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Second Effort

撚れたり挫折したり。上手く行かない方が多い。それでも、次の努力、チャレンジを忘れずにいたい。

雨の朝

2007-05-05 08:31:34 | 
連休も残り少なくなって来た。今年も何処にも行かなかったがそれが淋しいわけではない。この年になれば、自分を楽しませる術は幾らでもあるのだ。
 幾らも無いのは金位のものだと諦観もしている。
 
 3年前だったか、小さな蓮田に水を引き入れ池にした。鯉、鮒、亀、鼈、鯰等を放した。姫蒲、太藺は以前からあったが2年前に黄菖蒲を植えた。
黄菖蒲かどうか、「何れがアヤメか杜若。」実のところを明かせば、怪しいのだ。何せ、アヤメと入力して変換すると「菖蒲」なのだから僕の認識が怪しくても当然なのだ。

 雨の朝は情緒豊かだ。戸惑いながら明けて行く様がいい。

情緒とは何かと問われると答えに窮するが、例えば、ニューヨークとロンドンの何れに情緒を感じるかといえば、ロンドンではないだろうか。
 アグレッシブ且つ打算的(経済優先主義)、数値が凡そを支配する所に情緒は感じにくいのではないか。しかしながら、そのような環境においても、情緒は感受できるとも言える。見る者の感性が、表面下にたゆとう事象を透視できればである。


 情緒は、感受性が収束ないしは限定される環境下で醸しだされ、経験と思索
により章を為すものだと思う。

 柿の葉が風にそよぎ、雫がぱらぱらと庭の砂を打つ。軒先から雀の声がする。