
それでは13年度の10月に実施された長文読解の内容一致を解いてみましょう。タイトルは「Asteroid Mining」というものですね。宇宙に関するものではないかと推測します。
(41)は「金属の価格が高騰している理由は何か?」という設問ですね。第1段落のどこにヒントがあるのか探してみましょう。キーワードは「price」ですね。ここは消去法で間違いを消していきましょう。①「金属を見つける技術にお金がかかる」はテーマがズレてしまいますね。②「そういう企業が少ない」も書かれていません。④「地中からより出す量が規制されて」とも書かれていませんね。よって③を正解にしましょう。結局は需要が高まって希少価値があるということですね。
(42)は「アステロイドから金属を見つけ出すことが難しかった理由は?」という設問ですね。第2段落のどこにヒントがあるのか探してみましょう。ここも消去法で解いてみましょう。①「アステロイドの奥深くにレアメタルがある」はテーマからズレてしまいますね。③「アステロイドはいつも移動している」とは書かれていませんね。④「必要な宇宙飛行士の人数がロケットに入らない」も書かれていませんね。よってここは②を正解にしましょう。結局はロケットを打ち上げてアステロイドを探索するのにお金がかかるということですね。
(43)は「アステロイドに含まれるレアメタルをどうやって見つけ出したのか?」という設問ですね。第3段落のどこにヒントがあるのか探してみましょう。ここも消去法で解いてみましょう。①「宇宙船が人間をアステロイドに送る」というのはテーマからズレてしまいますね。③「政府にデータを求める」は書かれていませんね。④「特殊な望遠鏡でアステロイドを壊す」は常識から外れていますね。よってここは②を正解にしましょう。ロボットの宇宙船を送り出すのですね。
(44)は「アステロイドはどうしてお金になると信じているのか?」という設問ですね。第4段落のどこにヒントがあるのか探してみましょう。ここも消去法で解いてみましょう。②「もはや宇宙旅行にはそんなにお金がかからないから」というのは常識から外れていますね。③「見つけた金属の質を高める方法を見つけた」ということは書かれていません。④「計画が非現実的なので誰も試そうとは考えないから」というのは本文の反対です。よってここは①を正解にしましょう。
(45)はまとめ問題ですね。具体例を消していくと正解が見つかります。ということは具体例を選んではいけないということですね。①は「all」があると「言い過ぎ」で正解になりにくいですね。②「20年以内には」という数字がどこにもないですね。③「政府から望遠鏡を買う」ということも書かれていません。よってここは④を正解にしましょう。お金を持っている人が資金を出してくれるという内容でしたね。
やはり長文読解の内容一致は消去法で解いて見るのが正確ですね。間違っている選択肢を見つけるのは意外にも難しくないと思います。英語検定2級のレベルの単語はセンター試験ほどは難単語ではありませんね。「しかし」が多いので主張も見つけやすくなっています。「but」「however」「and yet」「though」などがあったら要注意ですね。
