春ならではの雪景色

この一週間は気温が10度を上回る日もあるなど、暖かく穏やかな日が続いた支笏湖。
雪解けが進むとともに、『根開き』が見られるようになりました！

根開きは、木の根元の周りだけ雪が早く消えて円形に開ける、北国の春の風物詩。

木々が冬の眠りから目覚めたようにも見え、ちょっとロマンチックですが、
「雪と比べると木の幹は色が濃いので、太陽の熱や光を吸収しやすく温度が上がる」というのが本当のところのようです。

冬では見られない、春限定の美しい「雪景色」を見ることができました！
（小野寺）

フクジュソウ開花宣言！

東京など各地で桜が見頃となっているようですね。
支笏湖では桜は5月中旬～下旬頃とまだまだ先ですが、雪の消えた南斜面でフクジュソウを見つけることができました！


フクジュソウとフキノトウ（アキタブキ）は支笏湖の春のトップランナー。
いち早く春の日差しをたっぷりと受けて気持ちよさそうです！

ビジターセンターでは、新年度もさまざまなイベントを企画しています。
4月は27日（日）、29日（火・祝）に『支笏湖 春さがしウォーク』を開催。
去年のこの時期はエゾエンゴサクやヒメイチゲの花を見ることができました！
詳しくは自然観察会のページをごらんください。

（小野寺）

３月１６日「支笏湖こどもＤａｙ！」報告

さて今年度最後のイベント、「支笏湖こどもＤａｙ！～雪山であそぼうＤａｙ！～」の報告です。
５月から毎月１回、小学生を募って自然体験活動をしていた「支笏湖こどもＤａｙ！」は３月１６日の開催をもって今年度分を終了しました。

今月は「雪山のプチ登山」がテーマ。低学年のほとんどは途中で尻すべりに夢中になってしまいましたが、体力・気力のある低学年と高学年はもうちょっと上まで山登り！皆、息を弾ませながらも一歩一歩しっかりとした足取りで登っていました。そのときの子供たちの顔は真剣そのもので、とても頼もしかったです
頑張って登った山から見下ろした温泉街は子供たちの目にどのように映ったのでしょうか。
登った先でも雪投げをし、ころころ転がり、雪を掘り始め・・・麓ですることと大して変わらない行動をする子供たちでしたが、満面の笑顔でおおはしゃぎ。楽しい時間を過ごしました。


午後は山のふもとで雪遊びツルブランコから雪の上に飛び降りたり、ソリで木々の間を滑り下りたり、木登りにも挑戦したり。「雪のマット」の上で思いっきり遊びました


朝からちらついていた雪も解散間際の１４時ころには青空に・・・。今度は山から下りて湖畔で“ミニヌードル”タイム！小腹を満たした後は、時間いっぱいまで恒例の“ガラス石”拾いをして・・・
常連さんも初参加さんも夢中になってカラフルなガラス石を拾っていました

来年度も５月から「こどもＤａｙ！」が始まります。かあちゃんとゆうちゃん（担当スタッフ）は今からとても楽しみにしています。支笏湖で私たちと一緒に遊ぼう！待ってるよ！

（よしだかあちゃん）

３月９日 支笏湖自然ふれあい行事「スノーシューウォーク」報告

９日に開催した「スノーシューウォーク～最後の冬を楽しもう～」では、冬の森の散歩を存分に楽しむことができました

(スノーシューで斜面を駆け下りる若者)

(尻すべりを楽しむ参加者)

(サルナシのツルで遊ぶ子供たち)

小鳥のさえずりにも負けない楽しげな声が、陽の差す明るい森に響いていました

雪の上での活動を満喫する全６回のスノーシューウォークが
この日を最後に終了しました。

参加してくださった皆さん。本当にありがとうございました

（よしだ）

エゾシカ軍団あらわる！

千歳川で水鳥を観察していると、何やら対岸の斜面で動いているものが…。
よーく目を凝らしてみると、いるわいるわ、あちこちにエゾシカ！

支笏湖はエゾシカの大越冬地になっており、冬のあいだ、札幌など近隣からたくさんのエゾシカがやってきています。

野生動物の姿を見られるのはうれしいのですが、最近はシカがあまりに増えすぎてしまい、植生の変化や斜面崩壊のリスクなどが深刻な問題になっています。
支笏湖でも、先月下旬に特別な許可のもとで学術捕獲が行われました。


さて、こちらは昨日の支笏湖。気温こそ氷点下でしたが、とても穏やかな天気の一日でした。
早春の淡く透きとおった湖が、季節が一巡りしたことを教えてくれているかのようです！

（小野寺）

支笏湖から「ちいさな春」をお届け！

先日、岡山県から届いたときは蕾だった桃の花ですが、
3月3日見頃を迎えました！（桃の節句にぴったり！）

館内が明るい雰囲気に包まれています。
「桃の花のプレゼント、ありがとうございました！」

さてさて、見た目は“真冬”の支笏湖周辺。
でも最近、「春」を感じられるものが発見されるようになりました！


ヤナギの芽吹き！（紋別岳）


フキノトウ！
（美笛の滝近辺～写真は千歳山岳会・為野宜己さんの提供です～）

春はもうそこまで、やって来ています！

（よしだ）

3月も“支笏の森”を楽しもう！スノーシューウォーク開催！

3月2日（日）、スノーシューウォーク５回目を開催しました。
今回のテーマは「最後の冬を楽しもう」です。

さあ、スノーシューを履いて出発

日の光が差し込む森の散歩は、とても気持ちが良かったです。雪も締まっていたので足はほとんど沈まず快適な散歩でした

今日はエゾリスの足跡を発見しました

皆さん興味津々・・・

他には、キタキツネ、エゾシカの足跡、キツツキの食痕、キタコブシの花芽、ツルアジサイとイワガラミのドライフラワー、カエデのタネを見つけることが出来ましたよ

後半は、子供たちはツルブランコ、元気な大人たちは山の中腹までのハイキング。野鳥のさえずりも聞こえてくる中、それぞれが存分に「もうすぐ終わる冬」を楽しみました。

お天気にも恵まれ、心地よい時間を過ごすことが出来てよかったです

３月９日のスノーシューウォークは今季最終回。
あと数名の空きがあります。
残りわずかの冬を楽しみましょうご予約をお待ちしております

(よしだ）