小さな花束 2006年03月08日 | Weblog 横浜駅の中央通路は、帰宅を急ぐ人々の波でいつものようにいっぱいだった。 京急の改札口に向かって突進していく。前方、通路中央の柱の前に、白いYシャツ、黒いスーツ姿の外国人の男性が、両方の手を後ろにまわし、仁王立ちのように立っている。20代後半くらいだろうか。短い髪、黒ぶちの細いメガネをかけ、じっと前方(つまり私の方)を見ている。 「なっ、なんなの…?」こういうご時勢なので、想像力のベクトルが、ついつ . . . 本文を読む