熊大で稽古。基礎練…意識バランス・エチュードなど。エチュードって自分の発想力が勝負だと思ってたんですけど、それと別の、自分に足りない意識があることに気づきました…周りの意志を感受する意識と、それに応えようと思う意識ですね。エチュードだけの問題ならいいのですが、この欠点が本番の演技でも現れるかもしれないから気が抜けないところです。いつものことですが、エチュードやった後は凹みます。おまけにこの雨です。今日の雨は雪よりむしろ冷たくてかえって寒い。いっそ雪だった方が寒さに潔くなれたことでしょう。体感温度と実際の温度にギャップがあるのが不思議でならないですね。
大分の国東で開催される九州大会を１週間後に控えた南関高校演劇部の稽古を見に行きました。顧問をやってる大学時代のサークルの後輩自ら執筆した脚本での上演。死刑制度・臓器移植・テロなど重いテーマを取り入れた奥深いホンでした。６０分５名のキャストで上手くまとめられています。役者からの視点で言えば、どこまでも役作りを掘り下げられる作品だと思います（注：熊本大会で創作脚本賞を受賞）。皆、僕が考えていたよりずっと深く役作りを考えてるなと思いました。熊本代表だけにスキルは問題ないですね。あとはもっと想像力を駆使して「表現」にまで昇華させられたら九州大会でもいい線行けると思います。今回役者で出演しない生徒さんもいると思いますけど、続けていけばチャンスはまた来ます、僕みたいにね。
ＮＨＫ「人間ドキュメント」で仲代達矢さんが特集されていました。舞台『ドライビング ミス デイジー』の公演初日までのドキュメント。クロサワ映画で見た力強い仲代達矢のイメージはなく、そこに見たのは「老い」と闘う７２歳現役俳優のリアルな姿。台詞を筆書きした半紙が寝室全面に貼り出されていて、それがあまりにもリアルで…壮絶でした。「年齢に応じた役柄を演じればいいではないか」とただ思っていた自分の短絡的な考えを恥じました。伴侶との死別、孤独、体力・記憶力の衰え…歳を重ねれば確実にやってくる幾多の苦難と闘いながら、それでも舞台へ駆り立てる原動力は何なのか…たかが３０年余りの人生しか知らない僕に、分かるわけがありません。
阿蘇九東大で稽古。阿蘇は寒かろうと思ってましたが今日はそれほど寒くなかった。でも最近、職場なんかで風邪が流行りそうな雰囲気ですから油断は禁物です。今日０相参加キャストが勢揃いしました。ワクワクするメンバーです。基礎練の一つとしてバレエのステップなどを習いました。見るのとやるのとは大違いで、かなり足腰を鍛えられました。このあとやってくる筋肉痛がちと怖いところですが…。
日頃、仕事帰りのサラリーマンでもふらっと見れる芝居があればいいなあなんて思ってます。接客業なんかでは、火曜日が定休日てのが多くなりましたが、ぽんプラザホール主催の火曜劇場もそんな社会人のために企画されたのでは？と思ったりしてます。その火曜劇場で今日ｈｏｒａｍｉｒｉダンス研究所を観劇。コンテンポラリーダンスユニットです。初めて拝見したので見方が分からなかったのですが、「表現すること」に主軸を置いていることはよく分かりました。まだ発展途上だと思いますけど、その方向性は決して間違っていないと僕は思います。上手く踊ることや上手く演じるだけでは「表現」に通じないことを再認識。自分に課した命題「言語を用いない論理」のヒントが得られました。
日刊スポーツ読んでたら、キョンキョンが特集されてました。アイドルで終わらなかった数少ないアイドル。映画・執筆・舞台・写真展…今でもいろんな分野で活躍してますけど、いつもブームの火付け役ですよね。目利きですよ。舞台といえば竹中直人さんと共演した舞台、劇場の最後列からほとんど見えないのに、芯の通った声が大劇場全体に響いてた。ホント侮れない方だと思う。
思えない気温ですね。今日の稽古は熊大で。いつもより早く仕事が終わっていつもより早く合流。劇団石から客演さん今日初参加。以前から知ってた方ですけどちゃんと話すのは初めて。面識はあるのに話したことのない役者さんが結構多いです。こういう機会は大事にしなければならんですね。東京でダンサーやってる梢嬢から連絡がありました。年末に行われるイベントの振り付けを作っている模様です。僕自身のバイオリズムと似ていたのでしょうか、話していて何かと共感する部分が多かったです。
