本日は実験に思いのほか時間がかかり珍しく残業。休日前に残業なってありえな~い、はずなのですがいいんだ、天気悪いから(ブーブー)。
◆8月18日 晴れ時々曇り <C1~高度順応6100mへ>
ほとんど眠れなかった。起きる度に飲んでいたので午前零時過ぎにはテルモスが空になってしまい仕方なく湯たんぽにしていたナルゲンの水を飲む。その割りにトイレに行かない。まだ順化できてないのかな。口を開けて呼吸をしていたら思い切り喉をやられてしまった。鼻づまりとあいまって大変苦しい。鼻を通そうと点鼻薬を使うと余計に喉によくないみたいだ。困ったな。
今回、深呼吸を繰り返しても酸素飽和度が上がらないことが多かった。脈もいつもは高くなって不安になるのだけれどこれも全然上がらない。毎回体の反応が違うので慣れるということがない(苦笑)。毎回初めてのつもりで臨んで、対処法を検討する。ただ経験を重ねることは絶対にプラスになっていると思う。
***
後日のために記しておくと、酸素飽和度が上がらなかった原因は帰国後、整体に行って判明。先生が足首に触れた瞬間「どうされましたか?!」と真剣な表情になられました。登山中の状況を説明すると納得の表情。「呼吸器官がやられてます。体力があって本当によかったですね」とのこと。無事登頂してきたからいいようなものの、実はかなりヤバかった?!
発端は出発直前にひいた風邪。先生曰く「風邪は治った後1週間が大事なんです」・・・その大事な1週間にバタバタと仕事を片付けて出発し、高度順応に入って相当負担をかけました・・・。そのせいで呼吸器官がおかしくなり、深呼吸しても血液中に酸素が入らず、酸素が入らないから脈拍も上がらなかったんだって。お、恐ろしい。これまでは酸素飽和度を測定するとその数値にとらわれるので、今回は「数字に振り回されずに体調と向き合おう」と思ってあまり測らなかったのだけれど・・・次回からはmyパルスオキシメータを持参しようと思います。深呼吸しても数字が上がらなかったらやっぱり何かあるのです。行きの飛行機からずっと耳がおかしく(気圧の変化について行けない)、帰国してからも治らず気持ち悪かったのだけれど、これも呼吸器官がおかしくなっていたせいですって。先生に治療してもらって、数日したら落ち着きました。高所登山に行くときは先生に同行して欲しいわー(笑)。
***
朝食もあまり食べられず、人の倍かけてボウル半分のおじやをやっと食べる。ふう、苦しい。それでも7時半過ぎに高度順化に出かける。C2の宿泊標高が6000mを越えることを考えると、この順化は外せない。ゆっくり動いていたほうが血液が循環するのだろう、体調もいい。ついでに、テントの中にいるより外に居たほうが呼吸が楽な気がする。閉所はよくない、気分的に。
コルまであがるとルンサール・カンリが正面。左から回り込むようでなんだか遠そうだ。早朝からC2の偵察に行ったスタッフが点のように見え、あっという間にこちらにやってきた。我々もC2まで順化で上がる予定だったが、雲行きが微妙なのとまだまだ距離&登り返しがあるみたいなので近くの丘までとする。それでも標高6100mちょっと。ストック・カンリならほぼ登頂だ。ルンサール・カンリのすぐ横のチャムサール・カンリ(6600m、ルンサールよりちょっとだけ低い)などすごく近くに見えてあと2,3時間で届きそうな気がする。
<ルンサール・カンリです。ほんとのピークはたぶんずっと奥・・・>

<勝負カラーは赤です!モチベーションが上がるし寒いときは寒色だと余計に寒く感じるので(笑)>

C1に戻ると、我々のテントが川の中に水没している!BCを出るときは水場がないと揉めたはずなのにキャンプサイトは水浸しだ。どういうこっちゃー。あと2泊するのでここは無理を言ってテントを張りなおしてもらう。ついでに、テントのファスナーが壊れていたのでテントごと交換。埃っぽいからファスナーの故障は仕方がない。
<ランチにカップラーメン。ニマともあろうものが・・・と思ったらスープ替わりでした。このあとしっかりメインが出てきましたので、ラーメンはここでシツレイ。だっていつでも食べられるもん☆>

来ないと騒いでいたポーターが来たのだが、4人のはずがたった1人。笑顔のかわいいジャムリン君、20歳。彼はにこにこと愛想がいい(しかもなんだかんだとほかの仕事も結構手伝っている)のだが、彼だけでは荷揚げは出来ない。今日の順化でルートを確認するとやはり馬での荷揚げは無理なようだ。もめた末、他のスタッフが代わりに行うことになったらしい。彼らには申し訳ないが、こちらはきちんとリクエストを出していて、反古にしているのはエージェント側なのだから仕方がないだろう。ま、せめて余計なものを荷揚げしないように吟味するぐらいか。
午後は疲れたのでぼけっと過ごす。横になってみたものの眠れない。眠らなくていいのだが、手持ち無沙汰。荷物を右にやってみたり、左にやってみたり。iPodを聴きながらごろごろ。
<天気は安定傾向?街明かりみたいなのは水たまりに光が反射しているものです。ちょっと面白いでしょ?>

