女は、
「もし主人が優しくなったら、私だって変わります」と答えたのです。

語るに落ちるとはこのことです。

「 ・・・でしょう。だったら同じじゃないですか。
あなたが変わればご主人も変わるのですよ。

相手を変えるには大変な労力がいります。
相手にプレッシャーがかかるからです。

しかも成功するか五分五分ですよ。
自分が変わるのは簡単です。相手も確実に変わりますよ」

相手を変えるには、自分が先に変わる。
こちらは成功確率1OO パーセントです。

配偶者選択の落とし穴

恋愛関係では、相手が好きでいてくれるのと、
自分が好きなことを混同しないことです。

とくに結婚を考えている相手のような場合は、
この点について熟慮が必要になってきます。

「君が好きだ」と言われると、
好きでなかった相手でも、、だんだん好きになるという傾向があります。

そのこと自体は悪くありませんが、
結婚のように人生の重大決断をするときは、
もう少し慎重に行動する必要があります。

心の奥底でそれほど好きでないのに、
好きだと思い込んで結婚してしまい、
後で後悔することになるかもしれないからです。

とくに女性は好きだ好きだと言われているうちに、
一種の暗示にかけられしてしまう。

暗示から醒めたとき、「こんなはずじゃなかった」
と言うことになってしまいます。

そんな過ちを犯さないためには、相手と一度聞をおいて、
自分の本当の気持ちを冷静に自分自身に聞いてみる必要があります。

真剣に聞けば、
自分の内心から必ず声が聞こえてきます。

それは真我からの声なのです。