今日は少し南におりて上海の話。外灘(ワイタン)の租界(ズジエ)にあるパブリックガーデン(現在の黄浦公園)は1860年代に造られたイギリス人によって建設された公園で、その費用は租界に住む西洋人、中国人から税金を徴収し捻出されたそうです。完成後は「DOGS AND CHINESE NOT ALLOWED」(犬ト中国人ハ立チ入ルベカラズ)という看板を立てターバンを巻きひげをはやし警棒を持った上海名物のインド人の巡査が取り締まっていた、しかも中国人は第二次大戦後まで入れなかったようです。ちなみに外灘は英語でバンド(BUND)といい海岸通を意味する。また租界(英語セントゥルメント)は香港などの租借地(コンセッション)とは区別され、土地を借りたものではなく、土地購入希望者が直接中国人土地所有者から買い受けたものだそうです。
中国人にとって屈辱的な看板ですが、何故だか反英感情より反日感情を抱く人が遙かに多いそうです。
中国人にとって屈辱的な看板ですが、何故だか反英感情より反日感情を抱く人が遙かに多いそうです。