Voyage MPD スターターキットを使ってみよう

VOYAGE-MPDを少し手軽に使える方法の紹介

バッテリー電源に変えた。

2011-05-28 10:44:43 | 日記
ALIX-VOYAGEの電源をこれまでのYAMAHA PA-6 からSANYOの音楽用バッテリーKBC-9VCに変えてみました。DC9Vの”eneloop music booster”という商品で、リチウムイオン電池内蔵、グラフィック・イコライザーなどの電源などが本来の使用目的です。

「PCオーディオファン」最新号のVOYAGEの記事中の写真に写っているものと同じ(たぶん)です。上の写真のALIXの隣の白い箱です。この写真を撮ったときには、充電中でしたので赤いランプが点滅しています。

ALIX-VOYAGEの電源は、7Vから20Vのようなので、9Vなら適正と思われます(言うまでもありませんが、電源交換は自己責任)。

気を付けなければいけないのは、出力用DCコードのプラグがセンター・マイナスであることです。
最近のオーディオ機器用ではセンター・プラスのことが多いので逆です。このまま、差し込むとALIXが壊れるかもしれませんので、付属の極性変換コードを使用することが必要です。説明書にはきちんと書いてありますが、(筆者と同じように)説明書を読まない方も少なくないと思いますので、念のためのお知らせです。

箱から出して、充電に3時間程度、ALIXに差し込んでみました。音は、ALIX-VOYAGEの特色を一段と強調するものですが、低域がやわらかくかつ引きしまって聞こえます。女性ボーカルは歌手が表現しようとしている微妙なニュアンスを的確に伝えます。リュートの独奏では指が弦に触れ、次の音が出るまで一瞬、弦が止まる様子までが聞き取れます。
ジャズのライブ録音では、観客の咳がまるで我が家の誰かが別室で咳をしているのかと誤解してしまうほどリアルに聞こえます。ただし録音が悪いものについては、聞くに堪えなくなることすらあります。少し残酷です。

秋月のスイッチングアダプターからPA-6に変えたときも、機器のレベルが一段上昇したように感じたのですが、KBC-9VCでさらに一段の上昇です。いまさらですが、電源の効果は大きいものです。

なお、バッテリー電源なので残量が低下した場合は充電しなければならないのですが、その場合は出力は自動でOFFになります。筆者のALIX-VOYAGEでは電源が切れると、再度電源ONにした場合、データベースをアップデートしなければならないのです(設定を変える必要があるかも知れませんが、やり方がわかりません、VOYAGE-STOREのPunkyさんに質問してみる必要があります)。今までは、PA-6 を使って電源を入れっぱなしにしてあったので問題ではなかったのですが、バッテリーにしてからは、これがちょっと面倒ですが、音の良さはこの不便さを上回っています。

電源がらみの話のついでですが、YAMAHA PA-6は生産中止ですが、代替品として "V6952000"が販売されていました。お知らせまで。
http://www.yamaha.co.jp/product/piano-keyboard/search/as_result.php?s=PSR-540&t=3

iPodをリモコン代わりに使う

2011-05-24 17:37:18 | 日記
iPodをリモコン代わりに使えるということなので、そのためのソフトMPoDをiPodに入れてみました。家族がALIX-VOYAGEを使いたいというので簡単に使える方法として採用しました。iPodには詳しくないというよりもほとんど使ったことがない筆者にとってもインストールは簡単でした。

手元のiPodが無線LANにつながっていましたので、アップルストアにアクセスし、MPoDを取り込んでALIXのIPアドレス"http://192.168.o.o"、Port "6600"、名前"root"、パスワード"voyage"をインプットすれば完了。

iPodを起動すると、最初の画面の右側の方にMPoDのアイコンが出てきてそれをクリックして、画面下方の"song"をクリックすると曲のリストが現れます。曲名をクリックしてスタート。

いちいちパソコンを立ち上げなくともALIX-VOYAGEがスタートしますので、家族に好評です。まるで、リモコンのように使えます。最近のネットワークプレーヤー並みの便利さです。ALIX-VOYAGEは音質・利便性ともに、ネットワークプレーヤーに十分対抗できるのではないでしょうか。

iPhon・iPadにも同じようなソフトがあるそうで、使っている方は少なくないとのことです。

(筆者は、iPodには詳しくないというよりもほとんど使ったことがないので、MPoDは簡単に動きましたが、この項には自信がありません、誤ったところがあったら訂正コメントをよろしく)。


FLACで日本・日本語のCDを取り込む

2011-05-22 11:15:39 | 日記

voyage-mpd上で使い勝手の良いFLAC形式でCDを取り込む場合、dbpowerAMPをお勧めする方が多いのですが、日本語を読まないという問題があるようです。また、日本独自発売のCDの登録も少ないようです(この辺は、筆者の環境のせいだけではないようですが、間違ってたら訂正コメントをお願いします)。

1970年代の日本のフォークソング、歌謡曲CDも取り込みたいのです。
そこで、内容がもっとも豊富で日本語にも対応しているCDデータベース"gracenote"を使っているCDリッピングソフトを探しました。

ありました。"songbird"です。
http://www.altech-ads.com/product/10002441.htmから、ダウンロードできます。日本語化できます。

