髪見!十人十色

市川の理容室の店主が綴る日記です
スワローズと釣りの記事がほとんどですが、よろしくお願いします

店の看板とせっかくグルメ

2021年01月21日 | 徒然草
市川ビル11階に、当店のサインポールがあります。

その脇に、自分で作った看板が置いてあります。

料金表などが貼られているのですが、モニターを使っている部分があります。

そこには、様々な文字や画像が流れるのですが、その一つのパターンに

「せっかくここまで来たんだから、散髪していきましょうよ!」

「せっかくここまで来たんだから、顔剃りしていきましょうよ!」


というものがあります。

実はこの文句は、バナナマンが出演しているバラエティー「バナナマンのせっかくグルメ」という番組の中で、日村さんが取材に訪れた場所の方言を使って、

「せっかく○○に来たんだから、◇◇食べていきましょうよ!」

という文句を、表現するというものです。

それをパクらせていただいたのですが、僕は生まれも育ちも、ほぼ市川…

方言で知っているのは、両親の生まれ故郷、「長崎県諫早市」の言葉だけ…

そこで、とりあえず「せっかくここまで来んしゃったやっけん、散髪ばしていきんしゃい!」みたいにして流すようにしました。

ここで、今気が付きました!

諫早では「せっかく」とは言わないんだった!

「しぇっかく」だった!

で、どうせなら、他の地方の方言も使ってみたいと思いまして…

ところが、他の地方の方言なんて、まったく判らない…

そこで、ネットで調べてみました。

ありましたよ!

「恋する方言変換」なるサイト

文章を入れて、方言を選ぶと、自動的に変換してくれるんです!

今後は看板に方言で、先程の文句を流していきたいと思います。

お立ち寄りの際は、是非ともご覧になって、ご自分の故郷の言葉を懐かしんでください。

「こんな言い方しないけどなぁ…」

とおっしゃる方は、教えていただけると助かります。

(随時、方言集を増やしていく予定です)

最後に沖縄言葉で

「しっかくくままでぃちゃるんやくとぅ、散髪ゃてぃんしいちゃびらさぁ」

本当に、こういう風に言うのかなぁ…?

ヒゲのお話

2021年01月20日 | 
最近、コロナ感染予防の為に、ほとんどの人がマスクをしています。

そのマスクに隠れるからなのか、お客様の中には「ヒゲ」を伸ばしたままの方が多くなってきました。

いわゆる、「不精ヒゲ」というものです。

最近は、「ヒゲ」もファッションの一部として、一昔前には「不精ヒゲ」と言われていたヒゲも「格好いいヒゲ」として認められています。

さて、ここからは僕の私見となりますが、「感染予防を考えた時、果たしてヒゲは?」というお話になります。

人間は口から入った異物を排除するために、くしゃみやせきをするという事は、みなさんご存知だと思います。

ヒゲの太さは約0.08mmと言われています。

また、密度は1㎠に約200本とも言われています。

さて、数学の問題です。

鼻の下にヒゲを1cmの長さで生やした場合、ヒゲ全体で、どれだけの表面積になるでしょうか?

仮にヒゲが円柱状の形をしていたと仮定して、円柱の側面の表面積は

0.08mm×3.14(髭の円周の長さ)×10mm(髭の長さ)=25.12㎟

鼻下の面積が4㎠だとした場合、そこに生えている髭の本数は800本

つまり、

800(本)×25.12㎟=20096㎟

1cm=10mmですので、約201㎠という事になります

単純に考えれば、10cm×20cmの広さ分の表面積が増えているという事になります。

ヒゲが無い場合、くしゃみやせきをした後、マスクを交換し、口元をしっかりと拭けば、ほとんどのウィルスや雑菌は取れてしまうと思われますが、ヒゲを伸ばした状態だと、この面積分のほとんどが拭けない状態であると思われます。

髭を伸ばし過ぎて、口に入るくらいになっている方は、毛細管現象によって、せっかく吐き出したウィルスや細菌を、再び口の中に戻してしまっている可能性が「0」ではないかも知れません…

僕自身は、休みの日以外、しっかりと毎日剃っていますので、あまり気にはしていなかったのですが、先日ある知り合いの方から、「ヒゲを伸ばしたままだと、不潔に感じる」とのご意見をいただき、その時は「しっかりと手入れをしていれば、今はヒゲをファッションとして認めているようですね」とお答えしましたが、「不潔」という言葉に「感染」という言葉が連想されてしまい、「だったら、ちょっと考えてみるか!」と軽い気持ちで、計算してみた結果が、この文章になりました。

