成安造形大学環境デザインニュース

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ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展

2008年02月25日 | トピックス
 現在、滋賀県立近代美術館でヴォーリズの作品展が開催されている。ヴォーリズは1905年(明治38)、アメリカから若くして近江八幡に英語教師として来日して後、日本に帰化して建築家、キリスト教伝道者として活躍した人物である。建築家としては生涯2,000件近い作品を滋賀県を中心として全国に残している。会場では建築写真の他、模型、家具、スケッチ、図面、実寸模型など様々な資料が展示されていて興味がつきない。環境デザインクラスでは2年前に朽木地区の調査を行っているときに見つけた、旧朽木郵便局が実測調査や聞き取り調査の結果、これがヴォーリズの設計だと確認したこともあり、身近な存在だ。「信・望・愛」をモットーにして「理想の居場所をつくる」ことを生涯の目標とした彼の建築作品を、今一度振り返ってみるいい機会になると思う。(H)