昨日は,野暮用で山間部へ。
新緑が,目にも鮮やかに視界に入ってきます。水温む(水ぬるむ)ころとでも言うのでしょうか。せせらぎに手を入れて水の感触を楽しみたいと思いました。頬を掠める風も,優しく清々しく感じられました。
野暮用がなかったら,ほんのいっとき,靴下を脱いで,この流れの中に足を入れてみたかったです。多分まだ,相当冷たかったと思いますが。
山間部での過疎化が進み,人口が急激な減少を。訪れた街もかっては,人口千三百人ほどだったのが今は,その半数近くに減少してしまったそうです。
同じ山間部でも,盆地のようにある程度の平地があれば,農業などで特産品の出荷などが望めるのですが。両側から山が迫り,農業に適した地が少ないと,若者の流失が止まらないような。かっては,林業が盛んで,労働力を必要としていたのが,今は外材の輸入による需要の減少が起きてしまいました。
かっては,道路脇にあった製材所も大部分が廃業をしていました。外材の輸入が,熱帯雨林の減少を引き起こし,国内では,林業の衰退を。いま家の建築現場を見ると,合板が大部分では。むくの日本産木材を使った家なんて,高嶺の花,手が出ない。
帰りの道すがら,道の駅でトイレ休憩を。その時見つけたキャリーボックスとでも言うのでしょうか,木製の箱。手触りの温かみが感じられて、作った人の温もりまで伝わってくるような。
素朴で,何の変哲もない,気を衒うデザインもなし。帰りに,撮影機材を入れて帰ってきました。
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