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オリンピック フィギュア男子シングル終了~!

2010-02-26 06:20:02 | フィギュア・スケート
オリンピック、男子シングルフリー終了ー


★金 ライサチェック (4回転回避 3回転をノーミス)
★銀 プルシェンコ (4回転コンビネーション成功全体的な質が悪)
★銅 高橋大輔(4回転転倒、他ステップスピン3回転大成功)
4位ランビエール(4回転コンビネーション成功芸術点トップ)
5位パトリックチャン(4回転回避?だったけ?スケーティング上手)
6位ジョニーウイア(4回転回避、他ノーミス氷上のバレエダンサー)
7位織田(4回転回避、靴ヒモが切れるアクシデント、精彩を欠く)
8位小塚(成功したことのない4回転を何とオリンピックで成功)

★それにしても大好きなジョニー・ウィアーが、ノーミスで完璧な
ジャンプを連続したのに6位なんて、もう信じられません!!!
確かに4回転回避したけど、あんなに美しいスケーターは
歴代ロシアの代表を見てもいません!!!!
ライサチェックが金、ノーミスでしたが、同じく4回転回避
プルシェンコ 銀 ほぼノーミス
これだけのノーミスを言うと ジョニーはショートもノーミスだったのに、あの中性的な振り付けを減点されてるのかと思うほど・・・
今回の金銀銅に関わらず、最も美しいスケーティング、振り付け、
そしてショートフリー通して完璧なノーミス演技でした。
本人もちろん4回転は普段跳んでるのですが、今回コーチが回避の決定、これはそれで大成功したかと。美ジャンパーですから。

★プルシェンコは確かにジャンプ以外のコンポーネントは完成度悪かったかもですが、世界の未来の為に、どんな状況でも4回転を跳んできて、世界の男子フィギュア界を引っ張ってきました。
オリンピック、世界選手権、8年間一度も転倒していないなんて、まさに神の域です!
ソルトレイクもトリノもバンクーバーも彼は全て4回転回避せず、跳んで降りてきました。一度もミスせずに・・・
だから、ノーミスであったにしろ、ライサチェックの金は
私は賞賛し難い。4回転が体に与えるその衝撃は3回転の非ではない、
例え転倒や完成度低くても、4回転に挑むことに点を加算すべきだ。
4回転を回避して3回転の成功で点が上がるなら、スケートの未来はない気がする。今回信じられない成績で終った、4回転ジャンパーの
ブライアン・ジュベールなどもそう、彼のためにも。
今後の得点方式を見直さないと、難しいジャンプに挑む必要がなくなる。今回4回転が世界で登場してから、確か1988年のカート・ブラウニングが成功させたと思うけど、それから4回転がメジャーになってのオリンピックで初めての4回転回避金メダリストになったと思う。

★今回3人目の代表 小塚は公式戦で一度も4回転成功していないのに
オリンピックで4回転に挑んで成功させた。なんてラッキーボーイ。

★その真逆が織田、普段4回転を何度も成功させているが、朝の練習の調子が悪かったので4回転回避、それが裏目か精彩を欠いた演技、おまけに靴ヒモが切れる、というアメリカのハーディングを思い出すようなアクシデントで本人にしたら後悔の残る出来。
2人の演技は悲喜こもごもだった。

★ででで、実はウイアに並んで大好きなのが ランビエール!
彼の芸術性は世界1!!
前前期のプログラム フラメンコはスペインに移り住んで修行するほどのこだわり、今回イタリアのオペラからのプログラム。
その滑らかなスケーティング、世界一の変形自在な高速スピン、
何をとっても芸術性高い、彼は氷上のダンサー
ジャンプの合間に芸術性高い振り付けを入れるということはジャンプに力をそそぐのに当然不利になる。それでも彼は手を抜かない。
今回も4回転3回転のコンビネーションを入れて、意地で降りてきた。
まさに転倒しそうなトコを無理やり・・芸術と4回転を融合させた今回のオリンピック唯一のスケーターであり、ダンサー、彼はこの後もきっとプロとして、世界を魅了するの間違いないと思う。

★最後になったけど、今回日本男子フィギュア界初の銅メダリスト、
高橋大輔、これは素晴らしいの一言!
4回転を回避せず、果敢に挑んで大転倒、でもその潔さに感動する、転倒した瞬間会場からは大拍手!
回避して3回転成功させてもこれだけの拍手はなかっただろう。
そして、その後のスケートはほぼ完璧。3回転コンビネーション、
3回連続ジャンプ、それにもまして、世界1と賞賛されるその滑らかなスケーティングとエッジワーク、確かにプルよりも誰よりも切れがあって上手い、やっぱ大ちゃんはエッジワークとスケーティング世界1!!
彼のスケートはただひたすらに感動した!!

私は彼を見たのは彼が世界ジュニア選手権で優勝してシニアに登場してきた15歳の時・・・なんて美しい腕の動きをする選手かと驚いた。
今までの日本選手と初めて違う、世界に通用する表現力の選手が生まれたと思った。
当時 本田君が4回転ジャンパーで日本のチャンピオン、でもその高橋の美しい滑りと表現力は群を抜いていて日本スケート連盟も注目、イッキに大ちゃんに感心が集まった。
日本男子フィギュアとして美とスケーティング、ジャンプ力を兼ね備えたスケーター、銅メダルは当然の結果と思います。


★今4回転ジャンプは世界で2種類しかない、ってか跳べない。

難易度の低い順から

1、トウループ
2、サルコー
3、ループ
4、フリップ
5、ルッツ
6、アクセル

その中で今 トウループとサルコーしか4回転は世界で成功していない。
中でもサルコーまで出来る選手はジュベールとプルとあと数えるほど。。。ほとんどが4回転トウループオンリーかな。

トウループは右足のアウトサイドエッジに体重を乗せて左のトウ(ギザギザ)で氷をけって踏み切る、両足の力を使うことになるので
4回転がしやすい。
よくアイスダンサー泣かせのジャンプでステップしてたらイキナリ氷の穴ぼこにはまって転倒する。
アイスダンスで練習中コケる原因はステップのニアミスでなく、このトウジャンプの穴ぼこに引っかかるのが大半。
だから私はいつも練習に入ると先にトウジャンプの穴の位置を確認して、そこを通らないよう気をつけて練習する・・・
あ、話題それた
サルコーは左足内側のエッジに体重を乗せた状態で右足を前方に振り子のように振り上げて踏み切る。ジャンプの瞬間内股が「ハの字」になるのが特徴。これは女子で安藤美姫が世界で初めて4回転を成功させたジャンプの種類である。

これから4回転ループや 4回転フリップ、ルッツなど跳ぶ選手が出てくるだろうか。やってもミスをして3回転ジャンプの失敗より点を下げられるなら誰も挑まなくなる。
4回転アクセル・・・

4回転半ジャンプなんて!!!ありえるかな・・・夢のジャンプ!

これだけジャンプの解説しておいて、私はアイスダンサー・・・
ダンスでたまに使うスリージャンプ(半回転)しかできません。
スリージャンプはシングルスケーターの最初のジャンプですから。

ということで、男子シングルは幕を閉じました・・・

ペアも終ったし、あと私の本業アイスダンスと シングル女子ですねー。
次は趣味でペアスケートとアイスダンスの違いなどを書きたいなー。

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