晴明館☆柔道☆日記

明野晴明館や柔道に関すること、その他いろいろなことの日記

6年生を送る会

2010-03-30 22:45:23 | 晴明館
6年生を送る会(またも長文)

3月28日(日)、晴明館で6年生を送る会が行われました。

今年晴明館を卒団していく6年生はていぞうとひとみの2人だけです。
人数だけから見ればとっても少ない数ですが、2人とも最高の6年生でした。

練習はサボることもなく、いつも一生懸命で後輩達の良い見本となってくれました。
下級生達の面倒見も良く、みんなに慕われていた2人でした。

そんな6年生達を送る会は2部構成になっています。

前半は道場内の大会、後半は「卒団式」となります。

【試合編】

試合は各学年・男女の人数によって事前にいくつかのグループに分けて行われます。

今年は、「幼年の部」、「1・2年生の部」、「3年生の部」、「5年生の部」、
そして「6年生の部」となりました。

各グループとも組み合わせは当日の「くじ引き」によって決まります。
このくじ引きが実にオモシロイ!こちら(指導者)側の手は一切入れません。

名前の入っていないトーナメント表は予め作ってあるので、欠席者がいたときは
そこは当然チャンス!「運も実力のうち」どこを引くかも大切なところです。

組み合わせによって普段なかなかメダルに手が届かない子にもチャンスが出てくるし、
学年の実力No1とNo2(みんなそんなには力に差はありませんが)が初戦で当たること
もあります。
今年の組み合わせも悲喜こもごもの結果となりました。

「幼年の部」
優勝:りょう
2位:のぞみ
3位:たかと、しげみつ
幼年は、現在のところりょうが頭一つ抜けている感じ、その後を2位と3位の3人が
追う展開。試合を見る限り先が非常に楽しみな子たちです。
ちょっとずつ、楽しく、一生懸命練習していきましょう。

「1・2年生の部」
優勝:しょうた
2位:あとむ
3位:よしと、さとみ
3人の2年生、1人がケガで欠場、残った2人が初戦で当たるという組み合わせに。
2年生にとっては不運、1年生にとってはラッキーな組み合わせとなりました。

よしのりとしょうたの2年生対決を制したのはしょうた。
この2人は普段の乱取りでも取ったり取られたり、いい勝負の2人です。
ちょっと前までは1年生に押され気味だった2年生たち、ここ最近で力をつけてきて、
学年通りの力関係になってきたような気がします・

「3年生」
優勝:たいが
2位:ひさのり
3位:ようすけ、ともや

8人いる3年生、1人がリハビリ中のため7人によるトーナメント戦。
上位に入った2人が道場内では安定した力を発揮しています(外の大会では…?)。

3位以下は混戦模様、少し縦長なような気もしますが、大きな力の差は見られません。
きちんと練習した子が上に出られるような状況。
長い目で見ながらキチンと練習させていきたいと思ってます。

「5年生」
優勝:ひでゆき
2位:としき
3位:としまさ、だいすけ

12人いる5年生、毎年のことながらの激戦区。
レギュラーメンバー(5人)を争っている子が今のところ6人、ひでを除く5人は
力が拮抗しており、誰が勝っても不思議ではない現状。組み合わせで多少結果は
違ってくるけど、どこに入っても大変な5年生でした。
残る6人の中にもいいモノを持った子がたくさんいるので、一生懸命練習すれば
まだまだ追いつける可能性は十分あると思われます。

「6年生」
2人だけの試合。異例の3本勝負としました。

第1試合、序盤から激しい動きの中、2人とも得意の背負い、一本背負いを繰り出して
いきます。中盤ひとみの低い背負いにていぞうが反応しきれず有効のポイントに。
ていぞうの抵抗もかなわずそのまま試合終了、まずはひとみが1勝。

間髪入れず第2試合へ。
この試合も序盤からひとみのペース。またも中盤にひとみの背負いで有効のポイント。
寝技での攻防も非常に白熱し、ていぞうが攻めひとみが守る展開、二度三度ていぞうに
抑え込みの宣告が入るが、ひとみの驚異的な粘りで寝技でのポイントはなし、このまま
決まるかと思われた終了間際、ていぞうの背負いに今度はひとみが倒れ有効、両者ポイ
ントを取っての引き分け。

1分間のインターバルを取って第3試合へ。
この試合もまた白熱した試合へ。ひとみも守ることなく果敢に攻め、後のないていぞうも
必死に技を繰り出していきます。ひとみの背負いが決まったかに見えた場面もあったが、
惜しくもポイントにはならず、その直後、ていぞうの一瞬の小外刈りがひとみの左足を
とらえ技有りのポイントに。その後も両者一歩も引かず攻め続けるが試合終了のブザー。

