トラちゃんの<のんびり行こう<

在宅介護老老介護予備軍、元長距離トラックドライバー・元自衛官・元調理師。現在は妻の介護と自らの疾病の治療に専念する。

トラちゃんの自叙伝

2016-06-16 13:44:16 | 日記
さて…このような、人間業とも思えない運送屋で働くといろいろとハプニングや事故が

存在するもので、吾輩が最初に仲良くなったドライバーがその年の冬、国道113号で

大型トレーラーに突っ込み、即死、トレーラーに荷台から突き出た鉄骨が運転席を突き抜ける

大事故になったにもかかわらず、会社はトラックの賠償と言って労災金を遺族に渡そうとせず、

裁判で2000万の労災金を渡すといった、いい加減な「配車係」「事務」にブチ切れた年末。

ドライバー30人ほどに殴るけるの暴行を受け全治六か月の重傷。

吾輩は少し遅れて帰ったので、この騒ぎには参加してはいなかったが、40台しか駐車出来ない

本社の駐車場だけに、帰り遅れると年末の「表彰式」と年始の積み荷の確認が済めば各自、

自分の家に帰るか、トラックで自分の家の近くのコンビニに止めるとか・・・

特に年始に初荷がある場合、積み込みする会社に一番近い場所で、お正月を迎えるドライバーも

少なくないのです。吾輩は姫路市に住所があったので姫路バイパスのPAにトラックを止めて一時

帰宅。住所はあれど家はなし、兄弟の家で大晦日を迎え初詣が終わるとトラックで生活。

何しろ10万円と給料をもらっているので、一日はホテル(ラブㇹじゃないよ)住まい。

あとは近くのパチンコ屋で大儲けするのが毎年の恒例、この年の正月も夫婦で7万程度の儲けが

あり、姫路の歓楽街「魚町」で飲み明かす。

こういう生活が10年ほど続けば地方のトラックステーションの事務員とも仲良くなり、

特に仙台トラックステーションでは「優遇?」されていました。

というのは電話で駐車予約を入れておくと吾輩のスペースを取っておいてくれるのです。

130台あるトラックでも常に綺麗にして居ると、こういうメリットがあるのです。

話は元に戻して、この年の記録では岡山から秋田までの荷物予約が入っており、五日に積み込み

2号線から312号線~27号線~8号線に入り、金沢23時着、軽く食事を済ませ

午前2時に糸魚川のパーキングで仮眠。翌日6時に発車して秋田着21時、弁当屋「キッチンママ?」…確かこのような名前だったと思うが・・しばしの休息と食事。

翌日6時に出て市内の会社へ・・まだだれも来てないので勝手にゲートを開けて中で仮眠。

9時に荷卸しをして、会社へ「空車」連絡するとすぐに山形の南陽市まで回送。

13時に「川崎電気」到着するも、積み込みが何時になるか分からないので仮眠をとる。

結局18時にようやく積み込みが始まり、行先は浜松の医科大学。 国道13号から121号線に入り
会津若松から日光へ向かい日光から4号線に合流。

その後4号線から16号線に入り厚木まで走り246号から沼津。

このとき午前3時、1号線を90キロで走行(ゆっくり走ると事故の元)バイパスを走り

午前8時には浜松のトラックステーションに到着、電話で指示を待つが・・・

この日も、昼からでないと荷卸し不可。 結局14時に荷卸し終了。

またもや浜松で一泊する羽目になったが、パチンコ屋はトラック不可・・

翌日、名古屋から青森行の積み込みとの連絡で名古屋へ回送。

聞けば小牧からなので小牧に行って終了。小牧近くの健康ランドで一泊。

      >また今度<





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