ジャンボリー会場に設けられる派遣隊がキャンプするエリアを「サブキャンプ(SC)」と呼び、
今回のジャンボリーでは9つのサブキャンプが設けられている。
それぞれを1SCから9SCという呼び名で呼んでいる。
ジャンボリーでは、大会期間中にプログラム会場で実施するプログラム以外に、
こうしたサブキャンプで開催されるプログラムがある。
そのひとつが、「火起こしゲーム」だ。
これは「ジョイン・イン・ジャンボリー」としてプログラムを実施することもできる。
「ジョイン・イン・ジャンボリー」とは実際にジャンボリー会場に足を運べるスカウトの数は限られているので、
そこで行われているプログラムや料理、交流行事などを自分たちでやってみて、その雰囲気を味わおうとするものだ。
今回紹介するものは、各SC共通プログラムとして実施して、
最も優秀な班を選出し、ジャンボリーの閉会式直前のアリーナ(集会会場)で大観衆が見守る中、チャンピオン決勝戦が行われる。
ゲームは、二本の木に張られた指定の高さの細紐を、
マッチ5本以内で点火した焚き火で早く焼き切った班が勝ちというゲームだ。
ルールは、
1)規定の薪を使う。
(ジャンボリーで実際に配給されるものと同等の物)材種はクヌギ、コナラ、ナラなどの間伐材。本数は5本以内。
2)使用できるマッチの本数は5本以内。
ただし、ボーイスカウトは点火のときにはマッチ2本以内で起こすことが望ましいとされている。
3)使用する用具は、ナタ、斧、ナイフなど。
ボーイスカウトのキャンプで身近に使用している刃物ばかりだ。
4)紐の種類は、麻紐(細めの物1mm程度)。
ただし、決勝戦では大紐(2mm程度)を使用して行われるようだ。
5)直火は厳禁。地面の上で直接、火を起こさないようにしよう。
さて、キミのグループはいったい何秒でこれができたかな?
キミがボーイスカウトでない場合には、このゲームはおとなの人がいるところで実施しよう。