1勝1敗1分、ポイント差でていぞうの手が上がりました。

たった2人だけの試合、取ったポイントは2人で技有りが1つと有効が3つ。
この結果だけを書けばなんてことない3試合。でも、本当にすばらしい3試合でした。
副審をしていて目が潤んでくるような試合でした。2人とも自分の持っている力を全部
出し切り、引くことなく、常に前に出続け、技を出し続けました。お互いのプライドの
ぶつかり合いでした。ポイント差でていぞうでしたが、第2試合で旗判定をしていたら
結果は違ってきたかもしれません。順位はつけましたが、2人とも間違いなく金メダルの
試合でした。
後に残る後輩達にこれ以上のメッセージはありません。本当にすばらしい試合でした。


【卒団式編】
試合の後は卒団式、まずは表彰式
何個かのメダルをもらう子、初めてメダルをもらう子、みんなそれぞれでしたが、
うれしそうな表情はどの子も同じでした。

団長引き継ぎ
ていぞう、ひとみからとしきとだいすけに団長、副団長の証である帯が渡されました。
晴明館では6年生でも帯の色を変えることはありません。団長、副団長だけが茶帯を
することが伝統となっています。代々引き継がれてきた茶帯に恥じないような団長・
副団長であって欲しいと思います。

作文の発表
卒団にあたり書いた作文を6年生2人が読んでくれました。2人の柔道への思い、
晴明館への思い、友達への思いが伝わってくるとてもいい作文でした。
6年生に続き、5年生からも作文の発表。新団長・副団長のとしき、だいすけがまずは
読み、続いて5年生では最古参のひで、唯一の女の子で頑張っているひよりが発表しま
した(2人にはその場で伝えたのでひっくり返るほど驚いてました)。本当は5年生も
全員読んで欲しかったのですが、時間の関係もあり4人だけとなりました。

記念品
卒団生から団長・副団長用の「茶帯」をいただきました。ありがとうございました。
残念ながら今度の新団長と新副団長はこの帯を締めないこととなりました。正確に言う
と「締められない」んです。そうです、2人が「デカイ」んです。ほんのちょっと規格
外なため、これまでのものを締めることにしました。

【番外編】
試合の表彰の際に、別に2人が表彰されました。1人は「最優秀選手賞」これは文句
なくひで。晴明館始まって以来の全国大会出場、加えて準優勝というすばらしい結果を
残してくれました。もう1人は「努力賞」、本人もちょっと意外だったようですが
だいすけに贈りました。だいすけは毎回の練習後、誰に言われたわけでもなくトイレの
サンダルを揃えて帰っていました。できるようでなかなか(ほぼ)できないことだと
思います。こういう姿を見ると指導にかかわることができてつくづくよかったという
思いが感じられます。

【ちょっとだけ心配編】
晴明館団員数が36人、うち新6年生が12人、ということは、このままでは…、
来年の卒団式が終わると…、3分の2になってしまう!?残る団員が24人!おまけに
最高学年の6年生がいない!なかなかオモシロイ(オソロシイ)状況になってしまう…。
去年もやったけど、チラシを配り、体験をやって柔道のおもしろさを広めなければ!


最後に、今年の6年生を送る会も素晴らしい会となりました。

6年生の抜けた穴はとても大きいけど、また4月から、元気に、明るく、
仲良く、厳しく練習していこうと思ってます。





























さあ、4年生と6年生は覚悟しとけよ、本気出していくからな!!!!!




全国大会県予選 詳細

2010-03-16 05:28:38 | 晴明館
3月14日(日)
全国少年柔道大会 茨城県予選(於茨城県武道館)

5月に講道館で開催される全国大会の県予選が行われました。
学年は現在の4・4・5・5・5年生となります。

【晴明館の選手たち】


【メンバー】
晴明館には4年生がいないので。先鋒と次鋒は3年生で戦うこととなりました。
学年では一つ下になりますが、普通の4年生相手なら決して引けを取ることは
ないと思っています。

選手を決める方法は道場内で予選(試合)を行いました。

3年生(8人)からはひさのり&たいが、5年生(12人)からはとしき&たつや&
だいすけの3人が勝ち上がりました。

大会当日、何人かの先生から、ひでゆきが入ってないことを尋ねられました。
ひでは予選の時期にケガをしており試合をすることができませんでした。
ひでだけを特別扱いすることはなく、また、全員のモチベーションの問題もあり、
公平に勝ち残った子を選手として選びました。

3年生2人の体重の平均が32キロ、5年生3人の平均は62キロという小型なんだか
大型なんだかよくわからない5人の選手達で大会に臨むこととなりました。

【組み合わせ】
晴明館は課もなく不可もなくといったところに入りました。初戦は大洋柔道スポーツ少年団、
そこに勝てればつくばユナイテッドと岩井柔道部の勝者とあたることとなります。

ちなみに、第1シードは昨年優勝し全国大会でも準優勝した力善、第2シードは最近
急速に力をつけてきている無心塾飯島道場、第3シードに毎月合同練習をしている
下妻優心塾、第4シードには同じく毎月合同練習をしている誠錬館が入りました。

