色が出ない、色が出ないと朝から晩まで叫んでいます。
私の好きなテーマの一つに「一本桜」があります。
今、谷間にある桜を描いているのですが、谷間の空間と
桜の大きさのバランス、谷間の風の色、
桜の息吹、を表す色
何色かわからない・・・・・・・・・・思いつく色を
片っ端からかけてみる。
ちょっと、感じる色がでたかな?
明日の朝、冷静な目で見てみよう。
色が出ない、色が出ないと朝から晩まで叫んでいます。
私の好きなテーマの一つに「一本桜」があります。
今、谷間にある桜を描いているのですが、谷間の空間と
桜の大きさのバランス、谷間の風の色、
桜の息吹、を表す色
何色かわからない・・・・・・・・・・思いつく色を
片っ端からかけてみる。
ちょっと、感じる色がでたかな?
明日の朝、冷静な目で見てみよう。
居酒屋の壁面にあろう事か七福神を描いてしまいました。
開店のお祝いに壁画を描いてあげるからなにがいいと
リクエストを聞くと「まねきねこ」!
ん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!
苦手なのでおめでたい七福神にしよう。と
言ったものの正確には七福神を知りません。
まずは、インターネットでイラストをさがすと、あるわあるわビックリです。
次は、それを参照して自分流にアレンジしていきます。
まっ、こんなもんかなと一人でなっとく、
あとは、なるようになるさ!
じゃなくて、なんとかする
下書きなしのぶっつけ本番!
ナカナカ楽しい七福神が描けました。
最後に描いた福禄寿は自画像になっちゃた。
筆さばきの練習でも紙面を埋め尽くしたら、
そのまま額装して飾る気迫で筆を動かしなさい。
本番の水彩紙を使い紙に慣れなさい。
色も絵具箱とにらめっこしないで、あれこれ考えないで、
かたっぱしから色を使いなさい。色に慣れなさい。
色が発する雰囲気を感じなさい。
教室でいつも大声で言っています。
練習はありません。いつも本番です。
私が制作しました陶器です。
この技法も一発勝負です。
はらはらドキドキを楽しもう。
絵の見方が解らないの質問に
物知り顔の大人は
自分の好きな作品を見ればいいと言います。
この、「好きな作品」がくせもの!
いろいろなタイプの作品を数多く見てきた人の言葉。
子供の時、初めて感動した作品を引きずっている人の言葉。
理屈だけ知っている人の言葉。
みんな、同じことを言います。
いろいろなタイプの作品を数多く見よう
本物じゃなく本でも、版画でも、なんでも
作品は何かを感じさせてくれます。
作者の逸話にとらわれないで、作品だけを見て感じます。
それだけで、自分の見方が見つかります。
既成概念で作品を見ないで、
白紙の状態で見てみるのも、
新鮮な感動が待っているかも・・・・・・
とにかく、貪欲に見てみることだと思います。
画材のいいのを使うと絵がうまくなります・・・・・と、
言い切りたいものですが、悲しいかな言い切ることが出来ません。
しかし、いい水彩紙を使うと色も美しく見え、にじみもうまくにじみます。
いい筆を使うと美しい線が描けます。
いい絵の具は、色を見ているだけでも楽しくなり、使っても
美しい色になります。
何より、絵を描くときの心構えが違います。
そろそろ私も筆を変えて気合を入れなくては・・・・・
先日、世界遺産に登録された高野山出身の方との話の中で、
高野山のお坊さん曰く、「地方のお寺ですか?」
高野山以外のお寺は、地方のお寺でかたずけられるらしいのです。
地方から見えたお坊さんは、気分を害される方が多いのだそうです。
この、地方からですか?で思い出しました。
以前、東京の画廊へ尋ねたとき、この言葉を発せられました。
おもわず、心で 「ちゃう!大阪や!」 と叫びました。
声に出ないところが情けない・・・
無意識のうちに自分の所が中心になっていました。
首都(東京)・地方で見るのではなく、
住んで居る所、故郷、を主都として他を地方と見るのも
いいのではないでしょうか。
2月5月と個展が続き、昨年後半から続いていた
作品制作の緊張も、この時期に切れるのと同時に絵を描く
思考も一番鈍るのが6月です。
絵が描け無い状態です。
絵を描く以外の事で、いろいろ考えるのも6月です。
今後の企画、次の作品のテーマ
作品の台紙作り、今年は海外へ取材に出かけないので
近場へ、素敵な風景を求めてドライブ・・・・
新しい本の原稿制作、これは、構想は出来ているのですが
エンジンがなかなかかからない・・・・・
その上、デジカメが欲しくなりパンフレットを
手当たりしだい見ていますが、次から次ぎへと新製品が
でるので、迷ってしまい半分やけになっています。
プリンターしかり、欲しい物は高い、でも、その機能は欲しい・・・
などなど・・・・・こまったものです。
決断力が鈍るのも6月・・・・・
花びらの形を見なさい
茎の形を見なさい
葉の形を見なさい
大きさを見なさい
離れて見なさい
近くから見なさい
また、離れてみなさい
筆先を見なさい
手の動きを見なさい
見て描きなさい
教室では、この言葉をお経のように唱えています。
見ることで、イメージするデーターを蓄積しているのだと思います。
文字で考えるより、映像で考えてみましょう。
映像が溢れる世界もいいものです。
タブレットで描きました
6月5日午後4時ごろ
小浜から舞鶴に向かう途中の出来事
国道に面したコンビに立ち寄りトイレ休憩。
甘く冷たい物が欲しくなり冷凍ケースの
ハーゲンダッツのアイスクリームを見ていましたが
その店オリジナルのソフトクリームの看板が目に付き
店の人に「どっちがおいしの?」と訪ねてみたら
「・・・・・・・・・・」
正直な人だ、ソフトクリームを注文する。
一口食べた、いまいち・・・・
二口めは、外に出て駐車場にある大きな観光地図を眺めながら、
その時です
バシッ!と言う音と共に目の前を黒い物が横切りました。
三口め、食べられず
無残にも、鳶がつかみそこねたソフトクリームは
地面に、ベターッ !
ビックリするやら、腹が立つやら、しまいには笑ってしまいました。
さながら、ヒッチコックの映画「鳥」のワンシーンです
空で鳶が舞っているときには
気をつけてソフトクリームを食べましょう。
私の絵を描く技法の中に
紙面を濡らし、その上に色を風のように、光のように
にじませる工程が
何度もあります。
その度に、出る言葉があります。
にじませる色OK!
絵の具の濃度OK!
あとは、ちょっとした勇気を出して!
言ったとたん、筆を持つ手が止まる
「こわい、こわい!」の連発
なだめすかしてもだめ、
ほめてもだめ、
計算できないことや
予測のつかないことや
結果が解らない事には
「こわい、こわい!」の連発
たかが、絵をかくだけなのに・・・・・
失敗しないように先生がいるのに・・・・
一歩前に進めるのに・・・・
さあ、大きく深呼吸して
それから息を吐きながら
筆を動かせてみましょう。
何かが、変わるかもしれない。
何かが、見えるかもしれない。
変れたらいいのにな・・・・・・
下の絵のピンク色、
このように入れられない
タブレットで描きました
講座では、ロの字に並べたテーブルの中に入り、
くるくる回りながら一人一人指導していきます。
2時間立ちぱなしでグルグルグルグル
テクニックを熱く語れば語るほど思いが消える
思いを熱く語れば語るほど秘めた力が抜けそうな気がする
でも、語らなければ通じない
まっ、いいか!また、力をためていこう。
イラストはワコムのタブレットで描きました