#蝶と蛾。
紋白蝶。モンシロチョウ。もんしろちょう。
カラスアゲハ。
これは、羽化したばかりのアゲハチョウです。
(上)ベニシジミとスターチスの花。
蜜蜂と小さなグランドカバーグラス。
これは、羽化したスズメガとカキドオシと言う雑草です。
アゲハチョウの幼虫(🐛)とクチナシ(山梔子)のつぼみ。
甘い薫りを放ち、
#虫たちの食卓。
#シャンクシの写真館。
©️Photo/Yamashita Hideji.
Words by YamanoshitaHyakuzen.
26 June 2019.
今年もクチナシが咲いている。
クチナシに混ざって雑草のカキドオシも生えている。
蝶のあ母さんは、自分の子供を残す為に、懸命に知恵を働かせてその場所を探し回る。
昆虫と花の研究者がいた。
彼は元々はメッキ職人でした。
ある日。
彼は昆虫と花の関係に興味を抱き観察をし始めた。
何と言う『畑違い』の研究だろう。
皆、そう思いますか?
私はそうは感じません。
人が適正な物を、何を研究しようが一向に構わないからだと思います。
何処かの国には、その研究の自由が無いと言われています。
自分の好きな研究が出来ないのです。
自分のその国に有利な研究しかしてはいけないと言われています。
確かに、この日本でもそう言う辛い時期は有りました。
そのメッキ職人は、ある日、昆虫(蝶)と花との関係に目覚めたのです。
本業の仕事をしながら、片手間に観察を続けたのです。
そして、彼の分かってきたこと。
・昆虫の種類により、各々、特定の花にしか停まらない。
・昆虫(蜂)の脚力により、力を出して花に潜り込み、その中の花蜜を吸う事の出来るものと、それを行うためには脚力が弱い昆虫とがいること。
・それにより、昆虫の背中に沢山の花粉が付くので、同じ植物の次の花に花粉を運べるのです。
このメッキ職人の方は、後に専門で昆虫と花の関係を観察し、更に、後に、西洋で著名な学者として認められた方です。
この方の学者根性の話も、また、いつかお話しすることに致しましょう。
紋白蝶。モンシロチョウ。もんしろちょう。
花蜜を吸うときには、羽根を閉じている。
カラスアゲハ。
さつきつつじ。
さつきつつじは、街路樹に植栽されているモノ(ヒラドツツジ)とは違い、それよりは葉が小さく、花も小さい『さつき』系のです。
このカラスアゲハをビデオで撮していると、羽根を絶えず動かしながら花蜜を吸っていました。
背中の模様が特殊です。
『6』のような字にも見えたり、重なると『B』のような文字にもみえます。
これは、羽化したばかりのアゲハチョウです。
留まっているのは、野の草のイノコヅチの種子の所です。
花蜜を吸うためではなく、羽根を乾かすために臨時に留まっているのだと思われます。
イノコヅチは人の衣服にくっつきます。
イノコヅチの種子と、コスモスの種子とは似ています。
花を見せる為の植物は花に力を入れて花を活かせ、種子に力を入れている雑草の草の花は貧弱です。
アゲハチョウは、ウラモジタテハと共に、羽根に生来の文字が印されている特殊な種類の蝶です。
アゲハチョウが羽根を開いた処を上から観ると、その模様がまるで歌舞伎役者のような柄になっていてとても興味深いです。
(上)ベニシジミとスターチスの花。
(下)ベニシジミが小休止にやって来て、オシロイバナの葉に留まりました。
このオシロイバナは隣地の駐車場から花の種子が落ちて、増え広がったモノです。
昔は、このオシロイバナ(白粉花)の種子を擦って女性がオシロイとして使った所から由来しているようです。
それはさておき、最初、小さな小さな種子から双葉(🌱)が出てきて、その時には新葉も小さくて可愛いのですが、何と一年も経つ頃、地下の中では大きな芋状の球根が出来ており、更に、放置して置くと、鍬などやスコップや(⛏️)ツルハシを使わなければ掘り出せないくらいの大きさに成ってしまいます。