僕は感染学なんて、学んだこともない素人ですので、この「200㎠」の表面積が、感染に対して、どれだけ影響するのかは、まったく判りません…

ただ、数字だけを考えると…鼻の下にヒゲを伸ばすだけで、結構な面積があるんだなぁ…と…

理容師をしているので、決してヒゲを否定しているのではありません。

上手に手入れをして、格好よく伸ばされている方はいっぱいいます。

ただ、正直に言わせていただければ、「思ったよりも広い面積分が増えているんだなぁ…」と思いました。

初級者が語るアウトドア入門(3)

2021年01月19日 | W.F.Cアウトドア(準備編)
初級者が
「アウトドア…やってみたいけど、何をどうすれば…」
という初心者の方々へ、初級者だから気が付く、「アウトドア入門」を書いていきたいと思います。

さて、前回予告した通り、今回は「ガスバーナー」についてお話します。

まずは写真を見てもらいましょう。



これが「シングルバーナー」です。



これが、ツーバーナー(ツインバーナーと言ったりもするようです)

火がつく部分が一つか二つかの違いです。

ガスボンベを所定の位置に回してセットし、着火させて使うという点では大きな違いはありません。

ただ、シングルの場合は、お鍋ややかんを乗せる部分を、説明書通りにしっかりとセットしなければならない(難しい事ではありません)のに対して、ツーバーナーの方は、収納時に裏返してある太い針金部分を、ひっくり返して乗せるだけ。

まぁ、どちらにしても買ってきたら、本番前に一回はいじるでしょうから、その時に理解しておけば、何の問題もないと思います。

さて、新品を購入される方には、ここまでの説明で問題ないと思います。

ただ、ガスをセットする時に、力ずくで無理やりねじ込まない事(ねじ山がつぶれたら、最悪使えなくなります)と、しっかりと最後までねじ込む事(ガス漏れしないようにする事です)には注意してください。

ここからは、中古品を買われる方への注意点です。

まず、一番注意して欲しいのが、次の写真の部分です。



シングルバーナー



ツーバーナーの片方です。

少し判り難いかも知れませんが、両方とも中心に心棒のような部分があり、その外側に黒いゴムが見えていると思います。

このゴムはボンベをセットする時に、ガス漏れをしないようにする為のパッキンになります。

これが付いていないと、ガス漏れを起こし、最悪爆発の恐れもありますので、しっかりとチェックしてください。

付いていない場合は、ホームセンターでゴムパッキンが売っているので、サイズを合わせて利用するか、購入したバーナーのメーカーサイトを利用して、同じものをご購入するかして、必ず装着した状態で使用するようにしてください。

次の注意点です。





写真のシングルにもツーにも「赤いボタン」のようなものが見えているのがお判りでしょうか?

シングルは、写真中央の黒い針金(ガス出力調整用ツマミになります)の左に小さく、ツーの方は赤いつまみ(ガス出力調整ツマミ:2つ)の左に小さく写っていますね。

これは「点火装置」です。

ガスを出しながら、このボタンを押すと、「カチンっ!」という音がして着火するようになっています。
(使い捨てライターと同じ原理)

この点火装置がダメになっているものがありますので、買う前に押してみてください。

多少の抵抗感と共に押していくと、音がすると思います。

よく見ると、バーナーの回りで、ごく小さな火花が飛んでいるのが見えると思います。

まぁ、最悪着火できない場合は、チャッカマンなどの、先の長いライターで着火できますので、あまり気にしなくてもいい部分ではありますが…

3つ目の注意点は、「ガスボンベを装着する時のねじ山がしっかりとしているか」なのですが、まさかガスボンベを持って買う時に確かめるなんて事は、初心者の方々にはなかなか難しいと思いますので、ショップの店員さんに、「ネジ山はしっかりしてますか?」とお聞きになり、しっかりとした返事をいただけたら、安心だと思います。

購入時に、「ガスを装着しようとしたら、ネジがおかしくなっている場合は返品できますか?」と聞くことも忘れないようにした方がいいですね。

(本当はボンベを持って行く等、ご自分で確認するのが一番ですけど、ボンベから先に買う事は無いと思いますので…)

完全に組み上げた状態で、着火すると





となります。

そうそう、最後になりましたが、見ての通り、シングルバーナーには風防が無いものがほとんどです。

しかしながら、多少の風で火が消えることはありません。

火力がしっかりしています。

ツーバーナーは収納時の蓋にあたる部分が、風防になるものがほどんどですので、風があっても向きを調整すれば、難なく使えます。

(どちらにしても、初心者が暴風時にアウトドアを楽しむ事は危険ですので、「やめる勇気」や場所の変更等をお勧めします)

