My Deadlock Essay

ここでは普段僕の頭の中をぐるぐると回っている、いわば
どうでもいいことを書き綴っております。

半生を振り返る その2 ~病気になんか負けないぞ!~

2013年03月03日 | 思い出

前回からの続き…

さて、今回は小学校低学年編です。 


―小学校入学―

さて、いよいよ小学校に入学。幼稚園で仲のよかった友達は、違う小学校に行ってしまったのか、別のクラスになってしまったのか、とにかく周りは知らない人だらけ。これからこんな環境で毎日過ごさなきゃなんないのかーと、絶望したのを覚えています。初日の給食はよく覚えていて、カレー味っぽい鶏のから揚げと、なにがめでたいのかさっぱり分からないお赤飯。緊張からか全然喉を通らず、半分ぐらい残しました。

一年生の時の記憶はそんなもので、二年生になったらだいぶ学校にも慣れてきました。それで一つ印象的なエピソードが。なんとクラスのある女の子に、「サトウ君ってひょうきんだよね」と言われたのです。ひょうきん…時代を感じる。今で言うと、「サトウ君って、トークいけてるよね」みたいなもんか。そう、極度の人見知りのわたくしでも、慣れた相手にはひょうきんなのです。これは今でも変わらない…

幼少の頃から小学校低学年の頃は、床屋に行くのが嫌いで、髪の毛は母親に切ってもらってました。もちろんド素人の母親なので、髪型はパッツンのおかっぱ頭。これのせいか、この頃はよく色んな人から女の子に見間違われてました。家族で出かけると、お店の人から「お嬢ちゃん」なんて呼ばれて、それをまたデリカシーのない父親がからかうわけです。ほんとにそれが嫌でね、大きなコンプレックスがここで一つ形成されたわけです。そしてこの時代はもう一つ大きな問題が…

そう、病気です。特にひどかったのが喘息。夜発作が起きると苦しくて眠れません。胸になにかがつっかえているような感じで息が吸えない。十分に息を吸えないまますぐに息を吐いてしまう。すると苦しいのでまたすぐに息を吸おうとするけど吸えずに吐いてしまう。体を横にすると苦しいので上体は起こしたままで、一晩中これの繰り返し。親も隣で起きていて、胸や背中をさすってくれたり水を飲ませてくれたりしたけど全然効かない。とにかく発作が治まるまで耐えるしかない。これは本当に辛かった…

そのために毎週のように病院通い。一度風邪ひくとなかなか治らず、一、二週間ぐらい学校を休むわけです。母親の自転車の後ろに乗せられて、とにかく色んな病院に行きました。でもどの病院に行っても大して変わらず。親も混乱していたと思います。そして最終的にはクソまずい漢方薬を飲むというところにまで至り、それで少しはよくなったような気もするのですが、でもそこまでの効果は得られなかったような気もします。

更になぜか歯も虫歯だらけで、毎週のように歯医者通い。そのおかげで今はもうまともな歯がありません。更に鼻も悪く、アレルギー性鼻炎だかなんだかで毎週のように耳鼻科通い。近所の歯医者、耳鼻科は全部制覇しましたね。もちろん小児科も。この頃は学校よりもありとあらゆる病院に通ってたような気がします。あ、そういえばお腹も弱かった。しょっちゅうお腹壊してましたね。いつなん時も整腸薬が欠かせない…まったくどんな子供だ…


―地獄のスイミングスクール―

とまあ、こんな感じで超体弱い軟弱極まりない子供だったので、少しでも体強くするためか、なんとこの時期にスイミングスクールに通わされたのです。もう最悪です。だって運動大嫌い。水泳なんてもっと嫌い。ただでさえ喘息で苦しい思いしてるのに、なんで更に水中で苦しい思いしなきゃなんないのか。 でもスイミングスクールの施設内にホットドッグだかアメリカンドッグだかが売っていて、親の、「終わったらそれ買ってやるから」という言葉に釣られて結局通い始めたのですが…

そこでこんなことがありました。誰か友達と通い始めたわけではないのでスクールではいつも知り合いゼロの一人ぼっち。 内気の人見知りなので新しい友達もなかなか出来ない。しかも頭はおかっぱ頭。そう、このおかっぱ頭が問題だったのです。ある日、同じグループになった男の子二人組が、「やーい、おかま~!」とからかってきたのです。更に、プールに落とされたりとか、水かけられたりとか。まあちょっとしたいじめですね。でも「おかま」の言葉責めが一番ひどくて、しかもどんどんエスカレートしてきたのです。そうしたらかわいそうなおかっぱちゃんは、ついに耐えられなくて泣き出してしまったんですね。片腕で両目をおさえて「エーン」と。でもそれでも二人組の「おかま」の言葉責めは収まらない。そしたらおかっぱちゃん、さすがに頭にきたんですよね。キレたというか、もうこいつらプールに沈めて二度と浮かんでこれないようにしてやろうかと思って、それで泣くのを止めて、とりあえず二人を思いっ切り睨みつけたのです。そしたらその二人、急におとなしくなって、それから手の平を返したように今度は異常に優しくなったのです。「あのコーチ怖いから気をつけた方がいい」とか、色々教えてくれるようになったし。それでその二人とは、なんだか仲良くなりましたね。
でも結局、1年ぐらいは通ったのかな?12級の“浮輪付き背泳ぎ”で挫折して辞めてしまいました…

 

暗いな…
病気にいじめ…
しかも今回書いてないけど、この他にも、“近所の不良に誘拐される事件”もあるからね。最初書いてたんだけど、なんだか段々暗~い気持ちになってきたので止めました…まあ機会があれば。
それでは次回、小学校中学年~高学年編で!
まだまだ暗いよ~