このシジミ蝶の種類も多く、灰色、紫色などにも出逢えました。
そんな小さなシジミチョウでも、他のシジミチョウと争っており、小さな羽根で眼にも留まらぬ速さでパンチをしていたのを、ビデオで確認出来ました。
シジミチョウは空き地や駐車場の雑草の所に来ています。
蜜蜂と小さなグランドカバーグラス。
最近は、本来の蜜蜂が気象温暖化で少なくなり、イチゴ農家(ハウス園芸農家)さんもマルダマハチ(マルバナハチ)を入れて、受粉の為に導入しているそうです。
#眼鏡の無い昆虫と私。
人の目には小さな花も、蜜蜂には自分の体よりは小さい物の、直ぐに目に見えたのでしょう。
昆虫は眼鏡を掛けたものがいません。
それは、素敵なことです。
私はもう、夕方になると眼鏡を掛けていても、明るい所に移動しないと文字も読めなくなりました。
若いときには、眼鏡無しで、夕方の闇に紛れても、書いてある文字が読み取れました。
歳は平等に取ると言われますが、歳を取れば取るほど、『歳は取りたくは無いですよね?』
子供だけは、『早く大人になりたい!』と言います。
どうして?
そう尋ねると、『早く大人になって、仕事をして、そのお金で自分の買いたいものをいっぱい買えるようになるから。』と言います。
焦らなくても、人生は速く過ぎて行きますよ。
私も5歳の頃が懐かしいです。
60年はあっという間でした。
今は、私の未来の長さより、過去の長さの方が長くなりました。
これは、羽化したスズメガとカキドオシと言う雑草です。
このカキドオシを調べると、ビタミンまで入っていて、ある人はこれを調理して食べて見たことがあると書いてありました。
このカキドオシと言う雑草にいる茶色・灰色の幼虫はこの蛾の前身です。
この蛾はジェット機の形に似ています。
自然界は、人間にヒントを沢山与えてくれていることに間違いはありません。
また、いつかその話も致しましょう。
アゲハチョウの幼虫(🐛)とクチナシ(山梔子)のつぼみ。
この蝶のお母さんは、この子をここで産み落とします。
昨年も、今年も、ここで見掛けました。
私が『写真を撮らせてね!』
そう言うと、私を嫌がり、葉の後ろに隠れて姿を見せなくなりました。
『頭隠して、お尻隠さず』みたいな話でした。
自然界はユーモラスです。
甘い薫りを放ち、
真っ白な花弁が、
螺旋状に巻いた紐を解くと、
まるで『時計仕掛け』のようなゼンマイのネジが、
少しづつ開いていくのです。
1枚、そして、1枚と。
花が枯れる時までその仕掛けは続きます。
そして、更にこの後、種子が出来ると人間にも益を与えてくれます。
昔は、大根の頃になると、漬け物を浸けるため、このクチナシの種子を砕いてそれに入れました。
すると、
白い大根が白いクチナシの花から産まれた実が弾けると、
黄色い大根漬けへと変わるのです。
体に良い自然界の染料色素です。
それは、人工着色料とは違います。
短歌のコーナー
ここならば、可愛い子供、大丈夫、母親蝶が、見つけた住まい。
『親の愛情』。
クチナシの、甘い薫りに、誘われて、観れば葉の裏、かくれんぼした。『虫とクチナシ』。
この地球、まだまだ知らぬ、蝶と蛾が、自分の食べる、植物と共。
『共生』。
この星に、ありとあらゆる、モノがいて、何千年と、秩序を保ち。
『地球と言う住みかで』。
©️シャンクシの写真館。蝶と蛾。どの花に留まる?花と虫。そして、人。クチナシとカキドオシ。
Photo/Story/Yamashita Hideji.
Belong to Shanxi (394)26 June 2019.
Words/YamanoshitaHyakuzen.
蝶と蛾と植物との関係。虫の食卓。地球と言う万物の住みかで。
🦋🌿🐛🌍️🌏️🌎️