髪見!十人十色

市川の理容室の店主が綴る日記です
スワローズと釣りの記事がほとんどですが、よろしくお願いします

初級者が語るアウトドア入門(3)

2021年01月19日 | W.F.Cアウトドア(準備編)
初級者が
「アウトドア…やってみたいけど、何をどうすれば…」
という初心者の方々へ、初級者だから気が付く、「アウトドア入門」を書いていきたいと思います。

さて、前回予告した通り、今回は「ガスバーナー」についてお話します。

まずは写真を見てもらいましょう。



これが「シングルバーナー」です。



これが、ツーバーナー(ツインバーナーと言ったりもするようです)

火がつく部分が一つか二つかの違いです。

ガスボンベを所定の位置に回してセットし、着火させて使うという点では大きな違いはありません。

ただ、シングルの場合は、お鍋ややかんを乗せる部分を、説明書通りにしっかりとセットしなければならない(難しい事ではありません)のに対して、ツーバーナーの方は、収納時に裏返してある太い針金部分を、ひっくり返して乗せるだけ。

まぁ、どちらにしても買ってきたら、本番前に一回はいじるでしょうから、その時に理解しておけば、何の問題もないと思います。

さて、新品を購入される方には、ここまでの説明で問題ないと思います。

ただ、ガスをセットする時に、力ずくで無理やりねじ込まない事(ねじ山がつぶれたら、最悪使えなくなります)と、しっかりと最後までねじ込む事(ガス漏れしないようにする事です)には注意してください。

ここからは、中古品を買われる方への注意点です。

まず、一番注意して欲しいのが、次の写真の部分です。



シングルバーナー



ツーバーナーの片方です。

少し判り難いかも知れませんが、両方とも中心に心棒のような部分があり、その外側に黒いゴムが見えていると思います。

このゴムはボンベをセットする時に、ガス漏れをしないようにする為のパッキンになります。

これが付いていないと、ガス漏れを起こし、最悪爆発の恐れもありますので、しっかりとチェックしてください。

付いていない場合は、ホームセンターでゴムパッキンが売っているので、サイズを合わせて利用するか、購入したバーナーのメーカーサイトを利用して、同じものをご購入するかして、必ず装着した状態で使用するようにしてください。

次の注意点です。





写真のシングルにもツーにも「赤いボタン」のようなものが見えているのがお判りでしょうか?

シングルは、写真中央の黒い針金(ガス出力調整用ツマミになります)の左に小さく、ツーの方は赤いつまみ(ガス出力調整ツマミ:2つ)の左に小さく写っていますね。

これは「点火装置」です。

ガスを出しながら、このボタンを押すと、「カチンっ!」という音がして着火するようになっています。
(使い捨てライターと同じ原理)

この点火装置がダメになっているものがありますので、買う前に押してみてください。

多少の抵抗感と共に押していくと、音がすると思います。

よく見ると、バーナーの回りで、ごく小さな火花が飛んでいるのが見えると思います。

まぁ、最悪着火できない場合は、チャッカマンなどの、先の長いライターで着火できますので、あまり気にしなくてもいい部分ではありますが…

3つ目の注意点は、「ガスボンベを装着する時のねじ山がしっかりとしているか」なのですが、まさかガスボンベを持って買う時に確かめるなんて事は、初心者の方々にはなかなか難しいと思いますので、ショップの店員さんに、「ネジ山はしっかりしてますか?」とお聞きになり、しっかりとした返事をいただけたら、安心だと思います。

購入時に、「ガスを装着しようとしたら、ネジがおかしくなっている場合は返品できますか?」と聞くことも忘れないようにした方がいいですね。

(本当はボンベを持って行く等、ご自分で確認するのが一番ですけど、ボンベから先に買う事は無いと思いますので…)

完全に組み上げた状態で、着火すると





となります。

そうそう、最後になりましたが、見ての通り、シングルバーナーには風防が無いものがほとんどです。

しかしながら、多少の風で火が消えることはありません。

火力がしっかりしています。

ツーバーナーは収納時の蓋にあたる部分が、風防になるものがほどんどですので、風があっても向きを調整すれば、難なく使えます。

(どちらにしても、初心者が暴風時にアウトドアを楽しむ事は危険ですので、「やめる勇気」や場所の変更等をお勧めします)

それでは、ガスバーナーの説明は、今回で終了となります。

次回からは、「バーベキューコンロ」と「焚き火用コンロ」について、お話していきたいと思います。

ご質問等ございましたら、コメントボタンよりご投稿をお願いします。

僕の判る範囲で出来る限り、また時間があれば調べてでも、お返事させていただきたく思います。
(元々、拙い文章ですので、どこまでご理解いただけるかは自信がありませんが…)