カメはどこへ行った

 買い込んできたカズオ・イシグロの本も「夜想曲集」で最後。読み終えた。
音楽にまつわる短篇集で、コミカルな話も多い。次いで、スタインベック「怒りの葡萄」を読み始めた。
のっけからのカメさん登場。何が怒りなのか葡萄なのかは、まだわからなくても俄然親しみが湧いてきた。
様々に翻弄されようとも、カメは、いつだってどこかへ行こうとしている。
さすがはノーベル賞作家。抜かりはありませんな。

 恋する豚研究所にて、恋する豚しゃぶを食べてきた。
土日、祝日は混んでいるようなので、平日に行ったが、１１時の開店前には着いていたものの、順番待ち名簿の中でも最後の方になってしまった。
ランチの定番メニューは豚しゃぶを含めて三つあるが、周りの席を見ても、この恋する豚しゃぶが人気のようだった。
何をもって豚が恋しているとするかは置いといて、豚も恋をすると美味しさが増すんだとか。
考えてみれば、恋する豚まで食べてしまうのだから、まったく人間とは罪な生き物ですね。
つまるところ、恋より食い気って訳ね。