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EASY-GOING

始まりと終わりを繰り返し、繰り返すコトで回る地球

玄関でタバコ吸ってたら足元から聞こえてきたから。

2005-09-09 | 
「あかん。なんや、これ。

うわっ、めっちゃ高いやん、何?何これ?壁?

うわっ、めっちゃ腹立つわ。壁やん。

何なん?急に。アホちゃう?

俺、これ越えなアカンの?まぢで?

嘘やん。無理やって。そら、無理やわ。俺、カエルやで。

しかも、イボガエルやで。可愛くないし。

無理やって。絶対、無理。

嫌やわ。そんなんめんどいやん。越えるとかって。もぉほんま、ええって!








・・・わかったわ。やるわ、飛べばええんやろ?

そんなん、簡単やし。俺じゃなくても出来るわ。

子供(おたまじゃくし)でも、こんなんヨユーやで。

ちゃんと、見といてや。おし。わかった。飛ぶわ。」って飛ぶ前のカエル。





ほんと、ウダウダ言って。
言わなくても飛べるんだよ。ほんとわ。
でも、ほら、ウダウダ言いたいから。言ってるの。

俺と一緒じゃねぇか。
へへ。俺もイボガエル。

あぁ、可愛いカエルになりたいなぁ。へへ。
ケロケロケロッピになりてぇな。へへ。


けろけろけろっぴ。






one love

とある二人の会話。

2005-09-08 | 
誠一朗(銅像タイプ)
「おーい!そっちには嘘や、欲望や、偽者や、偽善や、貧困や、裏切りや、自殺や、わいせつや、苦悩や、病気や、悲しみや、孤独や、絶望や、幻がイッパイあるんだ!早く戻っておいで!」



















誠一朗(人間タイプ)
「馬鹿野郎。それを知ってるヤツが幸せに笑えるんだ。」













One love

世界の始まり。奥の点が希望。

2005-09-08 | 
こないだ「世界が始まった瞬間」を撮った。

世界が始まった瞬間に音は無かった。

僕は風の中、黙ってその時間を過ごした。

とても気持ちよくて。優しい風が吹いていたのを覚えてる。

目の前で起こる奇跡に涙が零れそうになった。


世界の始まりは同時に、世界の終わりでもあった。

奥の点は太陽、太陽で希望。

希望、希望は自分。

自分、自分は明日。

明日、明日は始まり。





僕は世界の始まりを見た。








合掌


谷川俊太郎とセイイチロウ

2005-09-04 | 
カムチャッカの若者がキリンの夢を見てるとき
僕は虫捕り網でキリンを追い掛けて


メキシコの娘は朝もやの中でバスを待っている
僕も朝もやの中で、見失ったキリンを探す


ニューヨークの少女が微笑みながら寝返りをうつとき
目を覚まさないように、君のおっぱいを触って


ローマの少女は柱頭を染める朝陽にウインクする
君は目を覚まし僕にウインクする


この地球はいつも何処かで朝が始まっている
この地球はいつも何処かで恋が始まっている


僕らは朝をリレーするのだ
僕は君に逢いたいのだ


経度から経度へと
夢から夢へと


そうしていわば交替で地球を守る
そうしていわばずっと君を守る


眠る前のひととき耳をすますと
眠る前のひとときに耳を澄まして欲しい


どこか遠くで目覚まし時計のベルが鳴っている
どこか遠くで僕が呼んでいる


それは貴方が送った朝を
それは僕が送った愛を


誰かがしっかりと受け止めた証拠なのだ
君がしっかりと受け止めた証拠なのだ



谷川俊太郎と遊んでみた。
面白いわ。
朝のリレー、素敵だよね。中1の時の国語の教科書に、この詩が載ってて。
一瞬で好きになったから、僕は忘れたコトがない。

谷川俊太郎。頭ん中が面白れぇ人だなぁ。






合掌


こんじきのくものいと

2005-08-26 | 
虹の麓に横たわる、哀れな旅人は絵を描くのを忘れ、日暮れと同時に寝返りを打つ



金色の蜘蛛の糸
断ち切る一瞬の幻



錆の混じった、赤い水しか出てこない蛇口を奪い合うド不幸な子供たち、目に映る明日はボヤけた昨日



金色の蜘蛛の糸
断ち切る一瞬の幻



産声を上げた赤ん坊を袋に詰め、冷たい水に沈める母親、それを見て泣く母親、笑う母親



金色の蜘蛛の糸
断ち切る一瞬の幻



口車に乗せられ、乗せられた灰色の車、殴られ、蹴られ、課せられた不条理なノルマ
大人が集めた子供40人、半分が奴隷で残りは犬、犬にも奴隷にもなりきれない中途半端な自分、生まれる自由。
耐えに耐えた時間の流れ、右の花も左の花も同じ色、同じ香り、死んだ生き残り。
懲りもせずに睨み続ける。
武器持たずに挑み続ける。



金色の蜘蛛の糸
断ち切る一瞬の幻



大人の目に映る「自由」や「愛」は、大人が子供だった頃に見たモノとは違う、自由や愛。
一瞬の幻に惑わされるコトなく、そのままのスピードで行って欲しい。
立ち止まり、迷うコトもあるだろう、でもそれも一瞬の幻。
自分の心臓や、脳ミソや、腕や、足に素直に。



金色の蜘蛛の糸は、一瞬の幻の先に静かに垂れている、一瞬の幻のその先の先の先の先の先に。







One love


泣きながら吠える犬の詩。

2005-08-25 | 
ヒラヒラと舞う蝶を捕まえ、俺の名前を知っているか?と尋ねれば、いいえ存じ上げかねます。と丁寧に答えるからWANNA BE YOUR DOG


