コピーライターを目指す人の日記

言葉と、人と、文章を書くことが、僕はきっと好きです。

あまり読んでほしくない話

2014-11-15 13:59:28 | 日記
2年半前の話。



生まれ育った広島県を離れて、
山口県の小さな広告代理店に就職した。

入社初日にテストがあった。
僕は合格した。
同期の男の子は不合格だった。

その晩、僕の目の前で
その男の子は頭をバリカンで坊主にされた。

10日間の入社研修は
そんなスタートから始まった。
研修中、まともに寝れた日なんか1日もなかった。

研修3日目、
僕以外の同期が「辞めます」と言った。
「辞めさせない」と言われた。




飲み会で裸にされて
局部の写真も撮られた。




3ヶ月後、
会社で先輩社員が倒れた。

先輩はその晩、
鳥取県のパチンコ店の改装に行く仕事があった。

車で何時間もかけて向かい、
夜通しで改装を行ない、
朝からお客さんの入りを見るという仕事だった。


「代わりに行きます」と言った。
僕が行くことになった。
いや、僕“も"行くことになった。

先輩は倒れたにも関わらず、
徹夜で肉体労働をさせられていた。


その時に、辞めようと決めた。



頭がイカれた。

涙が止まらなくなった。

親友に電話し、
当時付き合っていた彼女に電話し、
父ちゃんに電話した。

「すぐ帰ってこい」と言われた。
「ちゃんと辞めて帰る」と言った。

ボロボロに泣きながら、
近くにあったカーブミラーをボコボコに蹴りつけた。




すぐに就職活動を始めた。


どこに行っても、
3ヶ月で辞めた理由を聞かれた。

面接の度に必死に考えた。
必死で答えた。

クズを見る目に慣れた。
不採用通知にも慣れた。


内定をもらえる企業からは、以前と同じ空気を感じた。


光なんかなくて、
出口なんかなかった。

将来がどうなるのか、
まったくわからなくなった。



ホームセンターに就職できた。
とても良い企業だった。
「ただ生きていく」には何の文句もない企業だった。



いつしか、「人の幸せのために生きたい」と思うようになった。

僕ぐらいの経験をしている人なんか、ごまんといる。
その人たちのために、何かできることをしたいと思うようになった。


コピーライターになりたいと思った。
人を応援したいと思った。




ブラック企業の定義なんか人それぞれで、
僕がエラそうに決めつけるつもりはないけれど、
いつかブラック企業の広告を書かなければならなくなった時、
絶対に答えを見つけてやる。
そのぐらいの覚悟は持っていた。
つもりだった。


こんなに辛いと思わなかった。



せめて僕にできること。

この仕事の先の幸せを信じること。
人の幸せを信じること。
人の強さを信じること。

手が震えとる

2014-11-15 00:42:10 | 日記
実はこのブログ、
会社でネタにされて笑われているのだけど、
1日が終わって、
自分の思いを整理する大切な時間だから、
気にせず今までのスタンスで続けていこうと思う。





時々、
本当に時々だけど、
頭がイカれそうになる。



傷つくのが死ぬほど怖い。


傷つけてきたことは忘れるくせに、
傷ついたことばっか思い出して、
傷つくことを恐れる。






人間は
しょうもない競争を
今日も続けている。


幸せは多分、
そこにはない。