先日、本社のベーシックで、育児休暇を取られていた方のお話を伺った。高知市保健所健康づくり課さんが育児状況のフォローの為に家庭訪問をしているそうだが、なんと彼女のお家は2回訪問してくれたそうだ。理由は事前の面談で育児の悩みを相談官に率直に言え、人がなかなか伝えにくい何とも言えない心境を丁寧に聴いて下さったそうです。きちんと自分の思いを伝えられたり、聴いてもらえたりすると、毎日の生活も非常に安定する様です。
当社も4月より心の悩みだけを特化して相談を受ける部署を設置致します。
今まで『24時間365日何でも何時でも誰にでも相談して下さい』と約10年間活動をして参りました。その結果、確かにクレーム対応などの取組は全国的にも誇れる会社になってきました。しかし、一番大切な、働く皆様の心の悩みを打ち明ける事については、この方法では問題があると分かりました。大変時間がかかってしまいましたが、様々な事例や専門家の方のご指導により、『何でも何時でも誰にでも』の体制では絶対に相談しにくい会社なのだとわかりました。
よって社内の上司や誰にも報連相をしない「心の相談窓口」を設置致します。ご相談の内容により、適切な解決方法を選択して頂けるようにして参ります。そして定期的に自分でも気付いていなかった自分のストレス状態を自ら把握できる仕組みを間もなく立ち上げます。
ただし、私どもは心の病を治すプロではありませんので、場合によっては、働く皆様が気付いた症状をもって専門家の方に円滑に負い目を感じる事なくスムーズに移行する事しか出来ないかも知れません。ですが、現在の当社の課題である、結論の段階での相談で無く、悩んでおられる段階で会社が気付けるような関わりを持てる会社経営をしていきたいと思っております。
4月1日から開設されます『たんぽぽ教育研究所』さんをご利用の方の個人情報については、相談者とたんぽぽさんとの判断に全てお任せする所存でございますので、心配せずにお気軽にご利用下さいませ。
この相談しにくい会社が改善できれば、よりお客様や皆様のご要望を聴く力が付く会社になると信じています。どうか宜しくお願い致します。