雨期

早朝の屋外は一面雨で濡れていた。
雨雲が一面に覆っていた。
寒くはないが体感温度はどちらかと云うと寒い方に分があると感じた。
前回の勤務より一枚肌着を着けている。
二枚着ていると温もりが全然違ってくる。
ようは暖かい。
一枚姿でエアコンは冷えすぎてしまって翌朝の体調が悪化する。
今朝は何となっている。
やっと雨期の季節になったかな・・・と感じた朝になっていた。
太陽の輝きは全く無し。
空の雨雲が今朝の表情を暗闇にしている。
いつものこの時間はもうとうに明るい朝なのに・・・と鬱陶しいこの上ないない憂鬱な時間を過ごしている。
ただコメ農家はこの時期待っていたかのように一斉に水を貼りちょっとした池のような光景が見られる季節になった。
私としては有難い・・・と云った思いがある。
そこはこれからもコメを主食にしている生きながらえるからです。
コメを作ってくれる農家の方に感謝しなければならないと感じている。
いつも食事の時は米粒一つ残した事ばない。
最後は箸で一つ一つつまんでいる。
入社した当時先輩が昼食で食べる弁当箱の米粒を食べる姿を見て小生も見習っている・・・と云った思い出がある。
コメを食べられなかった思いもそこに私には存在している。
小学校の頃私の周りに座る友達の殆どはコメだけのお弁当を広げて食べていた。
私は麦が少しのいも弁当だった。
コメが全くなかった弁当を広げていた。
そんな思いがいつも田を眺めている。
最近は麦畑を見る事が無くなった。
今小麦が収穫の時期を迎えている。
畑地も少なくなりほとんどが水田に様変わりしている。


見渡すと一面の水水田哉