再びブランカへ！2016 ＃１2

◆６月２７日（月）　アルパマヨBC～キャンプ・モレーナ（4900ｍ）

　起きたらやはりいまひとつなお天気。雨は降ったり止んだりを繰り返しています。とても張り切って出発したくなる状況ではありません。予報よりやや悪い感じです。しかし登頂まではまだ２日あり、そこで好天周期に入った時、BCに居たのでは話になりません。まずはとにかくHCへ上がろう、ということで予定通りキャンプを上げていくことになりました。

＜びしょ濡れのテントを撤収・・・重量も増すので大変です＞


　本日我々は一つ上のモレーンキャンプまでですが、スタッフはその先のHCまで荷揚げするとのことで、応援のポーターも２名来てくれて、雨の中大きな荷物で先に出発していきました。彼らを見ていると、お天気に負けて凹んでいては申し訳ないです。

　BCからモレーンキャンプまでは標高差６００ｍ、ゆっくり上がって３，４時間という行程です。ちょうど雨も小康状態となったところで出発しました。モレーン地帯を高所靴で歩くのは正直楽しくはないです。時折キタラフが見え隠れするのが救いかな・・・。

＜ザックカバーの出番があるとはね・・・ホコリよけのつもりで持っていきましたが本来の目的で使用（涙）＞


＜ミリミリ、という花。＞


　モレーンキャンプに到着し、スタッフの大半は荷揚げで出払っているので、皆で協力してテントを張ります。前夜の雨でテントはびしょびしょ。大変不快ですが仕方ありません。しばらくするとまた雨が降ってきて、トイレに行くタイミングが難しい・・・。ランチはテントに運んでもらいましたが、ずっとテントに閉じこもっているのも苦痛なので隙を見て外でお茶をし、雨に降られてまた戻る・・・といった状況でした。HCにあがったスタッフはなかなか戻らず、それも気がかりです。

＜青空が出たらすかさず撮影！！！＞


＜ランチ。雨の中での調理は大変。下ごしらえはBCで済ませたとは言ってましたが。＞


　夕方、夕食の時間近くになって、やっとスタッフが戻ってきました。彼らの笑顔を見たらとてもほっとしました。１箇所悪いところがあったので、翌日に備えてフィックスを張ってきてくれたとのことでした。今年は雪が少ないため、場所によっては非常に状態が悪いようです。

　夕食後も降雨は続き、そのうちみぞれやあられにもなりました。HCは雪でしょうから、あまりたくさん降っていると、晴れてもすぐには登れないかもしれません。お天気が悪いと本当に不安で胸が締め付けられそうになります。

＜夕食。岩はびしょ濡れで座れないので、皆立って食べてます。。。＞