
それでは75頁を開いてください。タイトルは「The Foldscope」となっていますね。実は括弧内に単語を入れる形式の最後の問題のようです。次回からは語句を入れる形式に変更するらしいですね。この問題は実は括弧内の前後だけで判断する省エネ問題なんです。全文を読む時間はないと考えましょう。
(30)は「この病気は細菌によって引き起こされる」とあって「別の病原菌の生き物は〜すぎて見えない」ような菌何ですね。これってもう②「small」しかないですよ。「too〜to」構文だから「〜すぎて〜できない」とくれば「小さすぎて見えない」しかないじゃないあですか。形容詞「invisible」などはこの系統の問題ではよく見かけますけどね。そして(31)に到達するまで少し急ぎましょう。
(31)の2行上に「However」「しかし」があるので話が展開しますよね。先進工業国では顕微鏡などの器具が豊富にある。「しかし」発展途上国では高価な器具がないから患者は待たされる。ということは医者による適切な(31)が与えられない。となるわけですね。「しかし」の反転は評論文を読む上で最も重要な展開です。サッカーで言えば「サイドチェンジ」あるいは「敵陣でのインターセプト」に近い。そして選択肢をチェックします。①「器具」②「医薬」③「保険」④「技術」から②を選んで正解になります。括弧内の直前の形容詞「right」「適切な」は多義語なので注意が必要ですね。そして(32)までがとても遠いです。ここは速読するのか無視するのかで迷うところなんですよね。両刀使いも良いですね。
(32)は1行上から読んでも大丈夫です。しかし「フォールドスコープ」という大発見のことを知らずして問題を解くのも勿体無いですね。ですが英検は時間との闘いでもあります。医者はその紙の顕微鏡を使って血液のサンプルを検査して「何が問題なのか?」を(32)するというわけです。そこで選択肢のチェックです。①「諦める」②「作り上げる」③「見つける」④「投げ捨てる」から③を選んで正解ですね。そして(33)は「つなぎ語」は何かということですがプラスマイナスで2分割しておくと良いんです。選択肢③だけはマイナスですね。仲間ハズレということは正解にはなりにくいですね。
(33)は直前にその紙の顕微鏡のプラス面がいくらか強調されています。長所が並んでいるわけですね。そして括弧の後も長所が来るとここは「さらに」しかありえません。ですから正解は①になるんです。これは同義語のセットで「moreover」「furthermore」「in addition」「additionally」のようにまとめておきたいですね。プラスマイナスの反転がないことが重要な特徴ですね。
ということで医学の世界も大発見によって飛躍的に進歩しています。しかしこれは開発途上国での人口爆発の原因にもなっています。先進工業国では少子高齢化が進んでいますが南半球では逆のことが起きているんですね。英文はどんなテーマが出題されるのかが分かりません。全ての分野におけるテーマが出されるわけです。センター試験が廃止されると英語検定の利用がますます大きな割合を閉めると言われています。今日の新聞に掲載されていましたよ。
