井泉短歌会

ようこそ、井泉(せいせん)短歌会です。

第六号目次

2005年11月16日 | 目次
「井泉」第六号 目次 (2005年11月)
表紙絵 春日井建

招待作品
 ビニール傘・・・小島ゆかり 2

題詠「手」
 童画のうしろ・・・久志歌代 4
 舞う手踊る手・・・山根木よしたけ 5

作品(一)・・・6

リレー評論 短歌の今を考える
 危機を歌う女性歌人たち・・・加藤治郎 22
 晒されない「主体」 内輪化する現代短歌・・・岡嶋憲治 26

作品(二)・・・29

前号歌評(前)・・・国見朝子 44
前号歌評(後)・・・喜多昭夫 46

作品(三)・・・48

評伝 春日井建(五)・・・岡嶋憲治 67

いずみ(随筆)
 インドの水・・・江村彩 71
 「よかったね!」・・・櫛田君代 72
 
連載 現代短歌はどこで成立するか(54)・・・彦坂美喜子 74

歌会だより・会則・投稿規定・・・78

編集後記

題詠「変」

2005年11月16日 | 過去の誌面より
題詠「変」(第5号)より抜粋

ゴトゴトと  長嶋香世

 エンディングにポロネーズ変ホ長調『戦場のピアニスト』鑑賞す
 ショパンを弾くゆびは変幻自在なり軽くフォルテに鍵盤を打つ
 奇才変人ロマン・ポランスキー監督の戦争体験はトラウマとして
 モノクロに苦難のきざし影を曳く変化のワルシャワの街映し出す 
 レンガを積まれゲットー生活のひとびとの日常にとおく大変貌せり
 生きて帰ることなき旅路への異変詰め込む列車ゴトゴトとゆく
 天変地異と人間の愚かさのダブルパンチに立ち尽くすわれらは


地獄変  山下好美

 変声期の子らの歌ひし君が代の七十秒の長さ短さ
 風景のいつもと変はつて見える駅ダンボールハウスけさは少なし
 黄泉平坂で閻魔に追ひつかれ変速ギアのトップで逃げる
 逝く夏や太郎と花子の変名で伊豆に泊まりし昔もありき
 初恋はさあれど晩き恋もまた地獄変相絵図のなかなる
 革命家きみの変節知りし日にシベリアからの白鳥(とり)は飛来す
 言霊はつよくはげしく身をめぐり〈豹変の豹〉塚本氏逝く

(それぞれ、連作13首から7首を抜粋しました。)

(第5号、2005年9月1日発行)

2006年、一月歌会のお知らせ

2005年11月16日 | 歌会のお知らせ
○一月歌会は、
2006年1月15日(日)午後1時~5時、開催の予定です。
第三日曜日となりますのでご注意下さい。
詳細につきましては、来年一月発行の「井泉」第7号をご参照下さい。

○十二月歌会はお休みです。

○十一月歌会は、
2005年11月13日(日)午後1時~5時、開催されました。


井泉歌会は、会員以外の方の参加も歓迎しております。
※お問い合わせは管理人(江村)ayayo@f4.dion.ne.jpまで(件名を「井泉問い合わせ」として下さい)。