捨てネコの話（前編）

それは５月のある晴れた土曜の昼下がりの事でございました。


どこからともなく声がするのです。


ミャーミャーと甲高い


子猫の鳴き声が聞こえてくるではありませんか。



耳を傾けると、どうやらウチの側の川沿いから聞こえてくる鳴き声。


気になって外に出て、川沿いを探してみることに…。





ところが、


声はするのに、なかなか子猫は見つからない。


諦めて帰ろうと、後ろを振り返った


その時でした。





目が合ったのです。


そこには青い目の真っ白で小さな子猫…


川沿いの小屋の横、


藁の上にちょこんと座っている白猫ちゃん。





気がつけば、


家に持って帰っていました。





・・・・・・・・・・





あれから１６年



こんなに大きくなりました(笑)





↑明確に言うと、大きくなって、年のせいか痩せて小さくなりました！


（現在２．３キロ）




実はもう一匹、同じ年の夏にも子猫を拾いました(￣∀￣)


近くの廃材置場に捨ててあって、


片手で潰せそうなくらいミニサイズだった子猫ちゃんは…


こんなに大きくなりました(笑)




（現在４．８キロ）




ついこの間の事のようで、もう１６年。


最近、毛並みからも年を感じます(笑)





動物を捨てる人ってどんな気持ちなんでしょうね。


きっと色んな飼えない事情を抱えているにしろ、無責任です。


でも捨ててくれた人がいたから、ウチの猫がいるわけで…


捨てる人もいるから、拾う人もいる。




捨てた人は『あの時捨てた子猫はどうなったんだろう？


きっともう（この世に）居ないんだろうな…』って思ってるだろうけど、



あれから１６年。


まさか元気にしてて可愛がられてるなんて知ったら


ビックリするだろうね(笑)




１６才。


人間でいう８０才。（猫の年齢表より）


高齢ではありますが、


今でも元気で可愛い


ウチのニャンコ達です(・∀・)






【To be continued】