【ロンドン=中沢謙介】欧州連合(EU)統計局が1日発表したユーロ圏17か国の2月の消費者物価指数(速報値)はエネルギー価格の上昇を反映して前年同月比2・4%上昇し、3か月連続で2%を超えた。
欧州中央銀行(ECB)は政策運営の目標となる物価上昇率を「2%未満」としており、市場では、ECBが3日の理事会でどのような物価認識を示すかに注目が集まっている。欧州では、英国でも1月の消費者物価指数が前年同月比4・0%の上昇となり、食糧価格の高騰を背景に、インフレ圧力が強まっている。
(2011年3月2日
読売新聞)
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