それでは、ガスバーナーの説明は、今回で終了となります。

次回からは、「バーベキューコンロ」と「焚き火用コンロ」について、お話していきたいと思います。

ご質問等ございましたら、コメントボタンよりご投稿をお願いします。

僕の判る範囲で出来る限り、また時間があれば調べてでも、お返事させていただきたく思います。
(元々、拙い文章ですので、どこまでご理解いただけるかは自信がありませんが…)

阪神淡路大震災から26年

2021年01月18日 | 徒然草
阪神淡路大震災

未曽有の大災害として、またリアルタイムで見る事になった悲惨な出来事として、最初に僕の記憶の中に刻まれた大災害でした。

あれから、26年が過ぎてしまいました。

実は、この震災をお店でお客様と話すにあたり、

「僕はあの時、万座温泉にいたんですよ」

と言っていました。

ところが…

息子は今年27歳

僕の記憶の中で、その万座温泉旅行時のメンバーは

親父・お袋・女房・長女・僕

の5人で、女房のお腹の中には長男がいて、僕と長女でスキーをしたという記憶がハッキリと残っています。

お客様にも、その話をしていました。

ところが…

阪神淡路大震災から26年

息子の歳は今年で27歳

えっ…?

合わない…

どういう事…?

どうやら、僕の記憶が混濁していたようです…


当時、ダイエー市川店は、一年に一度、連休を取り、社員旅行をしていたようです。

阪神淡路大震災の時も、野沢温泉(だったと思う)にスキー旅行に行っていたそうです。

ところが、この一報を受け、野沢温泉スキーから、市川にトンボ返りをして、急遽お店を開けたそうです。(僕の記憶が正しければの話)

僕の記憶の中では、万座温泉プリンスホテルの部屋で、テレビを見たら…

「神戸で大地震」

のテロップと共に、高速道路が落ちてしまっている映像が流れていた。

というものでしたが、どうやら見た場所は自宅だったようです…

しかしながら、テレビのスイッチを入れた時、テロップが出てない状態で、高速道路が落ちている映像を見て、

「おっ、ゴジラの新作が発表かな…?」

と呑気なことを思った記憶は鮮明に覚えています。

すぐにテロップが入り、

「えっ? マジかよ? ちょっと本当なのか…?」

と思った事も鮮明に覚えています。

当時、従業員の中に神戸出身の方がいたので、すぐに連絡して

「お店は僕が出るから、神戸に行って下さい」

と言いました。

ところが、

「神戸に電話しても通じない…行きたくても、行ける状態じゃないし、行っても何も出来ないから、今日はそのまま出勤します」

との返事…

経験した事がなかったので、震災後の現地がどのような状態なのか、交通機関はどうなっているのか、車でなら現地に入れるのか…

とにかく、何も判らないまま、当人を神戸に行かせてあげたいとの一心でした。

今考えると、新幹線は不通、高速道路も一般道も通行止め状態、港も使用不可…

つまりは、他地域から神戸に入ることは不可能であり、また入れたとしても、その惨状を目の前にして、ただ何も出来ずに狼狽えるのが精一杯…

救助活動の邪魔にしかならなかったでしょう…

当時、自分は平和ボケなどしていないと、自然を相手に遊んでいる自分は、他の人より緊急時の知識があると自惚れていました…

それは、自分の平和ボケを痛感する、自分の知識を遥かに超えた災害だったのです。

その後、東北一帯を襲った、「東日本大震災」がありました。

その時、「動かない勇気」を思い知らされました。

僕が子供の頃から言われている

関東大震災
東海沖地震
富士山噴火

本当にいつ起きても不思議はないし、起きれば大災害になる事は周知の事と思います。

最近では大雨や台風災害も、規模が大きくなっているような気がします。

僕の住んでいる千葉県は、一昨年の台風災害が記憶に新たしく刻まれています。

関東大震災から、奥尻、釧路、新潟、熊本、もちろん、阪神淡路、東北…

僕の記憶では、鳥取でも大きな地震があったと思います。

現在、国内ではコロナ感染が広がり、多くの国民が、直接的に、又は間接的に被害を受けています。

一つの災害と言っても過言ではないように思います。

災害を乗り越えてきたのは、政府でもなく、地方自治体でもなく、直面した人々の力だと思います。

もちろん、政府や自治体も支援してくれていたと思いますが、乗り越えるのに一番必要だったのは、被災者の方々の力だと思います。

コロナ感染を乗り越えるのも、政府や自治体の力ではなく、国民の力だと思います。

感染を抑えるのも国民であり、経済を支えるのも国民の力だと思います。

通常の生活を送りながら(経済を支えながら)、細心の注意をはらって(感染予防)生活する。

マスク・手洗いはもちろんの事、食事の時の会話は控える等、個人がしっかりと注意すれば、経済は支えられると思います。

本当は、これが昨日上げるつもりの記事でした。

思わぬところから、ネタが入ってきてしまったので、書くのをやめましたが、やはり「覚えておかなければいけない記憶」として、今日上げさせていただきました。

街の電気屋さん?

