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つよぽん時々HYDEな日々

草剛とHYDEが好き。の~んびりと更新予定。。。のはずだったのに、ほぼ毎日ですね。

複合的に見て「いいヤツじゃん」って思うとき。

2010-02-22 23:47:12 | フィギュアスケート
「BLESS」
毎日NHKを観れば毎日決まった一節を聴ける。
今頃HYDEちゃんはVAMPS街道まっしぐらでしょうが、ファンはまだまだL'Arcに包まれるような錯覚を抱きつつ、繰り広げられる真摯でストイックな大会に一喜一憂しているわけです。

この曲の歌詞と高橋大輔選手のインタビューの内容があまりにシンクロしていてhydeさんは本当によく掘り下げているんだなって感心します。
いや、この歌詞があるからこそ周りを思いやる選手の言葉も改めて理解できるしって言うか。。。。(どこまで崇拝者・・・。

「quadruple」(四重の、四倍の)
フィギュアでは4回転ジャンプのこと。
この単語「QUADRINITY」と絡んで耳に馴染みます。
いや。。。
芸術に重点を置くか技術に置くか。。。。
採点の仕方によってはとんでも無く真央ちゃんに不利なんですが、それもこれもトリプルアクセルをミス無く成功できれば何の問題もないんですよね。表現力もかなり身についているとおもいますし。。。(ってむちゃくちゃですか?)
芸術的なセンスは教えられて身につくものとはちょっと違うって事、娘ふたりがバレエを習っていて嫌って言うほど思い知らされていますが、だからといって技術の向上を蔑ろにするのはスポーツとしてのフィギュアスケートを否定しかねないとも思えるんですよね。。。

何にせよ、難易度はかなり真央ちゃんの方が高いですもんね。。。
失敗すると冗談みたいにマイナスされる今の採点方式のせいで挑戦しないで結果を求める選手続出ってのも致し方ないのか。。。
誰だって結果がほしい。
だから危険は犯さない。
持っている技の完成度で乗り切る。。。

どちらも兼ね備えているのが高橋大輔選手だったわけで、もし彼が4回転を成功して優勝していたらプルシェンコはあそこまで悪者になる必要は無かっただろう。

「僕には4回転が必要です。これを飛ばないことは考えていない。」
記者会見で4回転の重要性を肯定する発言をした高橋大輔。
4回転を飛んでトリノの雪辱を果たしたかった彼。

「これからも良いヤツでいてね。」
フジTVの特番でプルシェンコが高橋大輔に言った言葉。
高橋大輔がチャレンジする勇敢な心を持っていることを認めているのがわかります。

虎穴に入らずんば虎児を得ずなのか、君子危うきに近寄らずなのか。。。

それから私は生理的にちょっと受け入れられなかったウィアー選手。
そんな彼がノーミスでありながら得点を抑えられたことを記者に質問され
「(高橋)大輔のスケーティングを見ていなかったのですか?」
って返したというニュース。
風体だけを見て「なよっぽくて無理」と思った自分が恥ずかしいわ。
なんてこと。凄いオトコマエじゃないの!!。
ウィアー君、綺麗なのは姿だけじゃないのね。




さて、ワタクシこのたび「おばちゃん」の「ば」と「ち」の間に「あ」が入る立場の人になってしまいました。
いや~。本物の年寄りになった気分です。テレテレ。

それでもVAMPSライブはスタンディングで行きますよ~。
シートのあるライブは来年L'Arcで何度か体験できそうです。(よね??)
今年はラストイヤーのつもり。
頑張って「血の池地獄」でうごめく覚悟をいたしました。


   

高橋大輔が表現する「道~ジェルソミナ」

2010-02-19 20:05:44 | フィギュアスケート
高橋大輔選手、銅メダルおめでとうございます。
彼が踊るフリーのバックにBLESSが流れる構図を想像するだけで感動しそうです。

彼の芝居がかった演技。
この「ジェルソミナ」が映画音楽で、その映画のストーリーを表現してるからだってわかったうえで観てみると、また違った感動を得られます。

この曲を彼が選んだとき、私は何となくピンと来ませんでした。
実は大けがの前地元の小さなスケートリンクに八木沼純子さん主催のスケートフェスティバルが来るというので次女と見に行ったんですが、そこで観た高橋大輔さんの「オペラ座の怪人」がものすごく感動的だったことがいつまでたっても脳裏を離れなかったからです。

彼の跳躍、ステップ、表情、指先。
もうどれもこれもそのスピードにのせた非の打ち所のないパフォーマンスでした。
「オペラ座の怪人」のようなドラマチックな楽曲こそ彼にフィットしてると思っていたんですよ。

ところがですね。
今シーズンの「道」はとにかく楽曲に頼らない表現がすばらしいって思えたんです。
ジェルソミナは古いイタリアの映画音楽です。

大道芸人の大男と彼を心から慕う知恵遅れの女。
彼女をなくして慟哭する大男。

綱渡りの振り付けやら、パントマイムのような振り付けやら。
これは映画のストーリーを氷上で表現しているのです。

「ジェルソミナ~道」
昔家にあった映画音楽全集のLPの中に入っていた楽曲。
こんな静かな曲が高橋大輔というアーティストによってドラマチックに表現されているんだなっておもうと、フィギアは何も音楽の要素だけが全ての演出効果ではないって事がわかります。
まぁ、だいじなポイントではありますが。
あまりに演技構成が見事で、この曲が凄く感動的な曲のように勘違いしそうです。
メロディラインだけなら静かな静かな柔らかな曲なのにね。

それってまるでどんなに抑揚が乏しいラインの曲でもドラマチックに仕上げてしまうhydeさんの歌唱とかぶるものがありますよね。←結局はソコ???

いや、、。
本当に嬉しかった。
大けがして苦しんでいる時期を私たちは知っていますから尚更ですね。


ところで、技術だけならプルシェンコの右に出るものはいなかったはずのバンクーバー。
トライすらしなかったけれどもそれ以外の加点要素が凄かったライサテェックが勝ってしまうって事は。。。
やっぱりいくら表現力に磨きがかかってる真央ちゃんでもトリプルアクセルを確実に飛べなくては太刀打ちできないって事なのかと思うとちょっと残念です。

余談ですが、プルシェンコもこちらにフェスティバルできた去年観たんですよ。
彼はユーモアのセンスが素晴らしくって、やはり格段にスケーティング良かったなぁ。。。
何で公式の演技になるとこうも魅力を感じない(失礼)のか。。。不思議です。