『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.4332 奥会津グラベルソロツアー

昨夜お伝えしました今週のサイクル野郎は…福島県は会津高原に広がる『大窪林道~玉川林道~七ヶ岳林道ソロツアー』でした。
大好きな土地のひとつである奥会津地方…涼を求め、きれいな空気を吸いながら、景色や眺望を満喫してまいりました。
上の画像は終盤の七ヶ岳林道より…那須の茶臼岳を望む事ができました


今回の旅の起点は、会津鉄道・下郷駅…5:00am丁度にスタートしました


県道131号線から同346号線をつないで行きます。この地点は、下野街道古道ライドでも通過した場所ですね。雲が少しずつ取れ次第に晴れて来ました


昔の趣きが残る戸赤地区を抜け、更に登りつめると…


国道400号線へ飛び出ました。一度走ってみたかった3桁国道です。


スタートから1時間半/19㎞…舟ヶ鼻峠を経てひとつ目の林道・大窪林道の入り口です。セミの大合唱が賑やかに響く中、どんどん高度を上げて進みます。


予想以上に砂利が深く、勾配もなかなかの林道です。開けた場所からは奥会津の山並みや平野を望めるポイントもあります


大窪林道は基本的に延々とアップダウンが続きます。猛烈に気温が上がって来ましたが、緑の回廊のお陰で涼しげにペダルを回し進めます。


こちらは大窪湿原。看板も朽ちており、手付かずの雑草生え放題でした…。


尾瀬登山への往復途中、その名だけは何度も目にしており、いつか訪れてみたい…と思っていた駒止湿原にも少々寄り道してみました。


訪れる人々も少ないのか…この先から木道も朽ちて、荒れ果てていました


駒止湿原の先にある分岐から、二つ目の林道・玉川林道へ分かれ進みます。
画像は卵池。そして、いつの間にか昭和村に入っていました…。


スタートから4時間10分…ようやく舗装路の旧駒止峠近くのT字路に飛び出ました。大窪林道~玉川林道、25㎞を2時間40分掛けての走破でした。ここだけで横川林道を1周した以上の距離を走り、結構グッタリ来てしまいました
そこへ追い打ちを掛ける交通事情が…。工事関係(の方には見えませんでしたが)車両が通り過ぎると停止しバックして来まして「この先、川の氾濫で道がなくなってしまい今工事中なので通れないですよ…」との情報を頂きました。


そうなると予定とは反対側のバイパスへ降りて、新駒止峠へ登り返すしかありません。…と言う訳で、こちらが旧駒止峠の頂上。標高なんと1,135m!!


まぁ、悪い事ばかりじゃありませんね…会津駒ケ岳を奥に、奥会津の山並みを望む事ができました。…が、そのあと新駒止峠までの登り返しが長かった


ようやくバイパスの(本来通過するハズではなかった)駒止峠へ登り切りました。標高が900mを超えているので、流れる風がとっても心地よいですね
10㎞ほど遠回りとなりテンションダウンしてしまい、体力・精神力ともに雀の涙状態です。気付いてみればスタートから5時間…まともな休憩を取っていなかったので、日陰で小休止しました。さて、疲労度的にはもうお腹いっぱいで、この先舗装路を下ってそのまま車まで戻るか…予定どおり先へ向かうか。
まぁ迷うだけであって、結局は行ってしまうんですけどねぇ…(笑)パワーバーを1本注入し、気持ちをリセットして後半へ向け再スタートを切りました


台鞍スキー場を右手に峠を下り終えると三つ目の林道・七ヶ岳林道入口です。
ここでサイコンの距離計を確認すると「59.63㎞」…もう、笑うしかありません。サイコンからの労いメッセージか…ゴクロウサン


七ヶ岳林道も砂利が深いです。暑さと相まって進まないこと進まないこと。
登山道入り口の木陰にて小休止、ガタイの大きなアブやブユが煩く今回2回目の虫よけスプレーを身体中に大量噴霧して、その先目指しペダルを回します。


何度もアップダウンを繰り返し、富貴沢林道との分岐まで来ました。
ここまでくれば、あとは残り1/3くらいかな…。


今はなきNEW CYCLINGの世界ですね。良い趣きが多く残った林道です。


個人的登山アンテナが立っていませんでした大迫力の七ヶ岳の全貌。
思っていたよりスケールの大きい連山でした。それにしても暑い…


長かった林道ライドも終盤に入ると眺望が開けて、旅の終わりを悟りました。


結局、七ヶ岳林道は16㎞の距離を1時間40分ほどで走破できました。町道中山線に飛び出ると、空き家になった今にも倒壊しそうな民家が寂し気に建っていました。極所的に冷え込むのか(笑)…モミジが1本早くも紅葉してました


舗装路の下りを一気に駆け下りると国道121号線へ飛び出ました。いつもですが、無事に戻って来れた安堵感とノスタルジックな心境が交互する「下界に戻って来た」感覚は何とも不思議なものです。さて国道121~352号線へ折れ


3㎞ちょっとでゴールの会津鉄道・会津高原駅です。時刻は0:17PM…スタートから7時間17分、距離は82㎞(舗装/グラベルともに41㎞ずつ)の小旅行でした。さすがに40㎞超えのグラベルは、心身ともに堪えました


メモして来た数点の当駅発の時刻表のうち、結果的に(この時間帯はないだろうと考えていた)一番最後の13:09発の汽車で戻る事になりました。
輪行を5分で完了させ、まだ時間に余裕があったので駅隣接の食堂で名物『うどりカレー』を頂きました。地元のウドと地鶏が入った洒落のエッセンス(笑)と苦みが効いており、火照った身体中から更に汗が吹き出ました


郷愁にかられる会津鉄道のディーゼル車での帰路…よき旅でした


車窓から見上げた奥会津の空…紅葉の時季にまた訪れる予定です


快速でしたので下郷駅にはアッと言う間に30分で到着。まだまだ日が高いなぁ…という事で、お盆ツーリングで走る予定コースの下見もかねて、猪苗代湖経由で帰ることにしました。
このスケールは完全に海ですね(笑)湖水浴客の家族連れで賑わってました

総評…今回のコースはグラベルロードよりMTB向きか?というコースでした。
でも舗装路の軽快さを取れば、やはりグラベルロードの方が速いかなぁ…。
どちらにしても車両通行止が多いルートの為、静かに、そして心穏やかに、眺望を楽しみながら自然と対話できる様な…そんな素敵な林道ツアーでした
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