2021年01月17日 | 徒然草
最近、「街の電気屋さん」って見なくなりましたね…

昔は電化製品が故障すると、工具箱を持った電気屋さんが修理に駆けつけてくれました。

大型家電量販店には出来ないサービスを担っていた「街の電気屋さん」

そんな、街の電気屋さんがいない、現代の、というか今日のお話です。


昼過ぎに離れて暮らしている息子(と言っても市川市内)から電話があり、

「洗濯機の余ってるのってない?」

えっ…?

余ってる洗濯機って…

普通、洗濯機は一家に一台でしょ…

で、話を聞いていると、

「洗濯機が回らなくなった…」

との事。

症状を聞いていると、どうやらモーターに何かが引っ掛かってるようで、「カチンっ!」という音と共に止まるらしい…

とりあえず、使用をやめさせて、営業が終わってから駆け付けた。

洗濯機の分解は手馴れたもので、お店の洗濯機の洗濯槽の分解掃除に挑戦した時に、大体の手順は覚えていた。

都合のいいことに、お店の洗濯機と息子の洗濯機は同一メーカー。

息子の部屋に入り、洗濯機を見る

息子曰く

「この回るところ(洗濯機の真ん中の羽の部分」が引っ掛かってるみたいなんだけど、この丸いのが外れない…」

そこで、まずその部分を、針金(ステンレス硬線)の先を曲げたものを引っ掛けて外す。

「あっ、外れた! すげぇ! どうやったの?」

(ここで私、ちょっとドヤ顔)

「硬い針金の先を少し曲げて、それを引っ掛けて引けば取れるんだよ」

(かなり、ドヤ顔)

しかしながら、その部分を外しても、中で引っ掛かってるような物は見つからない…

まぁ、ここに支障がでているわけではないだろうと思っていたので、僕の中では想定内。

「もしかしたら、モーターそのものに支障があるのかもしれない…」

そこで、洗濯機の背中の鉄板を外して、中を調べてみる。

ところが、モーター部分を手で回してみると、少し重く感じるが支障なく回る。

過去にその部分を弄った事がないので、それが普通だと思っていた。

更に、ベルトで繋がった洗濯機の心棒部分を調べても、支障が出ているようには見えない…

「こりゃ、お父さんには判らないや…買い換えた方がいいかも知れない…」

と言っていると、息子が

「何か、こすれてる音がしてる…」

もう一度、モーター部分を手で回していると、確かに何かがこすれている音がしている。

「あっ…もしかしたら、なくなった靴下かも!」

出てきました…

洗濯槽の外側部分と、洗濯槽部分の間に黒い靴下…

それを針金で引っ掛けて、持ち上げたところでラジオペンチで挟んで除去。

すると、しっかりと回りだす洗濯機。

その靴下が原因で、脱水時に洗濯槽の回転に無理な力が加わり、安全装置が作動して止まってしまっていたみたいです。

「カチンっ!」の音は、その安全装置が働くときに出る音みたいでした。

息子曰く、

「そういえば、この前いっぱいいっぱいの洗濯物を突っ込んで、無理やり回した…」

おそらく、その時に洗濯槽から飛び出した靴下が、引っ掛かったままでいたのだと思います。

昔、二槽式洗濯機の脱水時、丸い蓋のような物をはめてたのを思い出し、それをしっかりと装着しないと、脱水機の外に洗濯物が飛び出し、最悪の場合、脱水機の心棒に絡まって、脱水機が使えなくなるといった事例があるという話を思い出しました。

「これからは、小さいものはネットに入れるようにする」

と息子も勉強したようでした。

「8万、得した!」

買い替えも考えていたようで、値段を調べていたみたいです。

「はい、これ」

冷蔵庫の中から、コーラを一本出して渡してくる。

「8万円が、これかよっ!(笑)」

まぁ、僕も今日のブログの更新ネタが出来たので助かっちゃったんですけどね~!(笑)

無事に洗濯機の修理は終わり、自宅へ戻りました。

皆さんも、洗濯機に規定量以上の洗濯物を入れないように、また靴下や下着などの小さなものは、洗濯用ネットに入れてから洗うように心がけてくださいね。

息子のように、街の電気屋さん(僕の事)が近くにいないと、分解して修理するといった事を選択肢の中には置けないでしょうから、新規購入という無駄遣いをする羽目になりますよ~!(笑)

(いやいや、マジにネタの提供、ありがとう>息子)