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干し柿

2023年12月04日 | グルメ

 田んぼの土手の渋柿1本と、山裾へ自然に育った柿の木に、数多く実を付けたので、さっそく皮を剝いてベランダにつるし、干し柿としました。

                   

 乾燥は天日干しですので、表面がどうしても黒っぽくなってしまいます。しかし、時間が経過すると糖液が表面に染み出て白い粉を噴いてきます。成分は果糖とブドウ糖です。

 柿には甘いものと渋いものがあり、一般にスーパーなどへ売りに出ている柿は ほぼ甘い柿が多いと思います。柿の渋さの元は水溶性のタンニンで、渋を不溶性にするには炭酸ガスやアルコールを使ったりしますが、皮をむいて寒風にさらすことで、渋を抜くことができます。

 干し柿を作る専門業者は「遠赤外線乾燥」を行い干し柿にします。天日干しの黒い色ではなく柿色のまま 美しく仕上げ、おいしそうな「干し柿」が市場に出されています。

 昔のことわざに「柿が赤くなると、医者が青くなる」と言われ、柿は日本の代表的な果物で、十分熟した栄養がある柿を食べると病人が減って、医者が大いに困ったという話が伝わっています。

 果物の中で酸味を感じないのが柿の特徴で、ビタミンCがミカンの2倍も含まれていて、1個食べれば1日に必要なビタミンCが摂取できると言われ、二日酔い、利尿作用、美肌効果があるという優れものです。    

 また、柿の葉は栄養の宝庫といわれ、柿そのものよりもビタミンCが豊富で、殺菌力や止血効果、免疫力向上効果があるそうで、関西を旅すれば殺菌力を利用した「柿の葉すし」があります。この季節、大いに柿を食べ、利用して健康で暮らしたいものです。

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