リヒテル「謎」~甦るロシアの巨人 DVD
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合唱隊、杉山先生に頂いたDVD。
1998年、リヒテルの死の翌年に公開された貴重なインタビュー、ドキュメンタリー映画です。
2部構成となっていて、前半はリヒテルの生い立ちで、
後半は親交のあった音楽家(プロコフィエフ、ショスタコーヴィッチ、カラヤン等)にまつわる貴重なエピソードも収められています。
最晩年のリヒテルの言葉「すべてわずらわしい。音楽がじゃなくて人生がだよ。気晴らしなんて何の役にも立たない。自分が気に入らない。終わり。」は、とても重く、涙がでてしまいます。
分析を嫌い、自己を語らず、世事や称賛や富には無関心。政治的な出来事にも興味がなく、ただ純粋に音楽に生涯を捧げました。
そして多くの貴重な映像から、学ぶべきことがとても多いです。
よくここまで、貴重な演奏資料が集められたな~と思いました。
ソビエト時代を生きたリヒテル、お父様は暗殺されました。
苦しみ、諦め・・・インタビューの中から、とても感じられます。
リヒテルの演奏だけでなく、自分の師とするネイガウスの演奏も
聞く事ができます。
ルービンシュタインやグールドからの言葉やフィッシャー・ディスカウとの練習風景等も収録されています。
リヒテルは初めて弾いた曲は、ショパンのエチュードだったそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=Ty-kVEQVeog(Op.10-4)
ショパンのバラード4番
http://www.youtube.com/watch?v=R08Ots3ZiB0
リヒテル、オイストラフ ブラームス・ヴァイオリンソナタ第3番~
http://www.youtube.com/watch?v=ZreUOwXSKm0&feature=related
映像の最初と最後に、シューベルトの最後のピアノソナタ、第21番の第2楽章が流れます。この曲を聞くと、胸が締め付けられてしまいます。
http://www.youtube.com/watch?v=6fpQUqwtkAE&feature=fvw
生徒さんには、貸出しますので、お申し付け下さい!