異常な暑さ
予想では34度まで上がるらしい。
そして週間天気も暑さが続く予想。
まさにこれ、異常でしょう
9時から草刈りに出て
日陰を中心に草を刈ったが
とても蒸し暑くて息が苦しい。
水分はじゅうぶん摂ってきたのに
このまま続けたら1時間で熱中症になると思った。
ひきあげて風呂に入り
新しい服を着て昼食を済ませた。
洗濯物を干し、アトリエに戻り
エアコンの効いた涼しい空間でアイスを食った。
とても気持ちが良かったが
この'気持ちよさも自然の中では有り得ない環境。
冷蔵庫、洗濯機、エアコンがなければ為し得ない
これもある意味、異常な状態なのだ。
いや、現代社会では普通なことだが
自然と共生して生きてきた、人の何千年
何万年の歴史からすれば異常だということだ。
たった50年前
夏の暑いときは家の風通しが良い場所で
冷たい井戸水で冷やしたスイカを食っていた。
それでも暑い時は寝室の蚊帳の中に居た。
麦わら屋根の家は温まるのが遅く
日中の暑さもまだ家の中までは届かない。
東京に出て、部屋の蒸し暑さに驚いて
エアコンを導入したが
それまではエアコンなんて商業施設に行かなければ
体験できないほど珍しかった。
家の猫はエアコンが嫌いだ。
スイッチを入れて部屋が冷えてくると外に出てしまう。
この涼しさが自然の状態ではないことを察知し
なるべく自然の状態で過ごせるように出て行くのだと思う。
自然に寄り添う事の大切さは
とてもよく解るけれど、このような日に
エアコン無し、洗濯機無し、冷蔵庫無しだったら
たやすく心が折れてしまうだろう。
もっと心身を鍛えて
なるべく自然環境の中で過ごせるようにしていこう。
草刈りの前に
農道からハクビシンが歩いてきて
私を気にすることなく側溝の中へ入っていった。
異常な暑さは動物にも異常行動を取らせる。
側溝の中も涼しくない
もっと涼しい場所を求めて移動を余儀なくされるだろう。
そう思いながら今日の異常な暑さの象徴的な
出来事としてハクビシンを記憶に留めておこう。