Temple around Seoul

仏様の前で煩悩を捨て無欲になったりできない私。
どこまでもご利益目当てに参ります、韓国お寺めぐり日記(週記?)。

其の九十六. 望海庵 2017.4.29

2017-04-30 | 日記
2017年4月29日。望海庵。

韓国観光公社の紹介(韓国語)
グーグルマップでの位置

前日の帰りが遅かった、というより、その日の早朝に家に帰ったという状況だった土曜日。
Jちゃんと地下鉄1号線安養駅で待ち合わせ。
でも時間が余ってしまった。

なので途中の龍山駅でうどん。

第一製麺所のうどん、6,500ウォン。

安養駅に着くと、Jちゃんも駅でうどん食べてた。

ハイメンのうどんは3,400ウォン...(写真はセットだけど)。
こっちで食べればよかった...

安養駅。


駅前でマウルバス3-1に乗って終点まで。


マウルバス降りたとこ。


バス停のすぐ側の三叉路に案内板が。

みんなお寺。この辺はお寺だらけなのかな。

道はきれい。


ちょっと行くと三誠寺。

天王門。

横から撮った写真。

大仏さまは弥勒さまかなあ。

角を曲がると向こうにまたお寺がみえる。


その手前にもまた、お寺。仏岩寺、かな。漢字が分からない。


前の畑(?)のような庭に仏さま。


さっき見えたお寺、飛鳳山萬長寺。

飛鳳山というのは冠岳山の峰の一つらしい。

別れ道、望海寺の案内がある、安養1景とあるから景色が綺麗なのだろう。


緑が綺麗な道。

道は舗装路、しかも平坦。楽々。

下に下ると森林浴場への分かれ道。


Nわたし:「森林浴場、寄る?」
Jちゃん:「寄らなくていいよ、この道だけでも森林浴なるし」

さらに行くと、看板に「この地域はお寺の境内」と書いてある、向こうに見えるのがそのお寺かな。


花がいっぱい。


普徳寺でした。

門のとなりに布袋さま。

布袋さまの案内文。

「おへそと下腹を左から右に三回回しながらなでて、布袋さまの顔を見て一緒に笑う」と<無病、長寿、富貴>の三福が生じるそうな。

Jちゃん:「韓国では布袋さまは強いんだよ、中国舞台の武術小説とかによく出るし」
Nわたし:「それは日本とはイメージが違うな」
Jちゃん:「あの袋が武器なんだよ」

話ながらさらに上る。景色がいいので飽きない。


ぼんぼりが見えてきた

望海寺と書いてあるから、もう近いかな。

横断幕もあるし。


看板、左にいくと小路、右は自動車道。


左を行く、細い道。


見えてきた。


到着。


下の眺め、安養市なんだろうなあ。


三十番霊場望海寺、とある。


案内文。

嵐の仁川の海の船に忽然と現れ、船を導いて消えたお坊様に、お住まいをたずねたら「冠岳山の望海寺」といわれたそうな。
で、助けられた船員たちが望海寺に来てみたら、仏像のお顔がそのお坊様のお顔だったそうな。伝説だけど。

上からみたとこ。


左の建物。本部みたいな感じ。


右の建物。上が千仏殿、下は地蔵殿。


千仏殿。


その右のある階段を上ります。


龍華殿。

ガラスの反射でみえませんが、中には頭の大きな弥勒さま。

ドアが開いてたので写真。


逆のドアから。

頭が大きいのが分かるでしょうか。三頭身?

三聖閣。


碑。


Nわたし:「海はどこから見えるの?」
Jちゃん:「はあ?」
Nわたし:「だって海を望む寺じゃん、海見えるんじゃないの?」
Jちゃん:「おいおい... ここの位置分かってんの? 海見えるわけないじゃん」

安養でも、すごく高い山の上なら見えるかも、と思ってた。
でも来てみたらそんな高くもないし。
だったらなんで望海庵なんだよ。

さて、来た道と逆に行って安養芸術公園の方へ抜けようとしたのですが


道が険しくて挫折。


来た道を戻ることに。小路じゃなくて自動車道。


マウルバスのバス停まで、途中で缶ビール買って飲みながら下山。
マウルバスが来ないので、さらに歩いて大きな道まで出る。


バスで冠岳駅に出て、地下鉄で鍾路まで~


ベトナム料理店で腹ごしらえ。


今日は、これから釈迦誕生日祝いの「燃灯会」なのです。





○今日のお話
帰りにもいろんなお寺の前を通る。

Neわたし:「なんか弥勒さまの像が多いねえ」
Jちゃん:「弥勒さまは末世の救い主だからね」
Neわたし:「56億7千万年後だけどね」
Jちゃん:「韓国では南の方に多いよ、抑圧されてきた地方だから。弥勒さまは革命と結びつくことが多いし」
Neわたし:「弥勒さまは革命家じゃないと思うけど」
Jちゃん:「弥勒さまが助けるのは苦しむ民でしょう。苦しむ民って誰よ」
Neわたし:「プロレタリアート?」
Jちゃん:「そんな感じ。だからそういう人を助けようと革命的なことが起きるでしょう、そのリーダーは弥勒さまのように思われることが多いんだよ」
Neわたし:「苦しい民を救う方、という点でつながるのか」
Jちゃん:「東学って知ってる?」
Neわたし:「東学党の乱、って教科書で習ったくらいなら」
Jちゃん:「そのリーダーも弥勒さまの生まれ変わり、とか言われてたんだよ」

さすがにJちゃんは詳しいのであった。