(久々のないしょばなし:ないしょばなしは H な話)
お正月版ね。そう、アキも郁子も学生だった××年前の話。
大みそかの晩、かなり遅い時間にバイト先(テレビ局)から電話で、郁子のはしゃいだ声がしてきたんだ。地味な彼女がそんなことをしているのが珍しくて、放っておいたが、もう25時半だし、うちの両親はとっくに眠っている時間に固定電話の連絡はいただけない。まあ、彼氏が出来て最初の大みそかの晩、今考えれば当然なんだけど、携帯電話のないその頃、ちょっとだけ、あたしはおかんむりだった。こっちは卒論の清書中だったしね。
1月2日、ふっとその話になって、電話嬉しかったけど・・・・・というと、可愛いコートを着た郁子の目の上がふっくらとして、みるみる涙が。ごめんなさいね。そういうと抱きついてきた。あとは言葉にならない。抱きよせて慰める。もういいよ、ぼくも言い過ぎた。
近くの神社を初詣と周辺を散歩、アキの地元も歩いていた。曇っていて寒い日だったね。
郁子が小さな公園でいう。周囲は人気がない。「ごめんなさい、アキちゃんの好きにして」
からだを預けてくる。キスしてきすして、真っ白いセーターの上から、彼女の胸に触る。きょうはセーター、「前ボタンなの」もっと触っていいというサイン。セーターの前を開けて、ナイロンの光沢のあるブラウスの前をそっといくつかボタンを開けて、インナーに到達した。
地味なベージュのCカップブラの上から、郁子の豊かの乳房をそっとさわり、だんだん好きなだけ揉んだ。郁子が吐息をそっとあげて、うっとりしている。そしてブラのカップをずらすと薄暗闇の中に真っ白な肌の乳房と、ピンと張った乳首が見えた。公園の中で吸う彼女の乳房。
最高のお正月だった。
一週間後に二十歳の誕生日を迎える郁子。まだ生娘だったので、彼氏とはいえ、彼女のヴァージンは頂いていなかった。からだを触っておしまいという、今考えればうぶな交際だった。
結婚して、だいぶ経ってからぼくにいう郁子。
「すぐに、セックスしても良かったのよ、アキちゃん」
「ありがとう、郁子」
にっこりするぼく。でもこのやり方が、あの頃は一番いいって思っていたんだ。