<オーロラみたい?な夕焼け>
◆8月18日 晴れ時々曇り <C1~高度順応6100mへ>
ほとんど眠れなかった。起きる度に飲んでいたので午前零時過ぎにはテルモスが空になってしまい仕方なく湯たんぽにしていたナルゲンの水を飲む。その割りにトイレに行かない。まだ順化できてないのかな。口を開けて呼吸をしていたら思い切り喉をやられてしまった。鼻づまりとあいまって大変苦しい。鼻を通そうと点鼻薬を使うと余計に喉によくないみたいだ。困ったな。
今回、深呼吸を繰り返しても酸素飽和度が上がらないことが多かった。脈もいつもは高くなって不安になるのだけれどこれも全然上がらない。毎回体の反応が違うので慣れるということがない(苦笑)。毎回初めてのつもりで臨んで、対処法を検討する。ただ経験を重ねることは絶対にプラスになっていると思う。
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後日のために記しておくと、酸素飽和度が上がらなかった原因は帰国後、整体に行って判明。先生が足首に触れた瞬間「どうされましたか?!」と真剣な表情になられました。登山中の状況を説明すると納得の表情。「呼吸器官がやられてます。体力があって本当によかったですね」とのこと。無事登頂してきたからいいようなものの、実はかなりヤバかった?!
発端は出発直前にひいた風邪。先生曰く「風邪は治った後1週間が大事なんです」・・・その大事な1週間にバタバタと仕事を片付けて出発し、高度順応に入って相当負担をかけました・・・。そのせいで呼吸器官がおかしくなり、深呼吸しても血液中に酸素が入らず、酸素が入らないから脈拍も上がらなかったんだって。お、恐ろしい。これまでは酸素飽和度を測定するとその数値にとらわれるので、今回は「数字に振り回されずに体調と向き合おう」と思ってあまり測らなかったのだけれど・・・次回からはmyパルスオキシメータを持参しようと思います。深呼吸しても数字が上がらなかったらやっぱり何かあるのです。行きの飛行機からずっと耳がおかしく(気圧の変化について行けない)、帰国してからも治らず気持ち悪かったのだけれど、これも呼吸器官がおかしくなっていたせいですって。先生に治療してもらって、数日したら落ち着きました。高所登山に行くときは先生に同行して欲しいわー(笑)。
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朝食もあまり食べられず、人の倍かけてボウル半分のおじやをやっと食べる。ふう、苦しい。それでも7時半過ぎに高度順化に出かける。C2の宿泊標高が6000mを越えることを考えると、この順化は外せない。ゆっくり動いていたほうが血液が循環するのだろう、体調もいい。ついでに、テントの中にいるより外に居たほうが呼吸が楽な気がする。閉所はよくない、気分的に。
コルまであがるとルンサール・カンリが正面。左から回り込むようでなんだか遠そうだ。早朝からC2の偵察に行ったスタッフが点のように見え、あっという間にこちらにやってきた。我々もC2まで順化で上がる予定だったが、雲行きが微妙なのとまだまだ距離&登り返しがあるみたいなので近くの丘までとする。それでも標高6100mちょっと。ストック・カンリならほぼ登頂だ。ルンサール・カンリのすぐ横のチャムサール・カンリ(6600m、ルンサールよりちょっとだけ低い)などすごく近くに見えてあと2,3時間で届きそうな気がする。
<ルンサール・カンリです。ほんとのピークはたぶんずっと奥・・・>

<勝負カラーは赤です!モチベーションが上がるし寒いときは寒色だと余計に寒く感じるので(笑)>

C1に戻ると、我々のテントが川の中に水没している!BCを出るときは水場がないと揉めたはずなのにキャンプサイトは水浸しだ。どういうこっちゃー。あと2泊するのでここは無理を言ってテントを張りなおしてもらう。ついでに、テントのファスナーが壊れていたのでテントごと交換。埃っぽいからファスナーの故障は仕方がない。
<ランチにカップラーメン。ニマともあろうものが・・・と思ったらスープ替わりでした。このあとしっかりメインが出てきましたので、ラーメンはここでシツレイ。だっていつでも食べられるもん☆>

来ないと騒いでいたポーターが来たのだが、4人のはずがたった1人。笑顔のかわいいジャムリン君、20歳。彼はにこにこと愛想がいい(しかもなんだかんだとほかの仕事も結構手伝っている)のだが、彼だけでは荷揚げは出来ない。今日の順化でルートを確認するとやはり馬での荷揚げは無理なようだ。もめた末、他のスタッフが代わりに行うことになったらしい。彼らには申し訳ないが、こちらはきちんとリクエストを出していて、反古にしているのはエージェント側なのだから仕方がないだろう。ま、せめて余計なものを荷揚げしないように吟味するぐらいか。
午後は疲れたのでぼけっと過ごす。横になってみたものの眠れない。眠らなくていいのだが、手持ち無沙汰。荷物を右にやってみたり、左にやってみたり。iPodを聴きながらごろごろ。
<天気は安定傾向?街明かりみたいなのは水たまりに光が反射しているものです。ちょっと面白いでしょ?>

<オーロラみたい?な夕焼け>