【初戦】
初戦の相手は大洋。はっきり言って情報が何もありません。地域が異なるので滅多に
大会でも顔を合わせた事もないし、自分の勉強不足もありどんな子がいるのか全く
知りませんでした。でも、晴明館の子たちは相手によって柔道を変えられるような
子はいないし、元々そんな気もないので、やれることをやるだけです。

先鋒は同じ3年生同士、ここがポイントだと思っていました。緊張のせいか、動きが
ちょっとぎごちないひさのりでしたが、大内刈で一本勝ち、弾みをつけてくれました。
次鋒のたいが、相手は学年は一つ上で体重差は約10kg、少し攻めあぐねましたが、
小内刈で一本を取ってくれました。中堅のとしき、少し時間がかかりましたが、支釣込足で
一本、勝利を決めてくれました。副将のたつやも開始直後の体落で見事に一本勝ち、
これで4-0、大将のだいすけも続けられるように頑張りましたが、相手がちょっと
大きいのといつもの悪い癖が出てしまい引き分けとなりました。

【2回戦】
つくばユナイテッド戦
ここは昨年度対戦し、惨敗しているチーム。なんとかいい試合をしたいところ。
全員が相当鍛えられてはいる上に、特に前の2人が強い。先鋒は3年生だけど、
去年のひのまるキッズ関東大会の優勝選手であり、先日の観梅大会で優勝している、
手強いどころではない。

先鋒のひさのり、技ありを取られそのまま押さえ込まれての敗戦。柔道の強さだけ
ではなく、気持ちで負けているような感じがする。同じ負けるにしても今日の負け
ほど力の差はないようながする。向かっていく気持ちが足りなかったか。
次鋒のたいが、相手は4年生の強豪。攻められるも技ありでしのいでくれました。
中堅戦。悪くても引き分けが必要。本人もそれは分かっていて攻め続けるも決め手が
ないまま残り30秒、相手の組み際の捨て身小内、背中から倒れ一本負け。ここで
2回戦敗退が決まってしまいました。
副将のたつや、気持ちを再度入れ直し、試合へ。落ち着いた試合内容で払い腰を決め
一本勝ち、一矢を報いました。だいすけは初戦同様悪い癖が出続けての引き分け。
結果1-3での敗退となりました。

【大会結果】
優勝:無心塾飯島道場※初優勝
準優勝:力善柔道クラブ
3位:下妻優心塾、誠錬館
ベスト8:三の丸柔道クラブ、つくばユナイテッド柔道少年柔道教室、
     常総市体育協会石下柔道部、友部友道会

 無心塾は初優勝となりました。おめでとうございました。
 5月の全国大会でご活躍されることを期待しています。

【大会を終えて】
2回戦敗退、ある程度覚悟はしていましたが、厳しい結果となってしまいました。
先鋒・次鋒に3年生2人を起用することはわかっていたこと。それを差し引いても、
もう少しできたんじゃないかなと思います。
でも、結果は結果、まだまだ力不足ということが分かりました。
保護者の方の協力は十二分なほどあります。子どもたちも頑張ろうとしています。
残るは…、指導者の力かなと思います。子どもたちが何を練習すればいいのか、
何を頑張ればいいのか、もう一度考え直す必要があるのかと思います。

来年のこの大会は今の3年生だけで参加することとなります。少しでもいい試合が
できるよう今から考えていかないとと思います。

【その後】
みんなでスタミナ太郎へ

子どもたちの食べること、食べること!
お皿にいろいろな物を取ってきてるな、と見たかと思うと、もう次の物を取りに
行っている。いつの間に食べたのか、ちゃんと噛んでるんだか、流し込んでるんだか…。
とにかくみんなよく食べてました。

ここでちょっとうれしかったこと。
子どもたち13人が指定されたテーブルへ。みんな好き勝手な席へ着く。学年毎に
固まるかな、と思ってみていたら、5年生と1年生が一緒のテーブル、応援に来た
6年生と5年生と3年生が一つのテーブルにと学年なんか関係無しに座っている。
みんなで同じように騒ぎ(ホントは騒いではいけません)、大きい子が小さい子の
面倒を見ながら、楽しそうに食べてました。
自分が晴明館で心がけている事の一つがこういうところで、実際に見られたので、
うれしかったです。

【最後に】
もう少しで6年生がいなくなります。この辺でもう一度気持ちを新たにしてこれから
の練習をしていきたいと考えてます。

みんな、頑張ろうな。


3月10日

2010-03-10 15:54:50 | 柔道
3月10日(水)

本日、明野中学校で卒業式が行われました。

明中柔道部員、男子4名、女子4名も無事卒業しました。

少年団から柔道をしていた子、中学に入ってから柔道を始めた子、
違いはありましたが、みんな、一生懸命柔道をしていました。

満足のいく結果を出せた子、出せなかった子、
ここでも違いはありましたが、ここでの経験は絶対に無駄にはならないはずです。

高校に入り、柔道を続けるかどうかは別として、今度は、一緒に柔道をやる
仲間として晴明館に来てくれることを願ってます。

【おめでとう!!】