ただし、筆者の環境ではなぜかFLACでの取り込みができません。XP,VISTA,7ともだめです。もしこの問題がなければ、いいソフトのような気がします。

次に見つけたのが、Media GOです。プレーステーション用です。
http://mediago.sony.com/jpn/download

インストールに結構時間がかかります。難しい操作は必要ないのですが、延々といろいろ取り込まされます。きちんとアップデートされていて、Windows 7 の 64 ビット版まで対応しています。"gracenote"を使っているのでもちろん日本語対応です。

実際に取り込んでみました。取り込みCDドライブはXPノートパソコン内蔵のものです。とりこんだCDは、小柳ルミ子全曲集・ベストセレクション1986年、RUTSUKO HONDA best collection(1987)、西山まりえ バロック・ハープとの出会い(2009)が、FLACの諸データ込みで取り込めました(画像はだめ、これは、筆者の腕の問題?)。

ALIX-VOYAGEで再生してみました、ちゃんと再生できました。諸データも読み込まれています。音は、dbpowerAMPに比べ特に差がないような気がします(取り込みに使ったCDドライブの差もあるかも知れないので、よくわかりません)。まあ、CDの内容によっては、そんなに気にしなくてもいいのかも、それよりデータがきちんと表示されるのが便利で良いと思ってます。ただし、日本製クラシックCDの場合には、もう少し考える必要があるかも。


ALIX直結のハードディスクを入れ替えた。

2011-05-20 09:25:50 | 日記
ALIX-VOYAGEに直結して音源を保管しているハードディスクの交換です。今までは、VOYAGEを使うためにテスト的に乱暴な扱いをするかも知れないということで、壊れても良いような大昔使っていた80Gのものを使用していました。

CDアルバム1枚が、WAV、44.1で600M程度の容量を食います。またハイ・サンプリングものの中にはアルバム1枚分で5G程度のものもありますのですぐハードディスクはすぐ満杯になります。そこで1テラのハードディスクに交換です。テレビ番組保存用の比較的運転音の小さいものを選びました。

フォーマットがNTFSになっていたので、VOYAGE用にFAT32に変更します。VOYAGEでは外付けHDDはFAT32が良いようです(VFATとかいろいろありますが、よくわからないのでこれで行きます、今までもそうしていました、良く調べればもっといい方法があるかも)。

フォーマットの変更には、EASEUS Partition Master Home Editionを使います。使い方は、以下を参照してください。

http://gigazine.net/news/20101118_Easeus_Partition_Manager/

ポイントは、上の図のようにFAT32を選ぶこと、その後に「起動画面左下にある”Operations Pending”というところにこれまで行ってきた操作の履歴が残っていますので”Apply”をクリック」することです。

なお、音源のファイル形式ははすべてFLACにしました。WAVでは"artist"名,"album"名が取り込まれていないので、ひどく不便です。

CDからの取り込みは、dbpowerAMPを使いました。

http://www.gigafree.net/media/encode/dbpowerampmusicconverter.html

ファイルの品質の設定は、ごく最近リリースされたらしい"uncompressed"を使いました。ファイルサイズがほぼWAVなみ、"artist"名,"album"名が表示されます。圧縮されてないので音はいいはずですが、標準のFLACよりわずかに良い程度(意識して聞けば違いがわからないこともない)です。

dbpowerAMPが使っているデータベースは、日本製CD・日本語CDへの対応が弱いようで、手元にあるCDのうち登録されてないものが結構あります。"uncompressed"が使いたかったので、dbpowerAMPを使いましたが、日本への対応の良いものがあったらそちらのほうが良いかも知れません。



 





UDIF7を作ってみました。

2011-05-19 15:05:23 | 日記
ALIX-VOYAGEに接続するDDCとして、まずはONKYO ND-S1を使用しましたが、レベルアップを目指して、フェーズテックのUDIF7に挑戦しました。
とは言っても、フェーズテックに基盤を注文し、買ってきたケースに入れて、ケーブルを繋ぐだけです。

多少難しいのは、ケース(1000円、秋葉原のマルツで買いました)への穴あけ。ケースのアルミ板にポンチというもの(200円)で目印をつけて、電気ドリルで穴を開けます。ケースをしっかりと作業台などに固定しないと、ケースが動き回って危険です。

また、ケースの前板(これがアルミ製のほうが音が良いらしいですが、加工が難しそうなので、プラスチック製にしました)に、ケーブルを差し込むための穴を開けました。結構大きな穴が必要なので、電気ドリルの先にステップドリル(1500円、結構お高いです)というものをつけて、グリグリ回転させて大きな穴にします。その後、USBの入り口は四角にしなければいけないのですが、うまくできませんでした。音には関係ないな、ということで、不恰好なままです。

なお、ケースのサイズは、写真よりも小さなものでいいのですが、小さいとそれだけ正確に加工しなければならないので、不必要に大きなものを使いました。

電源は、メーカー推奨の乾電池4個(電池ボックス入り)です。

穴あけの後、ケースを組み立て、ケーブルを挿してALIXに繋いだら、ただちに音が出ました。拍子抜けするくらい簡単でした。

音は、最初はND-S1と変わらないような気がしましたが、1週間のエイジングの後は、はるかに良くなりました。さすが、フェーズテックです。ただし、いつも供給不足で、19日午後3時現在、在庫は3個です。