眼鏡を外すと絶対可愛いあの娘と、しょっちゅう目が合うからやっぱり気になっちゃってWANNA BE YOUR DOG


50を過ぎたおっさんの背中から滲み出る、オーラ、オーロラ、髭が似合っててWANNA BE YOUR DOG


アンティークの里とか言っちゃって、わけのわかんねガラクタばっかり売っちゃってるからWANNA BE YOUR DOG


寺山から昇ったお日様は唐浜に沈む、ギターは弾けないから弦は無くていい。微笑む天使に本気のデコピン。


餓鬼が親を殺し、親が餓鬼を殺す、サイレンの音に狂う犬犬犬、犬にWANNA BE YOUR DOG


添加物は一切使用しておりませんと書かれたラベルが貼ってある核爆弾だからWANNA BE YOUR DOG


泣きながら唄う、盲目の黒人シンガー、声がメロディに溶け心に染みるWANNA BE YOUR DOG


泣きっ面の仮面をかぶりながら、怒るひねくれた農民、耕す畑WANNA BE YOUR DOG


寺山から広がる、星空は唐浜に重なり、水平線の向こうに消える流れ星。何もないけれど、隣りに座ってくれますか?何も出来ないけれど、優しく撫でてくれますか?


何も求めないよ意味ないし。
何も欲しがらないよいらないし。


君が知らないたくさんのコト、君だけじゃ見れないたくさんのモノ、君が会えないたくさんのヒト、一緒に、一緒に。


WANNA BE YOUR DOG
僕はOneと吠える犬、Oneと吠える犬に僕はなりたい。





One love


0806.09 涙

2005-08-09 | 
テレビを観た。
意識してテレビを観たのは久しぶりだった。
真剣にテレビを観たのは久しぶりだった。

1945

日本は、アメリカに核を落とされ、戦争に敗れた。

1945
日本は、長崎、広島が死の街と成り果てた。

1945
人が泣いた。たくさんの人が泣いた。

母の背中で泣いた。
瓦礫の下で泣いた。
燃えながら泣いた。
一人で泣いた。
みんなで泣いた。
助かりたくて泣いた。
助からないコトがわかって泣いた。
寒くて泣いた。
暗くて泣いた。
怖くて泣いた。
逢いたくて泣いた。
逢えなくて泣いた。

泣いた。
泣いた。
泣いた。
泣いた。

戦後60年。
日本の歩んで来た道が、素晴らしいとは僕は思わないけど。



先日、テレビ番組で
広島に落ちた核の開発者と、広島の被爆者が対話をしていた。

広島に原爆を落としたコトに対する詫びを求める被爆者。
間違ったコトはしていないと主張する開発者。
平行線をたどる。

「Remember Pearl Harbor」

まるで、戦争に対する謝罪を求めるアジア諸国の国々と日本との対話。

みんな自分の国がすきなんだ。誇りを持ってんだ。
「悪いコトはしていない」

全ては戦争の名の下で全ての人が「正義」と「愛」を振りかざし戦う。

誰も悪いコトはしていない。

その影で誰かが泣いているだけ。

その正義や、愛は、戦争の中ではカラッポだ。



くそ。

愛は、そんなんじゃねぇよ。
誰かを泣かすコトじゃない。

一緒に泣くコトが愛なんだ。
一緒に泣け。

そしたら、わかるだろ。
アメリカもイラクも北朝鮮もイスラエルも
泣け。一緒に泣け。






合掌

うさぎと亀なんて、コツコツした労働者を作るための空想。うさぎだってスゲェんだ。

2005-08-02 | 
やりたいコトはバラバラで。
行きたいトコも別々で。
思ってるコトも違うのに。


皆で同じ方向に進むなんておかしくね?
協調性なんて、トイレに並ぶ時以外いらねぇよ。へへ。


夢を追え、俺。
夢を追え、若者よ。
夢を追え、田舎の若者よ。
夢を追え、負け犬よ。
夢を追え、田舎の負け犬よ。
夢を追え、クソがきよ。
夢を追え、田舎のクソがきよ。
夢を追え、お前よ。
夢を追え、田舎のお前よ。


で、疲れたら。寝ればいい。
うさぎとかめは空想。うさぎだって自分のペース。

最終的にはゴールしてんだ。へへ。諦めてなんかねぇから。
行き着くトコは一緒だから。

大事なのは自分のペース。うさぎも、亀も。自分のペース。


へへへ。
盲点付いたった。


日々深化の途中。

進化よりも深化。




合掌

よくわかんねぇけど。言いたい。独り言を聞いてくれ。

2005-05-25 | 
愛。
兄弟愛。家族愛。師弟愛。夫婦愛。隣人愛。
近頃、ギスギスし過ぎではないかい。

世界的にこう歪みすぎじゃないかい。

自分が、どうしようもなく追い詰められて、
死ぬんじゃねぇかっていうくらい脳が朦朧とした時に、そこに手を差し伸べてくれるのは
神じゃねぇよ。

自分じゃねぇよ。強がるもんじゃない。

隣りにいる人なんだな。

友達であり、兄弟であり、家族であり、恋人であり、先生であり、
自分じゃないダレかなんだ。

そこんトコ忘れたら駄目だな。お前、一人で産まれてきたわけじゃねぇんだ。

すでにお前の存在が愛なんだ。

結局のトコ。
何がいいたいかと言うと。

流行や、飾りの愛はいくらでもある。その辺に転がってる、犬のクソより多いかもしれん。

でも、本物の愛は自然に心に入ってくる。
だからそれを受け止めるだけの人間になれ。ということ。

俺も、まだまだこれから。これから。
さぁ、日が暮れる。また明日。

合掌

限界の超過の空

2005-05-21 | 
積もり積もった苛々が限界を超えて爆発しそうになった時。
僕は腐るように寝て起きた時の空は青くて。