成安造形大学環境デザインニュース

このブログは成安造形大学環境デザインクラスの活動を掲載しています

高島若者フォーラム報告会

2008年03月26日 | トピックス

3月23日高島市-郷の里交流センターにおいて「若者定住促進プロジェクト たかしま若者フォーラム」が開かれました。住環境デザインクラスが朽木村で取り組んできた研究を山本が発表してきました。
今回、京都精華大学、滋賀県立大学、成安造形大学、京都橘大学、高島市青年協議会、高島市で生活を送る一般の方の参加がありました。
京都精華大学は「朽木における生活道具と人のつながり」滋賀県立大学は「くつきチーム3年間の聞き取りから」「沖田かたりべ会の活躍 学生と地域の融合」成安造形大学は「森林文化の里 みちしるべプロジェクト」京都橘大学は「まず、地元の若者から」スマイルくらすは「次世代定住のススメ わのさと学生委員会」高島青年協議会は「青年団とは?」の発表です。
各大学とも高島というフィールドを自分の眼で確かめて現在どのような状態であるかを認識し、これから変っていく高島市の姿を想像しながらの発表でありました。各学生が高島市の印象を話していくと、田舎暮らしには憧れはあるが、生活していく事に不安があるなど話が聞けました。個人的に、都市部で生活しているスタイルのまま、農村部でそのままのスタイルで生活するという事に無理があり、生活スタイルを変えれば定住できるのではないかと考えられます。都心部にはない農村部の魅力あるコミュニティ-ネットワークが街づくりのキッカケにあるのではないかと思います。
「若者定住促進プロジェクト たかしま」は、今年も引き続きフィールドワークを通じて地域住民に提案をしていく予定です。(Y)

塔をつくろう-島根

2008年03月26日 | トピックス
環境デザインクラスが島根県内7校の高校生80名を対象に、
空間立体造形「スチレンボードで塔をつくろう」の実技指導

成安造形大学では、大学の授業を高校生に体験してもらい、造形表現の面白さを知ってもらうための高大連携プログラムを積極的に推進しています。環境デザインクラスでは去る2月7日、8日の両日、「島根県高等学校文化連盟美術・工芸専門部」の依頼で、松江市内の高校生に対し、スチレンボード、スタイロフォーム等の端材(はざい)を使った立体造形、「スチレンボードで塔をつくろう」の体験実習を行いました。
講師は私、環境デザインクラスの大岩剛一。実習アシスタントとして、本クラスの卒業生である對中剛大(8期生)と田部久美子(11期生)の2名。受講者は島根県立の松江東、松江北、松江南、松江商業、情報科学の各高校と、松江市立女子、私立開星の計7校から80名の生徒が先生方に引率されて参加しました。
講習は、宍道湖を眼下に望む出雲市の小高い山の上、「県立青少年の家・サンレイク」で、降りしきる雪の中、1泊2日の合宿形式で行われました。初日は、豊富な画像を使った「塔」についてのレクチャーと課題説明で始まりました。その後、生徒たちは4時間におよぶ制作を見事な集中力でこなしていきます。しかも、実に手がよく動いていました。夕食後は講師の仕事紹介と、環境デザインクラスの取り組みを画像で紹介。本クラス卒業生で、地元の県立松江北高校出身の田部久美子君が、画像で自らの卒業制作作品について語る一幕もありました。
二日目、生徒たちは早朝から始まった2時間の実習で作品の完成度を上げていきます。昼食後の講評会では、大岩が総評を行い、對中、田部両君による「私の気になる5つの作品講評」もありました。
立体造形が初めてという高校生がほとんどだったにもかかわらず、型にとらわれない、自由で生き生きした力作が多数目を引きました。高校の先生方も実に熱心で、今後は授業や部活等で立体作品制作を取り上げていきたいとの感想をうかがうこともできました。生徒たちにも、空間造形の楽しさ、面白さが十分に伝わったはずです。(大岩剛一)