『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.3736 塩の道、完結。

先日にお店のイベントとしては今季最終古道ライドは終了しましたが昨日のお休みは個人的古道ライドの終盤戦『塩の道・完結編』へ出向いて来ました!
山形県小国町側からの試みは、前回の酷い渡渉と背丈以上の藪に遮られて懲りた事もあり、今回は晴れて新潟県側からのアプローチを試みてみました。
国道R113~R290~R7~県道・町道…と全く人けのない集落を抜けて辿り着いた今は砂利道と化した古道部から始まる舗装の切れ目からスタートです


この時季なので仕方ありませんが、ジープロードとはいえ、もうそれはそれは想像を絶する酷い路面です延々と続く水たまりに、ヌタヌタ道に、小川化した砂利道を抜け…とりあえず才の神峠へ到着です。


せっかく登り詰めた標高を一旦下げて行き、電線も通らぬ場所に…


参考にさせて頂いている強者ハイカーの方のHP画像にもありました、普段は無人(?!)の別荘前を通り過ぎます。お風呂の煙突が、わりと新しく見受けられましたので、年に数回はオーナーの方が黄昏に訪れているのでしょう…。


一つ目の看板…ここから先は勾配の急なジープロードへと分け入ります。


九十九折れが続き、ジープロードながら藪もかかって来ると二つ目の看板が。


標高600mあたりでしょうか…懸念していた雪が見受けられます。


ジープロードの行き止まりから200m程手前の峠に、古道部入口がありました。例の参考にさせて頂いている方が歩いた頃(4年前)には、ここの入口にも標識があったそうですが…今は辛うじてピンクの目印リボンがある位でした。


いざ古道らしい小道に突入ですが、良い路面は入口からたった数十mのみ


人も入らず手入れがされていない荒れた古道は、アドベンチャーの領域です。


やがてウサギの足跡しか頼りになるものがない程雪山と化してしまいました


標識もなく確証はありませんが、ここが目的の地『大峠(671m)』なハズです


小一時間ほど進むと、前回小国町側からも見受けられた、その名の如く鋭い山容が印象的な烏帽子岩を間近に望む事が出来ました
GPSから察すると、おそらくここから少し行った先辺りが県境かと思われました…が、藪が酷くなり雪も深く道が不明瞭…とりあえず目的もクリアしましたので引き返す事にしました



古道復路は下り基調なので足早にジープロードへ復帰…。
昼を過ぎてまだそんなに経っていないのに、もう辺りは夕暮れの様相が…
結局、復路のジープロードはスピードを抑えても、更に酷いスッパネ祭りとなり、全身泥人形となりながらもMy-ACE号に無事帰還しましたジープロード10㎞古道部3㎞×2の26㎞/4時間に及ぶ塩の道(山形側では柳生戸街道と呼ばれていたそうです)ライド、何とか今年中に完結する事ができました。
このルートばかりは「誰にもお声掛けしなくて良かった…」とつくづく思えた修行の道でした。暖かい季節はやたらヒルが多いらしいので、この時季に訪れたのは正解でしたが、多分もう二度と訪れる事はないのだろうなぁ…とついつい思ってしまった峠道でした。でも、やっぱり越後の空は大好きです


帰りは予想以上に遅くなってしまい、遅い昼食を村上市内のラーメン屋さんで急ぎ注入(笑)…そして夏場と違い、演歌の世界のような厳しい表情を見せる冬の笹川流れをドライブしながら長い帰路へと着いたのでありました
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