子供達が成長する様が、目に浮かんでまいりました。
「やりたいことが見つかると、それに関係のないようなことも、役に立つことが分かった」。
「面倒を厭わなくなった、出来る様になった」という若者の声です。
私にとっても目にうろこです。体験に裏づけされた言葉には説得力があります。
「今までは、自分に関係のないこと、やりたくないと思っていたこと」も、
「やりたいことをするためには、必要なこと」、と関心がもてるようになり、実行出来る様になった。ということです。
「やりたくないことは、やっても身が入らないから、やりたいことを見つけなさい」。と言ってきた親達には衝撃の一言です。
世の中のことに、不要なことはありません。どんな体験も、いつの日にか、役立つときも来ます。
やりたいことが絞り込めない時、色んなことを体験しておくべき時だ、と思います。
ある時期が来れば、一挙に花開くときが来ます。それまでは、色んな体験を積み上げておくべき時期だと思います。
しかしながら、何事にも、期間・時期のタイムリミットは、必要です。
特に、恵まれた環境にいると、体験すべきことも、絞りきれません。効率も考えません。
反省もなければ、体験で得たものの吟味も致しません。
これでは、地道な積み上げも出来ません。
何時までたっても、自信は生まれません。次に、つながりません。
これは、才能面においても言えます。
豊かな才能があると、ある程度のことは、全てこなせてしまいます。
目標を少し上げないと、克服すべきところもなく、反省もなくなり、努力して自分を誉めてやることもできません。
出来ないことを通して、自分に向いていることかどうかもを、知ることも出来ません。
チャレンジする気持ちも、やりたいことも見つかりません。
自分の置かれている環境を人から言われて変えるのは、自尊心をも傷つけることになるかもしれません。
自分で、変えて行けば、自分ペースで出来ます。手加減も出来ます。
豊かな才能があるのですから。周りから言われる前に行動しましょう。
人の行動を見て、「そんなことは、自分にはできない、自分のプライドが許さない」と、考えられる方もいるでしょう。
そう、言われることに対して、言われた方はどう考えるでしょうか
それを考えてみてください。
そこには、彼等なりの一理があります。
それを踏まえた上で、もう一度、考えてみてください。
他人を理解する時も、世の中を理解する上でも、その謙虚さは、きっと役立つと思います。
新しいこと、新しい仕事に挑戦する時、貴方は、オセロの駒を握っているのです。
その駒で、黒い駒、過去の失敗も、嫌なことも、白い駒に、一新できるのです。
もし、過去に失敗や嫌なことがあった方、あの失敗、あの嫌なことがあったからこそ、今の成功、幸せがあると実感しましょう。
会に参加されているご家庭の状況は、様々です。
ちょっと状況が違いすぎるのでは、というご意見もあることは、充分承知しています。
既に、会を卒業され懸かっている方、社会で頑張ろうとしている方も、居られます。
そうした人の意見であるとお考えになっても、よろしいかと思います。東京T