米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは22日、トヨタ自動車の格付けを全21段階のうち上から2番目の「Aa1」から3番目の「Aa2」に1段階引き下げたと発表した。
「Aa2」は、日本国債と同じ格付け。格付けの見通しは「ネガティブ」(弱含み)とした。格下げの理由について、長期的に収益性が低下する恐れがあるとしたほか、リコール(回収・無償修理)問題などで「価格面での競争優位性が維持できるかについて不透明感が増大した」と指摘した。
トヨタは「大変残念。最大限の経営努力で再び格付けを引き上げてもらえるようにしたい」とコメントした。
(2010年4月23日
読売新聞)
関連ニュース
・
ギリシャ赤字、対GDP13.6%…政府見込み上回る
・
東電と東ガス、6月料金値上げへ
・
09年度のスーパー売上高、13兆円割れ…21年ぶり
・自動登録型リンク集