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Second Effort

撚れたり挫折したり。上手く行かない方が多い。それでも、次の努力、チャレンジを忘れずにいたい。

ソウギョを採る

2007-09-01 03:05:31 | 仕事

2ヶ月も経つと世間はかなり変わる。
前記事は田植えのシーズンまっ最中だったが、その稲がもう穂を出している。

最近ソウギョを狙っている。
近くのクリークにかなりの数のソウギョがいる。

これまで10尾以上のソウギョを釣ったり、採ったりしたが、筑後川で釣った小さいものしか生かしておけなかった。
体長90cm、体重12kgがこの辺りのソウギョの平均だ。取り込み時の暴れようが尋常ではなく魚体が傷むのだ。
やりようによっては三分の一はハンドランディングできるがその後の搬送が上手くは行かない。
30cm程度のソウギョは、池で15年程飼育してようやく1m程になったが昨年、池が増水した時に浅場にジャンプして傷つき死んだ。

狙って結果を出すのは思惑外に難しい。
草を流すなどして食い気を煽ることは出来ても、ソウギョは撒き餌などで寄せて釣ることができない。
ポイントを絞り回遊をひたすら待つしかない。しかし猛暑だ。
そこで、岸辺のアシを水面に垂れるように折り、葉に針を縫込み、置き針で狙った。
仕掛けを地面に突き刺した竹竿などに括り付け、朝夕見回るという小学生の頃にやったアレだ。

結果は惨敗。8号4mが見事に3回も切られた。
普通なら、磯竿の4号、ライン6号で充分なのだが。


釣り師の矜持をひとまず凍結して投網を持ち出した。
猛暑のある日、ストーキングの果て、岸辺で草を食んでいるヤツを発見。網を打った。
3畳程に広がった網の中で白い巨体が数回翻った。
してやったりと手綱を張る。しかし、1mにもなる巨体は投網のタナに落ちることはない。
網の裾、下の部分をジワジワとまとめ、網全体を袋状にして引き上げるしかないのだ。

判断は正しかった。

判断を実行に移すほんの一時が無かった。いやそう思う。
間合いを詰めたその刹那、盛大な水しぶきと音を立ててヤツがダッシュした。
網は破られた。

その後の試行錯誤、結果は次回にしたい。
他意は無くても、数ヶ月を経て会った彼女の前で多弁は面映いではないか。