くれよん日誌

北陸からの十色な日録

映画三昧♪

2007年05月28日 11時07分21秒 | 映画
おはようございます。
昨日は本当に久々OFFの日で、自分の部屋片付けをしてからDVDレンタルにどっぶりと浸かりました。
特に県庁さんから長らく借りたまま、観ていなかった『硫黄島からの手紙』

鎮魂の作品でした。

予想に反して静かな淡々とした映画でしたが、観終わって言葉が無い感じでした。
クリント監督にお礼を申し上げたいです。
61年間忘れ去られていたと言っていい事実を、彼らの犠牲無しには今の我々の命も無かった事も鑑みて、知らない事の罪深さを思ってしまいました。
たぶん振り返るにはあまりにも痛みがありすぎて、本当にここ最近の風潮なのだと思います。
飢えと水不足、疫病にも苦しみ一月余も戦いぬいた実際の現場は映画より遥かに悲惨だったことでしょう。
雪月歌の母方の叔父も二十歳の若さで散りました。
父方の遠縁戚も(たぶん)暗殺されています。
本当にごくごく身近な出来事なので、心が痛みます。
勇敢に戦って散っていった彼らを尊敬し扱ってもらえた事に、謝意しています。
翻って昨今の世の刹那的な風潮に怒りを覚えてなりません。
は?。。。。戦争が無いから自分がするだと?
ふざけんじゃないわこのどちくしょうが
聞けば郷里では素直過ぎるくらいだった子が人でなしに変貌してしまったとか、狂犬病ならぬ狂人病の素が流行っているのか?
自分の誕生日にはそんな出来事が起こって欲しくないと、心底祈る有様です。

さて、俳優陣では県庁さんが「バロン西」がステキとうっとりしとりましたが、以下同文。
インタビュー見てても物凄く好感度してました。
もうひとかた藤田中尉役の渡辺広さん
心底心酔しきって栗林中将に付き従っている様が素晴らしかったです
渡辺謙の栗林中将も説得力あって、まさにストライク
やっぱり戦場の方が似合う俳優さんだな~と思いました。
加藤亮演じる清水、投降したものの闇討ちされる有様に身内その2。
「どっちもどっちだな」
。。。。。まぁジャップと呼んで差別しまくっていた時代だしね。
敗走兵を味方が撃ち殺す場面で、一番年下の叔父が「避難所に憲兵が居たけどアレは敵から市民を守るンじゃなくて、いざと言う時は市民を撃ち殺す役目だったんだよ」と言っていたのを思い出しました。
冷静に見てると言うか、いやはや・・・・
そんな訳で召集令状を手に「おめでとう」と言い、皆が同じなんだからと自分の正しさを押し付けてくるご近所のおばさんが一番許せないと思った次第です
だいっ嫌いだ、こんなひとーこんなひとーこんなひとーエコー

なんだか妙な感想で終わります。
コメント
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